川越雑記帳2(川越見て歩き)

足場取れお色直しの消防署(中央消防署)

2月の半ば、中央消防署の前まで来ると、東側の建物に足場が掛っていた。


足場は取り外す作業の途中だった。
建物は最初黄色に見えたが、薄いオレンジ色に塗り替えられていた。


それから10日ほどして、足場のない状態の写真を撮ろうと歩いていると、消防署の方がなにやら賑やかな声がする。
行ってみると、道路際に四角い車が停まり、そこから奥の方へ列が出来ている。
四角い車の前には、乗込もうとする人達の姿がある。


車の荷台にコンテナーのような白いものがあり、これは震度いくつ、などと説明する声が聞こえる。
どうやら、地震の体験車のようだった。
屋根は赤く、下の白い部分は上下に分かれているので、高さが変るのかも知れない。
運転席の間にも四角い所がある。
ここにオペレーターがいそうだ。


道路には案内の女性がいて、「受付すれば体験できますよ」と誘ってくれた。
すこし興味はあったが、先に予定があったのでお断りした。
体験車の脇には、別の消防車も停めてある。
その奥では、何歟説明が行われているらしい。


塗り替えられた建物の前には、建物と同じ色の小さな四角いテントがある。
ここが受付か?
その右手には、救急車が停めてある。
体験中の緊急処置だろう。


それからさらに5日後、消防署の手前の家の屋根越しに、はしご車の先端が見えた。
それを撮ろうと急いだが、すでにはしごは下に降ろされ、ほぼ水平になっている。


すこし先から振り返ると、はしごの先端に乗った隊員が、下と交信している声が聞こえる。


はしごは少し上に向きを変えた。


このまま待っていれば、またはしごが上がるかも知れなかったが、今度もその時間がない。


塗り替えられた建物の前には何もなく、ようやく新しくなった姿を見ることが出来た。


愛宕神社から熊野神社へ行く途中、国道16号の歩道橋から、消防署の上の方が見えた。
前後に南へ向いた、斜めの屋根のようなものが見える。
おそらく、ソーラーパネルだろう。


新しく綺麗になった庁舎で、隊員の方々も気分一新しているかも知れない。

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