右手をみると一台の山車が止まっていたので、そっちへ行ってみた。

元町一丁目の山車で、会所の前で居囃子を行っていた。
山車の少し手前で、道の端に立って山車をスケッチしている男性がいた。
小さなメモ帳のような感じのものに、慣れた手つきで描いていた。

山車の上では、大人たちに混じって、小学生の男の子が大きな方の太鼓を叩いていた。
さらに南下、仲町の交差点と教会を結ぶ通りに蔵造りがあり、その脇に浦島囃子連の舞台があった。
囃子に合わせて、女の子がおかめの面を付けて踊っていた。


そこへ川越市の山車がやってきた。蔵造りの前を通り、舞台の前で挨拶のため、止まって向きを変えた。

その脇では、入口の戸を開けたところにゴザが引かれ、その上に一匹の犬がいた。
ご主人と一緒に、山車と舞台の挨拶の様子を見物していた。
この犬は、道を通る人たちに、かわいい、かわいいと評判で、写真にとる人もいた。