ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

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★★★ 去勢手術の依頼~金曜日・・・

2009年12月04日 | トリプルスターの日常


何かが変わった様な、そんな気持にさせてくれる輝かしい朝の空(東)でした。
怪我をしてから五日後の膝の様子は、そう悪いものではありません。
かなり特殊な痛みが残っていますが、多分、半月板の損傷から来るものと(幾つかの理由で)思えてきました。
始めから、内視鏡検査⇒手術と、行っていた方が良かった様に思うのですが、此方(患者側)の押しも、いまひとつだったかも
知れません。
犬の場合であれば、躊躇無くそういう手順を踏んだと思うのですが、、、。
何はともあれ、リハビリ(制限運動)に精を出す仕事が増えた、ポンコツです。


      
◇朝食後、ジェイド君を連れて動物病院へ~。去勢手術を行うためです。
朝から水とスープしか飲んでいないジェイドは、幾分不服そうな顔付でした。
多分、何かの事でゴネルでしょう。(何か一つぐらい、簡単な事を拒否する行為で、不満な気持ちを表す。)
それは、病院の玄関から院内に入る処で、「尻込み」と言う形で現れました。
足を庇うポンコツを素早く見とめて、ジェイド君をやおら抱っこしてしまうT先生(女性)、ハッキリした気性が気持ちの良い印象を
受けました。
       ん!
犬の去勢や避妊処置に関して。
飼主さんの中には、愛犬の去勢・不妊に関して、様々な考えをお持ちの方がいらっしゃいます。
ご参考までに⇒goo ペットでは。
       シャンプーしました
◇去勢に関して考えてみましょう。
○去勢に否定的な飼主さんの多くが、「去勢というのはやはり自然に反するような気がしてならないのです。本当に去勢手術は必要
なのでしょうか。もし、どうしてもしなければならないのならそのリスクはどんなもんでしょうか。」と言った考え方を持っているようです。
●これに対して、識者の意見は、「この御意見は良くわかります。ただまず第一に、人に飼われている(多くは狭い家の中等で)事自体
がすでに自然ではありません。人に飼われる事は、犬にとってとても幸せな事かもしれませんが、飼われる事による不自由なストレス
を、常に感じている事も事実なのです。」と言った見解が大勢を占めています。
現在アメリカのホテルでは、牡犬の場合、去勢してないと預かってもらえないとか、ドックランには入れてもらえないという状態にまで、
なってきているのが実情です。それだけ、未去勢の犬による過大なトラブルが多いのだと言う事を感じます。
現実に動物病院などで散発する犬同士のけんかは、殆んどが未去勢と未避妊の犬が絡んだものです。
未去勢と未避妊の犬には、不安定な要素(ストレス)が蓄積し易いということなのだと思われます。
       僕は去勢しませんよ~
◇去勢に関連して、獣医さん達の考え方は。
「去勢しないと起こりやすい病気に、前立腺疾患、肛門周囲腫瘍、会陰ヘルニアなどがあり、老犬になってからこれらの病気になる
犬はかなり多く、年齢が行ってから去勢せざるおえない犬はかなり増えてます。それらを考えると、早いうちに去勢をするのは良いこ
とだとおもいます。
そして、人の足を挟み込む様な行為としてのマスターベーションや、足を上げての放尿は去勢しても治りませんので、本来ならば性
成熟する前に去勢手術は行うべきなのです。最近では、動物飼育先進国での去勢及び避妊手術は、生後3ヶ月ほどでおこなってい
るようです。長い間、犬猫の臨床をやっていますが、去勢手術をしなかったばかりに、老後厄介な病気で亡くなっている犬を数え切れ
ないほど診てきました。
肛門周囲腺腫、前立腺癌、会陰ヘルニア、睾丸腫瘍など、あの時去勢手術をしていたらと思うと、悔やみきれません。手術をしない
リスクと手術するリスクでは、しない方がかなり高くなることは経験上明白です。」
       トイレ中
◇去勢手術をしたほうが良いかどうかは、本当に様々な意見があると思われますが、手術をすることで、多くの重篤になる疾患の
予防が出来る事。男性ホルモンに起因する問題行動の改善が、大いに期待できる事など多くの利点があります。
特に、問題行動の多くは、男性ホルモンの影響による処が多い為、去勢手術なしでは改善が望めない可能性があります。
手術の危険性は、事前の身体検査、血液検査により簡単に判断することが可能ですので、お悩みの方は、まずはかかりつけの
獣医さんに、よく相談されてみてはいかがでしょうか?但し、時期を逸しない様に、、、、、。
       出すもの出したら、ハラ減ったぁ~
◇話変わって、お馬さんのお話です。
去勢した馬を、「せん馬」と呼びます。
調教不能の問題行動を抱えた馬は、少なくありません。モンティ・ロバーツ(世界的な調教師)によれば、理由の多くが人為的なも
のの様に言われていますが、去勢しても凶暴さの治らない特殊な馬もいるとも言われています。
馬の世界にも、「若い時に、去勢をしなさい」という意見があって、理由は、馬っ気(性欲)が強い馬に対しては、性の目覚めがある
前に睾丸を取ってしまった方が精神的に安定するという一面があるからです。ただ、去勢をするという事は、テストステロンの分泌
が無くなるという事ですから、マイナスの面もあるはずです。一つは、筋肉がしぼむ、成長が止まるという要素です。
       早くご飯くれ~
◇馬の去勢には、「馬が扱いやすくなる」とか、「牝と一緒に行動させる事が可能になる」などの、犬の場合同様に、人間に都合が
良いからといった面とは別に、もう一つ大きな効果があると言われています。それは、首周りの肉がごっそり取れて前脚への負担
が減るという効果です。それによって余計な負担重量が減って、競走能力が上がるとも言われています。
      
◇同様な経験は犬にも多くあります。
去勢前や不妊前にバランスの悪い体形だった犬が、去勢や不妊の処置後数年を経て、実にすばらしいプロポーションの犬に変貌
する事が比較的多く確認できます。
      
◇もう一度、馬の世界(競走馬)のお話。
馬の世界も犬の世界同様に、気性矯正のみならず、馬(犬)体矯正の効果も認めず、去勢手術そのものに対して否定的な意見も
少なくありません。
そんな中で、「去勢に気性矯正の効果はない」と明言する考え方の持ち主であっても、近年の去勢手術に比較的積極的な調教師
の1人として、藤澤和雄調教師が挙げられます。
その彼が去勢手術を多用するのは、ホルモンのバランスが崩れて競走馬としての資質に関係のない首の後ろの部分の筋肉・・・
(野生時代に、牝馬への見栄えをよくするため発達した筋肉)が発達しすぎて、馬体のバランスを著しく崩してしまい、競走成績に
悪影響が出ている馬の馬体を、競走に適した形に戻すためだと言われていますが、大いに理のある考え方だと思います。
◇去勢や不妊によって、犬が太り易くなるという考え方もありますが、犬の体重コントロールは全て給餌と運動のコントロールによ
って行われる以上、処置(手術)をしたからと言って、即肥り易いと言う事ではあり得ません。
◇18:30、手術の済んで、身軽になった?ジェイド君を迎えに行きました。
一時間ほどで家に帰ったジェイド君、美味しいご飯をたっぷりと頂きました。
抜糸は、術後四日以降の火曜日か水曜日です。


 


 皆さまも、本日もご愛読下さいましてありがとうございました。
これからも、気長にのんびりと読んでいただければ幸いと存じます~。
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