少女の受難

朝の通勤時間、いつものように駅へ向かって歩いていた。。
前方の信号機が青になり、待っていた２０人ほどが道を渡り始めた。
サラーリーマン、ＯＬ、学生、どこの駅でも見られる風景である。
歩道は、送迎バスを待つ学生で占領されているので、ほとんどの人は車道へ向かう。
その中で、一人の女子高生が目についた。
短いスカートから、スラリとした脚が伸びている。
でも、何か変だぞ！
元々、股下数センチほどしかないミニスカートだが、それよりも短い感じがする。
少し近づいて、理由が分かった。スカートの右側が上がった状態になっている。

以前、女優の奥菜恵がテレビで話していたことを思い出した。
彼女が高校生のとき、スカートがめくれ、パンツが丸見えの状態で学校まで行ってしまった。
はずかしい気持ちを友達に伝えようとしたが、誰も相手にしてくれなかったという話である。

今の女子高生も半ば同じような状態である。
私が女性なら、教えてやれるのにと思いながら、どうしようもなかった。
駅の入り口の階段の前で、彼女は突然スカートを引き下げ始めた。
どうやら、パン屋のショーウインドーに写る姿で気づいたようだ。
その後、彼女はスカートの後ろを手で押さえながら、駅の階段を昇っていった。
まずは、めでたし、めでたし。