舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

続・発表会写真

2007-10-05 23:42:11 | スタジオM発表会
今日載せたのは、今回の発表会写真の中でもなかなか躍動感があってお気に入りの一枚です。
発表会の写真を眺めていると、照明の問題だけでなくダンサーの仕上がりという点でも、前のイベントよりタイミングが揃っていたりポーズや立ち位置の入り方が正確だったりといった向上点が見られることがあって嬉しいですね。

しかしイベントに出れば出るほど上達するかというと、そうではないんだな。ここでもときおり言ってることですが。
確かに適度のイベントは上達を早めるし、一生懸命練習するモチベーションになるため、良い作用をもたらします。
でもそれはあくまでも「適度」。度を超えてイベントに出まくっていると、基本のレッスンがおろそかになり、振付けの精度も下がる一方で、むしろレベルダウンにつながります。

ましてや次々やってくるイベントのためにどんどこ新曲を覚えるようになったら、美しいダンスのためにはもう致命的です。最初に覚える段階から雑になり、けっきょく永遠に(本当の意味で)マスターすることのないままその曲をスルーすることになります。
技術を上達させる間もないほど振り付けに追われている限り、いつまで経ってもダンスそのものは一歩たりとも向上しません。
よくテーマパークのダンサーのレベルが低いといわれる所以はここにあると私は思います。
一流のプロのダンサー(に限らず歌手も俳優も)が本番の何倍何十倍もの時間を練習に費やしているのにはそれなりの理由があるのです。

もちろん趣味で踊っている人がそこまで練習に打ち込む必要はないけれど、レパートリーを増やしたり我武者らにイベントに出たりするよりも、一曲一曲を自分の上達のためのステップと思って大切に踊ってほしいと思います。

今回の発表会を見ても、素晴らしい出来だったと思うグループは、やっぱりずいぶん前から発表会のための練習をコツコツ積み重ねてきた人たちでした。
そういうグループがほかのクラスの人からも褒められたりすると、なんだか我が事のようにうれしいです。積み重ねてきた練習は確かに役立ったんだなと実感します。

うちのスタジオも今週からさっそく新曲に入っております。次なるイベントに向けて、今のうちからじっくり時間をかけて踊り込んでいきたいですね。

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