川越雑記帳2(川越見て歩き)

街中の4月の空に鯉の群れ(大正浪漫夢通り)

稲荷小路の八重桜を見たあと最初の道に戻り、丁字路を右折すると時の鐘がある。
その手前を左折し、つぎの丁字路を右折。
少し行くとまた丁字路があり、左側の商工会議所の先に大正浪漫夢通りがある。
まだ4月の中旬だが、すでに鯉のぼりが泳いでいた。


昔のおもかげを残す建物とも、鯉のぼりは良く合う。


その前を、この日何度も出会った制服の生徒たちが通り過ぎる。
女子4人、男子2人の6人組だった。


この先どこへ行くのか、その上にこいのぼりがゆるく翻る。


古い建物はさらに続いている。
一番街と違い、車の通行が少ないので、のんびり歩くことができる。


その先にある筈のものがなかった。


そこは更地になり、黒いシートの上に白い土嚢が置かれている。
ここには、市指定の有形文化財「加藤家住宅」があった。
去年(2023年)1月の火災で全焼し、修復・再建の道を探ったが、膨大な費用をまかなう方法がみつからず、解体されることになった。
と、昨年6月21日の読売新聞の記事にある。


通りの終わり近くに、もう一つの市指定の有形文化財「吉田家住宅(謙受堂)」がある。


その辺りに配送中の車があったので、その手前から、来た方向を振り返る。
いつの間にか、通行する人の数が増えていた。


ゴールデンウイークになると、人の数が断然増えるのは間違いない。
ゆっくり鯉のぼりを眺められのも、今のうちかも知れない。
大野用品店の店主か、店の前でスマホで鯉のぼりを写す人がいた。

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