入間川の堤防下の氷川神社の前に、「埼玉の自然100選 マンジュシャゲ群生地」の案内板がある。
説明文のあとに、俳句が書かれている。
堤防を
緋の帯にして
曼珠沙華
作者の名前は書いてない。
誰の句かなと思いながら、神社の方へ行き、右手を見ると石碑があった。
案内板のちょうど裏の植え込みの中にあり、白い文字が見えた。
近づいてみると、同じ句が彫られていた。
作者は、「矢部正左衛門」。作者名は分かったが、どういう人なのかは分からない。
『川越古今俳句集』(小澤徳二郎 編著)の「川越の句碑」に、
堤防を朱の帯にして曼珠沙華 矢部正左エ門
と載っているが、作者については何も書かれていない。
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