11月になり、秋も終盤で寒さもぐっと増してきました。
私は一年中、お茶や珈琲を欠かせないのですが、寒くなると冷えた体を温めたいので温かいお茶を頻繁に飲みます。
珈琲はもちろん好きですが、寒い時期はミルクティーの方が欲しくなります。体を冷やす珈琲と温める紅茶の違いでしょうか。
最近見つけて美味しかったお茶、以前から好きだったお茶、あれこれ
◆レモングレス入り釜炒り茶(緑茶)
佐賀県の嬉野は独特の製法の「嬉野茶」で有名なお茶どころです。
家族の実家があるのでしばしば訪れる土地なので、お土産はお茶が一番。お茶農家も製茶工場も、お茶屋さんも市内にたくさんあります。
嬉野茶の釜炒りという製法は、他のお茶産地では作られない独特の製法で、火入れという行程に特徴があり、お茶は香ばしくて金色、緑色にはなりません。
その釜炒り茶にお隣町、武雄町で作られるレモングラスをブレンドした、さっぱりとした飲み口です。緑茶として飲むより、ハーブティと思って飲んだ方が違和感が無いかも。
◆和紅茶
日本産の紅茶で、嬉野でもさかんに生産されていますが、静岡や八女産もよくみかけます。紅茶も緑茶もお茶の葉としては同じ(ちなみにウーロン茶も同じ)、生のお茶の葉から乾燥した茶葉ににする方法が違うだけなので、お茶であれば紅茶も烏龍茶もできます。
でも、やはり土地が違えば、同じお茶の木でも違いが出るもの、日本の緑茶の木で作った紅茶は、香りが淡くて味も薄いです。産地が無農薬有機栽培、にこだわっているからかもしれません。私はこの味の淡いところが好きです。セイロンやインドの紅茶、製造会社で言うとフランスやイギリスの紅茶は、香りも味も強くて、しばしばカフェイン酔いをしてしまいます。
◆セーデルブレンド(ザ・ティーセンター オブ ストックホルム)
北欧スウェーデンのブランドのフレーバーティ。
日本にも輸入されて、北欧らしいすてきな缶入りでも販売されています。このブランドの紅茶もオリジナリティが高くて、ノーベル賞授賞式の晩餐会で出されるとよく言われています。
このセーデルブレンド、茶葉を見ると青い花とかバラの花とか入っていて強く甘い香りですが、入れてみると爽やかな甘さと鼻を抜ける花の香りに熱烈なファンがいる紅茶。私もこれを初めて飲んだときから、ずっと好きです。ちなみに私は銀座の伊東屋tea roomでこのお茶に出会いました。ここで茶葉も買う事が出来ます。浅草のこれも知る人ぞ知るカフェ「ムルソー」でも買えます。
素敵な缶はいかにも北欧です
このブランドは、他にも「スパイスブレンド」「アールグレイスペシャル」のフレーバーティを出していますが、どれも大好きです。他とは何かが違う、独特の香りです。
◆凍鳥烏龍茶
有名な台湾茶、それも高級茶。烏龍茶はハマると一財産潰すと言われているほど、高級なものは際限なく高価です。また中国の人はお茶好きで、きっとハマってしまうのでしょうね。それにしてもこの凍鳥烏龍茶、茶葉も味も全く甘くないのに、香りは馥郁として甘い。その甘さも、花の甘さや蜜や砂糖の甘さではなく、もっとリラックスできる甘さ。でも私は、烏龍茶は飲むと眠れなくなりがちなので、夜のリラックスより昼間のリフレッシュに飲む方がいいのかも。