川越雑記帳2(川越見て歩き)

コロナにも霊験あるか瘡守社(七曲り・瘡守稲荷)

七曲りを歩いたとき、細い坂道の角に小さな神社があった。
中に石の鳥居と社殿が見えた。


石の鳥居には、額は掛っていない。


少し高くなった所にこじんまりとした社殿が建っている。


屋根を見上げると、一番上に竜の像があった。
浮き彫りのような平べったい像だが、かなり迫力がある。


社殿に近づき上を見ると、額には「瘡守社」と書いてある。


拝殿の後ろに本殿があり、両側から見ることができる。
社は溶岩で出来た基壇の上に祀られている。


下の両側に石灯籠があり、その中央細長い周囲の欠けた石が立てかけてある。
その表面には「瘡守社」と浮き彫りされている。
かなり厚みのある石だが、元はどこにあったのだろうか。


その石の脇や、その上の段に小さな狐の像が置かれている。
どうやら稲荷神社のようだ。


「埼玉ふるさと散歩《川越市》」(新井博 さきたま双書)には
「福田屋書店に沿って左に入ると、瘡守稲荷がある。毎年六月が例祭で、おできやふきでものに霊験があるという。」
と書かれている。
「瘡守」なので「疱瘡」にも霊験があると思うが、「疱瘡」はもう用がないので、コロナに宗旨替えしてもらえないものだろか。

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