ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

大麻博物館!?へ行ってみました。

2013-11-02 00:01:01 | 独立起業

大麻?それってマリファナのこと?そうです。

植物としては同じですし、麻薬成分も含まれるので日本では麻薬取締法で、栽培が許可制になっています。

そういえば、ときどきマンションの1室で、大麻が大量に密栽培されているのが検挙されたりしますね。

 

その「大麻」の博物館って?どういうこと?

    

 

由緒正しき伝統的織物「繊維としての大麻」を伝えるためのところです。那須にあります。

栃木県と福島県で主に栽培されているそうです。それも数件だそうですが。

 

今、日本の伝統的な麻織物は「苧麻(ちょま/ラミー)」を原料にしていますが、元来は大麻でした。麻薬の関連で大麻(ヘンプ)の栽培が禁じられて、苧麻に取って代わったと言われています。

西洋は「亜麻(リネン)」です。亜麻も大麻も繊維がとても丈夫です。その繊維を糸にする方法が日本と西洋では違うのだそうです。日本では、大麻の表皮を剥いで細く裂くことで糸にします。

西欧では、繊維を細かくして撚ることで糸にするそうですが、wikipediaによると、リネンの実の中の綿状のものを撚って作る、とありますが、よくわかりません。リネンについては勉強不足です。

 

そのゴールドに光る繊維を、ちょっとだけ購入してきました。編んでネックレスとか作ろうと思いますが、まずは、苧麻(ラミー)の専門家わが師匠に見てもらってからです。

糸に知るときの最大の難関、「節」の無い繊維を取るための栽培、という奥義を聞いてきました。

何事も専門家のお話を直接聞くのは勉強になります!

 

帰りは大谷インターで、ジャージー乳ソフトクリームでご機嫌でした♪

 

 

 

 

 

 


栗を、たくさん

2013-10-25 23:46:17 | 今日の料理

今年は、私の近所では茨城産の栗が大粒でおいしいものが入って来ています。そして安い!

例年はいってくる熊本産や岐阜産の栗は見かけません・・・

今年の夏も相当暑かったので、栗の産地も北へ移行中、なのでしょうか。

そしてこの台風。

個人的に、リンゴが好きなので、東北のリンゴの木が痛まないか、とても心配です。

 

せっかく栗が安くておいしかったので栗ごはんを3回、渋皮煮を2回作りました。

栗攻撃状態です。

まだ出荷が続いているようなので、もう一回栗ごはんかなあ。茹で栗もおいしいです。裏ごしをしてきんとんを作るのも◎

季節を、食で感じられるのは健康的で幸せです。


関係者でもない医者は、黙ってくれ。

2013-08-29 15:34:21 | 気になる出来事記録メモ
現代ネットより
 
<精神科医の和田秀樹氏が診断>
「彼女はとても長い間、精神の病に苦しめられていました」――。宇多田ヒカル(30)がブログに書いたコメントで、自殺した藤圭子(享年62)が心の病にかかっていたことが明らかになった。
 ヒカルは「(藤が)現実と妄想の区別が曖昧になった」と記し、夫の宇多田照實氏(65)は「ヒカルと僕もいつの間にか彼女にとって攻撃の対象となっていきました」「心当たりのない理由で罵声を浴びせられる」時もあったと明かしている。
 気になるのはその病名だ。精神科医の和田秀樹氏は藤の病気を「統合失調感情障害」ではないかと分析する。統合失調症と躁鬱病の合併症だ。和田氏が解説する。
「ヒカルさんが言う妄想症状は“私はバカにされている”“誰かが私を殺そうとしている”などと被害妄想を口にする統合失調症を物語っています。この病気の人は、自分は正しいと信じているため他人を攻撃するのです。その一方で、藤さんは『ゴメン』と謝ることもあったとか。これは躁鬱病の特徴です。藤さんはギャンブルに凝っていたそうですが、おそらく刺激が欲しくてギャンブルを始め、依存症になったのでしょう。躁鬱病の人は躁状態のときに“自分は何をしても成功する”と思い込み、大きな賭けをして破産したりします」
 この病気は脳内伝達物質のドーパミンやセロトニンのバランスが悪い人が強いストレスを受けて発症することが多いということ以外、はっきりした原因は分かっていない。
 日本での治療法は投薬が中心だ。
「投薬でセロトニンなどの量を増やせば症状が改善します。藤さんは治療を拒絶したそうですが、それはいけません。最近の研究では、病気を発症したのに放っておくと脳がダメージを受けて神経細胞が正常に機能しなくなり、ますます気分が落ち込むことが分かっています」(和田氏)
 照實氏が8月14日に電話で話したとき、藤は明るい口調で元気そうだったという。しかし、2週間後、突然、自殺をはかった。和田氏によると、鬱病は元気になりかけているときが危険という。躁鬱病の人がいたら、周囲が気づかったほうがいい。
 
++++
 
昨日も、精神疾患患者の立場に付いて書きました。
「有名人 精神科医の和田先生」
なんだ?「診断」って? 度肝を抜かれましたよ。
あなたはこの方を診察したDr.なのですか?
精神疾患って、なんだかわからないうわさ話程度の情報で、診断や投薬の正誤がわかるものなんですか?
 
そして気楽に
>藤の病気を「統合失調感情障害」ではないかと分析する。統合失調症と躁鬱病の合併症だ。和田氏が解説する。
なようなことをするのは、Dr.として正しいのでしょうか。
ご自分で診察したわけでも問診したわけでも正確なデータをお持ちな訳でもない。
 
こういう情報がネット上やマスコミに流れると、「統合失調感情障害」という病気は、この自殺した方のような病気、という共通認識が世の中に出来るのです。この方が有名人で、いろいろマスコミに取ってネタに事欠かない方なら、尚更のことです。
だって、「統合失調感情障害」って病名があった方がインパクトがあり、そういう病気と無縁な世界に生きていると思っているひとに取っては、非常に面白く興味深いでしょうから。
 
Wikipediaで統合失調感情障害を見てみると
http://ja.wikipedia.org/wiki/統合失調感情障害
さすがに、私ですら書いてある意味がよくわからない。というか、まだこの辺のところって不透明ではないのでしょうか?諸学説あって、解明中。学説や会派によって解釈が違うというような。
 
そういうことも含めて精神疾患に「今現在」縁遠い方々に取っては、面白い話題(ネタ)ではあるけれど、理解する気持ちも起きない程度のことでしょう。
だってややこしいし、厄介なことですし、経験も興味も無いことは基本的に理解出来ないものです。
 
単に面白いネタとして、世の中に振りまくのは止めて下さい。
当事者は、Dr.患者両方ともに、苦労しているのです。
 
 

<世の中はいつも忘れっぽいから>精神科医、診療室で患者に刺されて死亡

2013-08-28 19:30:07 | 気になる出来事記録メモ

精神科医、診療室で患者に刺されて死亡

21日午前11時15分頃、北海道三笠市宮本町の市立三笠総合病院から「外来患者が刃物を持って暴れている」と、道警三笠署に通報があった。

署員が駆けつけると、精神神経科の診察室で医師の宮下均さん(53)(同市本郷町)が胸から血を流して倒れており、間もなく死亡が確認された。同署は、宮下さんを包丁で刺したとして、同市内の患者の男(55)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕。男は容疑を認めており、同署は殺人容疑に切り替え、包丁を用意した経緯や動機を調べる。

 発表によると、男は精神疾患で同病院に通院していたといい、この日も午前11時頃から宮下さんの診察を受けていた。7、8分後、異変に気づいた看護師がカーテンを開けると、宮下さんがうつぶせに倒れ、男が包丁を持っていたため、看護師ら数人の職員が男を取り押さえた。同署では男の刑事責任能力についても調べている。

(2013年8月22日01時35分  読売新聞)

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ただただ悲しい事件で、お亡くなりになった医師のご冥福を心よりお祈りします。
そして、ご本人の無念さもさることながら、病院の現場の動揺とか、他の精神科医の先生の受け止め方とか、ご家族の思いとか、患者のご家族の思いとか、考えるとしばらく眠れなくなった。

精神疾患にはいろいろなものがある。
人の性格が違うように、同じ病名の疾患でも、その人の個性と病気の質やタイプ、生育歴や環境など様々なことが入り組んで、症状が表に出る。

「精神疾患」というと、=犯罪を犯す人/迷惑をかける人/世の中で生きてはいけない人
という認識の人が驚くほど多い。
これだけ「鬱病」が取りざたされて、「心のカゼ」とか言われて(アナタもかかるかもよ?とか)いるのに
「なんだかわからないけど、厄介なことになっちゃった人」レベルの認識が、ごく普通だ。

表面に見えない疾患というのは、本当に厄介で、周囲の人が理解しようと努力してくれていても、理解はかなり困難だ。
ましてや精神疾患は、患者としても説明不能、なんと言って説明すればわからない、ようなことが症状だったりする。本人が説明困難なんだから、周囲の人は更に何がなんだかわかったものではない。

精神科医というのは、その「通訳係」なのではないかと思うことがある。

この医師の亡くなり方は、警察官の殉職のようなものだろうと思う。それだけリスキーな職業だと言うことなのだ。
そして、自分はおそらく病気のせいで犯罪に手を染めることはないと思っているが
周りがどう判断するかはわからない。いろいろな判断をいろいろな場面でされて来たし
犯罪レベルでなくても、病気のせいで周囲に迷惑をかけてることも事実であるから。

ただ、みんな同じで一括りにくくらないで欲しい。
みんな状況は違う。
そして、症状も、本人のいい分も、何もかもが違う。
人間は、個々みんな違う。そこを安易に一括りにするのが、世の中(最近得に)好きなようだ。
怖い。


「うちら」階層の固定化が身に沁みる。

2013-08-12 08:59:01 | 日本文化

常にweb上の話題の後追いで、オンタイムに追いついていない。

まあいいか、アクティブな活動禁止期間中だから、ネットもそこそこしか見ない。facebookは禁いを守って自粛中です。

さてお題ですが、

今の日本の社会は「低学歴の世界」と「高学歴の世界」二つの階層が明確に別れていて

その階層の「ムーンリバー」を越えて両方を見て「こんなに違う世界があるなんて!」

と驚愕する人がいる、そんなブログやらなにやらがゴロゴロ出てきました。

私が最初に発見したのはこのブログの記事

★24時間残念営業

「うちらの世界」

 ***** そしてその次に読んで、納得したこのブログ

★ひきこもり女子いろいろえっち

「私のいる世界」

 

24時間残念営業(タイトルのセンス秀逸)の「うちらの世界」を読んで(な、長いよね、この人の記事、人のこといえないけど)

なんか聞いたことがある話・・・とおもってハッと。私の父のことだろ。

時代が戦争時代~戦後なので、全く状況が違いすぎて「父のこと」というには無理があるが、ある意味同じ。

父は9人兄弟の下から2番目、兄弟姉妹のなかで唯一大学に進学させてもらった。

その後の父の人生は、見事に他の兄弟から切り離されて、「○○ばかりいい思いをした」というある種「白い目」で見られていた風ですらある。幼い頃親戚の家に行ったこともあったが、母と私にとっては針のむしろだった思い出がある。

だから私は父方との親戚付き合いはない。おまけに母は父が高校~大学で初めて足を踏み入れた「ハイソな世界」の住人だったから、その感覚の落差は激しい。なにせ父の兄(私からみると叔父)のうち2人は、裏稼業の世界の人だから。

父方の祖父、祖母が亡くなった時父はまだ現役で仕事をしていたので

葬儀は「○○(父)氏の父(母)○○氏葬儀」だったし、会社関係者がわんさか列席した。我が家は両親&娘の私、皆人付き合いが苦手だったので、それはそれはビックリしたが、親戚の皆さんの居心地の悪そうなことも、不機嫌さもハンパ無かった。

+++

と、まあ私は父が大好きなので、父の話題ばかりやたらといつも多いのですが

そうか、父は「うちらの世界」と「高学歴の世界」両方を見た体感した人だったのか・・・

そう思うと、中学高校で落ちこぼれかけた私をただただ悲しげに見ていて、大学受験に見事失敗しても浪人を許してもらえ、その後のドロップアウトしがちな私を、

父は「なんとかしてこちら側に留まれ」と祈るように見ていたのだと思う。なにせ両方の世界を知っているのだから。

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自分語りがまたまた長くなりました(反省)

この深い川を渡れる人が、極少数なのだという事実。渡れるかどうかは運次第。

そしてまた、渡った先全く違う世界の景色は、元居た世界よりいいのか、すら、自信が無い。

私の友人に少数だけれどこの川を渡った人が居る。彼らの行動は、「高学歴の世界」のみで生きて来た人には理解不能な部分もあるけれど、

両方知っている「強さ」を、ヒシヒシと感じることがある。

 

上記のブログ「ひきこもり女子いろいろえっち」の筆者が、短歌に出会ったことが記されてるのです。

この人の筆力は、きっと短歌に向いている。繊細な感性も、いろいろ考える思考も、

ブログを書くことで発散する、というなら書くことが大好きなはず、

20代だという彼女、新世代の歌詠みとして鮮烈に登場しないかと

同じく短歌で自己表現をしようとしている私は、心から期待しちゃうのです。