権中納言敦忠(藤原敦忠 ふじわらのあつただ) 906~943年 権中納言従三位。才能豊かな人物だったというが早世。風流の貴公子として『大和物語』や『今昔物語』などにも登場 あひみてののちのこころにくらぶれば昔はものを思はざりけり(『拾遺集』) 願いかなってあなたと結ばれたいま、ただ憧れてのみいた以前とは比べものにならぬほどくるおしい慕わしさが募っております。