ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

見たい映画備忘録

2007-07-18 05:18:53 | art
このところ、「見たい」映画がいくつか。
超なつかしい映画と
ドキュメンタリーと。

どうしようかな。
見に行けるかな。

まず、L・ヴィスコンティ
ルキーノ・ヴィスコンティ映画祭(イタリア文化会館 B2F アニェッリホール)
ヴィスコンティの遺香 写真展

①若者のすべて(1960年/177分)
②山猫(1963年/187分)
③ルートヴィヒ(1972年/237分)
④イノセント(1976年/124分)
⑤熊座の淡き星影(1965年/100分)
⑥地獄に墜ちた勇者ども(1969年/158分)
⑦ベニスに死す(1971年/133分)
上映スケジュール
Schedule1 Schedule2 Schedule3
7/24(火) ⑤ 13:00~ ② 15:00~ ⑦ 18:30~
7/25(水) ④15:00~ ③ 17:30~
7/26(木) ⑤ 15:00~ ② 18:00~
7/27(金) ④ 12:00~ ⑦ 14:00~ ⑥ 17:00~
7/28(土) ③ 12:00~ ② 16:30~
7/29(日) ① 15:00~ ⑤ 18:30~
7/30(月) ④ 15:00~ ③ 17:30~
7/31(火) ⑦ 15:00~ ⑥ 18:00~
8/1(水) ⑤ 15:00~ ① 18:00~
8/2(木) ⑤ 15:00~ ⑦ 18:00~

次、ドキュメンタリー「和紙の音色」
7/25  アテネフランセ文化センター 18:30~

次、早稲田松竹
A・タルコフスキー
サクリファイス
ノスタルジア
8/4~8/10


ヴィスコンティとタルコフスキーは、上映権が切れていて、劇場で上映は珍しいと思う(多分)
スクリーンで見るのは滅多にないチャンス。
映画はスクリーンでみたい、というのが私の持論です。

日本画展覧会2か所廻った

2007-02-23 23:47:20 | art
http://www.yamatane-museum.or.jp/exh_current.html
千住博展フィラデルフィア松風荘襖絵をちゅうしんに@山種美術館

襖絵として完成されていると言う印象を持った。
それぞれの絵が、建築物のどのしつらえの中に配置されるのか、
建築としてみてみたいと思った。
色は、水の白がとても美しく印象的。
ただしアクリル絵の具だとのこと。
岩彩ではむりなのだろうか?それがすこし残念。
一緒に行った紙漉きの方は
紙の劣化の影響を心配していた。


都留華香展@東京国立近代美術館

非常にいい展覧会だった。
京都を中心に活動していたからか、なじみが薄い。
絵は繊細かつ大胆な筆遣い。
波のモチーフの絵が多く、波の描き方も独特なデフォルメがあり
印象的だった。
出品作品のほとんどが軸装であり、表具が美しかった。
大胆な裂地使いや、裂地自体が珍しいものも多く、楽しかった。
絵を引きたてる表具だと思う。
和紙をランダムに張り重ねた上に描いている作品が何点かあり、どういうことか
知りたいと思った。

書のデザイン@出光M

2007-01-22 09:42:01 | art
出光美術館開館40周年記念
書の名筆3

書をデザインの視点から構成していて
面白い展覧会だった。
特に、私の今のテーマの
「木版画&木版印刷と活字の融合による紙面構成」
の参こうになったし、

ディスプレイやデザインのヒントが沢山有った。

26日には学芸員解説があるので
もう一度行って、図録を買おう。
書はデザイン?
現在の活字書体と、中国の拓本が比較されていて
勉強になった。
日本の活字の歴史も知らないとなあ。

動中の工夫
草野心平詩のゆきや風邪の又三郎の現代書が新鮮だった。

連ねる美、流れる旋律
かな書の名筆がたくさんある。
石山切、光悦などをがあり満足。

見立てと飾り
絵の中に文字を入れ混むことを
葦手というのだそうだ。
知らなかった。勉強になりました。

一休や芭蕉、抱一、鉄斎などがデザイン的に面白かった。
一茶の朝顔画賛は上部に朝顔がかかれそこから字が落ちくくるようでいいデザインだと思った。

書道をやりたいとまえから思っている、
大学を卒業したら、次は書道だな。

新しい建築と日本庭園

2006-12-06 22:16:59 | art
このところ立て続けに行って来た。

最近新しいものの展覧会から遠のいていたので
新鮮だった。
美術展の展示の仕方、どんどん新しくなるよね。あたりまえだけど。

新宿オペラシティギャラリー
*伊東豊雄 建築|新しいリアル

1000円って高いなあ・・・と思ったら、
なかなか充実度満載で、納得。

裸足で上がれる建築現場の再現とか、
***なんか、うねうねした地面の上を歩いている不安定さが、リアルだった。
実物大に拡大された図面の投影とか、
実物の内部構造とか

動画面で解説してあるのも非常に見やすいし、わかりやすかった。

今までの、建築の展示=設計図と、模型と、年表と。
ではない展示がダイレクトに伝わる。

 エマージング グリッド

の概念もちょっと判ったかも知れない。
基準化されないグリッド概念と理解した。
有機体・自然の人智を越えた圧倒的なものを表現しているのか?

グリッド・・・つい、エディトリアルな事を考えてしまった。
エディトリアルデザインに、この考え方は有効だろうか?
ランダムに歪むグリットで、書物の紙面構成は、どんなふうになるのだろうか。
やって見る価値はあるかも。


一転して、過去の世界へ
松下伝工汐留ミュージアム
*重森三玲の庭 地上の小宇宙

建築と作庭は、切り離して考えることが出来ない。
と三玲氏のおっしゃるとおり、建築図面のような精工な設計図に
圧倒された。
こんなに、綿密に設計されるものなの・・・
その図面の美しさに感動。そのまま図面が作品になるような
美しさ。
木の種類から大きさから、石の形まで、細かく描き込んである。

重森氏の宇宙観が庭という形になって表出したもの。
脳内地図なんだな~と納得。
作品とはその人の脳内地図、がよく判った。


今日は天気が良かったので
着物で行った。(汐留)

鈍い朱色の地色の江戸小紋に鼠色の塩瀬の染め帯。
久しぶりなので、帯が上手く結べなくって曲がっていたのが
気になって、イヤだった・・・
でも着物を着ると背筋が伸びて、良いかも。

でもかなり歩いたので、足と腰がちょっと痛い。