「うだつが上がらない」とは聞いたことがあるが語源を考えたこともなかった。日本語教師の佐保姫はこの辺りは得意のジャンル!当然のように知っておられた。
「うだつ(卯建)」は「昔の日本家屋の屋根に取り付けられた防火壁」のことを指すそうです。
昔は住宅が密集していたので、家事になったときに隣の家に火が移らないようにするための防火壁であったりしました。
うだつは江戸時代から徐々に装飾的な意味が強くなってきて、このうだつを上げるためにはそれなりに費用がかりお金に余裕が無いとできなかった
=「うだつのないような家はお金に余裕がない」=地位や生活が向上しない。ってことらしいです。
ここは「道の駅」と直結していて町全体で保護・観光に力を入れていて、古い映画館があったり、藍染や番傘などの民芸品もあったり、
小さな女の子がニコニコと近づいてきて説明をしてくれたのには驚きました。
何回見ても読めない「祖谷渓(いやけい)」は徳島の三好市に位置する深いV字谷の続く渓谷。「大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)」というのも聞き覚えがあるが意味も場所が分からない(笑)
鳴門から西に向かって進みうだつを通り越してその倍くらい走ると祖谷渓に着きます。大歩危・小歩危は大股で歩いても小股で歩いても歩くの大変(-_-;)って意味らしいです。
大歩危峡「まんなか」という場所から船が出ています。1,080円でJAFなどの割引はありません。おー、期待していなかったけど沢山の鯉のぼりにテンションが上がります。
観光船は随時出発しておりますが申込書は6ヵ国語がありビックリです。GWなどは1-2時間待ちになるようです。今回は待たずに最終乗船でラッキーでした。
佐保姫がこういうのはささっと記入!河原までは結構な坂です。バリアフリーは無いのでなるべくお早めに(笑)
反対側には土讃線が走っており、数回電車が通りました。狸?オオカミ?狐?みたいな動物も見かけました。
大歩危は岩の角度は45度に傾いていますが小歩危になるとまっすぐ!タモリさんが好きそうな場所です(笑)
もう一か所、「かずら橋」という名所に行きます。観光船からさらに奥に10分ほど走ります。この辺りのリサーチ不足でどこに駐車したらよいのか分からず適当にナビで探し
「かずら橋駐車場」に駐車。と言っても普通のお土産物屋さんの駐車場400円でした。もう少し先の駐車場は300円のようでしたが「時は金なり」二人でシェアなので拘らずに停めました。
大型バスなどはもう少し走った反対側の大きな施設に停まっておりました。(こちらは510円のようです)台数が多くてより近いのは「大型駐車場」でしょうか。
さて本題はここから「かずら橋」を渡るのには550円でチケットを買う必要があります。今回の旅で初めてJAF割引が適応。500円になりました。
一方通行なので大型駐車場からの方は一旦「祖谷渓大橋」を渡って来る事になります。
半ば観光地ですから「平家一族の哀話を秘める、秘境“祖谷”にあるかずら橋。シラクチカズラ(重さ約5トン)で作られたもので、長さ45m・幅2m・水面上14m。 昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設であった。3年毎に架替えが行われる」(国指定重要有形民俗文化財)らしいです。
でも足元の板の間が微妙に広かったり、大勢乗るとゆらゆらしたり、お尻がムズムズします。やはり履物は大事でクロックスのお姉さんはほぼフリーズしておりました(-_-;)
田舎育ちのお転婆姫なので意外に平気!佐保姫も板の間から滑り落ちそうに細身の割には「550円分満喫するにはキャーとか言った方がいいのかな?」などど太っ腹なコメント(笑)
渡ったり終わった方から徒歩一分に「琵琶の滝」があるので行ってみました。ちょうど虹がみえて美しく、平家の落人が都を思ってここで琵琶を弾いた!かもなぁと思ったりしました。
川で取れたアユやアメゴという魚を串に刺して炭火で焼いた物、「でこまわし」や「だんご」も。もう一軒奥の「滝美食道」では200円でした。
ジャガイモ・こんにゃく・豆腐が刺さっていてみそ味の「でこまわし」をシェアしました。素朴で美味しい。
「でこまわし」は徳島県の郷土料理で、サトイモの味噌田楽。「でこ」とは人形(木偶)を意味する方言で、この「でこ」に似た串焼き芋をくるくると回しながら焼き、食べる様子からこの名前がつけられた。そうですがジャガイモだったな(笑)
食べながらFBにアップしたら倉敷のモモちゃんから直ぐに「渡れたんだねー。私、無理。眺めて帰って来たわ😅」とのコメントが届きました。
ここから高知を目指します。暗くなる前に着くといいけどな。