舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

一見さんいらっしゃい

2008-02-22 02:58:18 | ダンス話&スタジオM
うちスタジオMには特有の現象がけっこういろいろ見られますが、中でもすごく遠方から通う生徒さんが多いというのはその最たるもののひとつといえましょう。

うちの日光スタジオなど20年以上市外から通い続けてくれている方もいらっしゃいますし、読売などそれと同じくらいの長きにわたって県外から見えている生徒さんまで!!

これから新しく始めるクラスの代表の方が「メンバーを募集してみたらすごく遠くから来る人が多いんです!」と電話口で驚いておられるのを聞いて、そうか、じゃあコレってウチ特有の現象シリーズなのね、と改めて思った次第です。

知らない場所で新しいメンバーに入って何かを始めるのって、よほど社交的な人じゃないかぎりけっこう勇気が要るって人も多いんじゃないでしょうか。
私もおよそ社交的とはいい難いキャラクターなんで、そういう人を見るとすごいなと思います。

どれだけ社交的じゃないってあなた、小学校に入ったらクラスの子供達が昼休みのたびに私の電話番号を聞いてくるのを面倒くさがって、お絵描き帳の片隅に番号を書いといて自分は絵描きの没頭してたってくらい深刻なんですぞ。って、コレ前にも書いたかしら。

それって私が人と交流できないタイプだったからというより、とりたててその必要を感じなかったからなんですが、そういう生き方をしていてもあんがい気の合う仲間は徐々に見つかってくるものでした。
そういえば私が激しく共感しているドラマの「斉藤さん」も、「べつに友達はいらない」と言いながらも、一人二人と友達ができていましたね。

えー、私がいいたいのは、仲間の作り方ってそういう自然な流れでいいんじゃないかな、ってことです。
よく仲間がいないと耐えられない、特定の人と限られた地域で安全にお付き合いしていたい、仲間はずれにされるのは嫌だ...などと考える人がいますが、そんなに必死にならなくてもいいと私は思います。

私は義務教育は地元で、高校は宇都宮、大学は東京...とどんどん地元を離れていきましたが、地元から離れれば離れるほどあきらかに気の合う人に出会う確率は上がっていきました。
それは地元に気の合う人がいなかった訳じゃなく、地域に囚われず目的で集まっている確率が上がるほど気の合う人もまた増えるということではないでしょうか。

知らない環境に行けば、そりゃ最初は知らない人ばかりだから仲間はいないかもしれません。私みたいに自ら人の輪に加わろうとしない性格だと特に。
でも、そうやって時間をかけてお互いのことを理解してからの方が、ほんとに気の合う人が見つけられると思います。

うちのスタジオにとても長くいる生徒さんたちの一団は、端から見ると一枚岩のグループのように見えるかもしれませんが、実際にはダンスのキャリアも住まいも職業も年齢もバラバラで、四半世紀かけてじょじょに集まったメンバーです。
去年のケントスでのトナ会の様子などを見ると、とてもそうは思えないですけどね(笑)。

私は狭い人間関係や行動範囲内におさまるのがどうしても嫌で、己の世界を際限なく広げていきたいと思うタイプです。
母マミちゃんもそうですね。なんたって1ドル360円を厭わずにハワイに留学した人間ですもん。

だからうちに来る生徒さんは、そういう我々の不覊のニオイを感じとって、遠距離をものともせずに通ってくれるバイタリティーの持ち主が自然と集うのかもしれませんな。

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