ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

折形を日常づかいに

2007-04-16 21:59:53 | 日本文化
武士の礼法だった「折形」

基本は、白い和紙で折るのが正しい。
白い和紙は、不浄を浄める意味がある。

用いる紙にも、格があり、中身や場に応じて使い分けます。

最上級は檀紙。


以前、友達の結婚式に自分で折った祝儀袋でお祝いを持って行って
喜んでもらえました。

折形の基本理念に沿って現在風のアレンジをしている
折形デザイン研究所
http://www.origata.com/top.html
私はここに通いました。

京都や金沢や東京に、研究者やその道野プロの方がいます。


せっかく知り得た日本文化の世界だから
生活に生かしたい。

友達に譲ってもらったコンサートのチケット代を包んでみました。
洋紙でも、けっこういいかんじじゃない?

酉の市

2006-11-28 22:26:09 | 日本文化
今日は三の酉。今年は三の酉まである年だ。
毎年、この季節の風物詩として
酉の市に行く。

熊手は買わない。
商売をしているわけでもないし
熊手が、好きなわけでもないし。

ただ、年の瀬の忙しい雰囲気を味わいに
混みあった境内の中で
コウコウとライトに照らされて
あちこちから
威勢の良い手拍子が聞こえて来る。

熊手を買うと、売り子さんたちが総出で
威勢の良いかけ声で手拍子をしてくれる。
商売繁盛!

有名人の御用逹の熊手も。

サンリオのキャラクターてんこ盛りの
巨大な熊手も有った。
サンリオって以外と下町の企業なのかな?

毎年、有名人の名前を見かける。
この一家はさすがに毎年恒例だ。
慎太郎氏を筆頭に以下全員だもの。


こういう風物詩が楽しいとか、もうこんな季節かとか
今年もいろいろ有ったなあ・・・とか

そんな風に思えることが
郷土愛とか愛国心とかの
カタチじゃないのかなあ。
(この言葉、政治家は好きだけど、私はキライ)


今年の三の酉も、雨にならなくて良かった。

残業って。

2006-11-25 11:09:08 | 日本文化
私(たち)って、何故こんなに残業しているのだろう?

日本のサラリーマンの残業率の高さは、世界的に見ても異常だ。
発展途上国とくらべるならまだしも、欧米先進国と比べても
日本の残業の多さは異常に見えるという。

おまけに、
バブル崩壊後の長い不況に陥って、
企業はまず人件費を削るべく人員削減をして、更に事態は酷くなっている。

私は、新卒で入社した超大企業時代にはほぼ定時に帰宅していて
お給料も一番高かったし福利厚生も充実していたような気がするが

その後、中小・零細企業に勤めだすと
一気に残業が増えた。

中小企業の経営者の考え方は総じて同じ。
仕事をする人間には、どんどん仕事をさせる(際限なく)
出来ない、と見切った人間は、そのまま放っておく(関わらない)

そこにいくつか歪みがあったように思う。
・給料は年功序列である(仕事の質と関係がない)

・見切った人間も、経営者自身が適材適所にその人を
 置けなかったことに寄ることが多い

・時代の流れが早くて、どんどん変わっている仕事の方法に
 付いて行けずに、過去のやり方に固執する人と、新しいことを
 はじめようとする人の差(軋轢?)から非効率が生じる。

・仕事をする人は、自分で仕事の範囲を広げてしまう傾向にある

・仕事が溢れている人は、オペレーション的作業も、マネジメントも
 創造性の高い仕事も、ごちゃ混ぜでやっているのが非効率的。

職域が曖昧な日本の会社組織に原因がある、とはよく言われる。
碓かに欧米では、マネジメントとオペレーション作業を同時にこなす
人は少ないのかもしれない。
同時にやることになっても、もっと整理して範囲を限定するのかもしれない。

仕事をしていること自体が、仕事を生み出す、そんな状況が日本の会社組織にはある。

総じて、仕事が出来る人もできない人もみんな、残業して、疲れている。

自分自身を振り返ってみて思うのは、自分の人格と仕事を切り離せなかった
ということ。
切り離して考えれば、もっと客観的に自分の働く姿が見えたかも。

もう少し客観視できれば、仕事を整理できし、範囲を自分で自分の能力内に収められたかも。


実際そうしようとすると、むずかしいけどね。