早咲きのサクラに誘われて、岸町の熊野神社へ行ったとき、社殿の前に真新しい石碑があった。
「開運縁結び」と書かれたタヌキの像の脇に、こちらは「勝運」と書かれた碑が並んでいる。
記憶をたどったが、以前来たときにはなかったはずである。
勝運の文字の間には、八咫烏(ヤタガラス)がサッカーボールに乗っているイラストがある。
左端には「岸町熊野神社崇敬会 平成三十一年元旦」と書いてある。
これなら、石碑が新しいのも、記憶にないのも当然である。
石碑の下には、この碑についての説明が書いてあった。
八咫烏(ヤタガラス)と素戔嗚尊(スサノオノミコト)には、丁寧にルビが振ってある。
日本サッカー協会のシンボルマークになっていることは知っていたが、商い、受験、健康、スポーツ等の願い事をかなえてくれるらしい。
それにしてもなぜ、平成は今年が最後と分かっていて、わざわざその元旦に奉納したのか?
碑裏に何か書いてあるかと思ったが、制作した山崎石材の名前しかなかった。
先ほどの説明の最後に、「八咫烏に触れて、倖せを掴んで下さい。」と書いてあったが、石碑にふれた記憶がない。
これは、早速行って、八咫烏に触れないと!