川越雑記帳2(川越見て歩き)

50-21 薬王寺

「通りへ戻って、今度は北へ向かう。JR川越線を越えると南田島の薬師堂(ママ)に着く。」


 薬師堂脇の民家の前の道を通って脇の道に出る。
右折して北上し250mほどで踏み切りを越えると、右手に薬王寺の本堂が見えた。


 入口は、左から道とのT字路の突き当たりにあった。
門柱に「天台宗」「薬王寺」と書かれていた。


 参道左の覆屋には六地蔵が並んでいた。


 その向かいには基壇にのった石仏群あった。


六地蔵の先にはお堂があり、さらに参道を進むと左手の奥に本堂が建っていた。

「金光山宝勝寺と称し、天台宗で、もとは仙波中院の末寺だった。慶長5年(1600)栄仲が開基したもので、本尊は阿弥陀如来。昔、南田島は湿地帯で、栄仲は、水害に見舞われる度に寺を開放しては村人たちを避難させ、病人を治療するために前もって境内に薬草を植えておいてこれを飲ませた。薬王寺の名は、そこからきたのだという。」

 今回のコースは、ここで終わる。

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