舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

祝!カウボーイビバップ復活

2008-02-27 02:53:04 | 徒然話
すばらしいニュースが飛び込んで参りました。
なんとあの私の最愛のアニメ『カウボーイビバップ』の再放送が始まったのです!!!!

再放送というのは正確ではないかな。
初めて放送されたのは地上波のテレビ東京(ただしフルバージョンではなかった)で、次にWOWWOWで全編とおして放送され、今回のは3度目のテレビ放映になります。
アニメ専門チャンネルとかではやってたのかもしれませんけどね。でもNHKで放映されるのは、私の記憶が確かならばこれが初めてです。

今回の放送は衛星第2で毎週月曜日深夜12時からです。
おお、コンバットの前!!ただし正直申し上げて、最近のコントのつまらないコンバットより遥かに面白いです(笑)。

しかも今回は一回の放送で2話ずつ放映されるのです!!贅沢だなこりゃ。
既にテレビ放映をほとんど録ってあるうえ、コンプリートDVDボックスに手を出そうかと悩んでいる身の上ではありますが、それでもテレビ放映というのは特別なんです。どうしても、テレビが導入されたばかりの昭和の家庭のように定時にテレビ前に馳せ参じ、正座して背筋を正して心を新たに見たくなってしまう魔力があるんです。

残念ながら昨日が開始日だったので、もう2話まで放映されてしまったのですがまったく無問題です。
『カウボーイビバップ』は基本的に一話完結のストーリーがほとんどで、その中で本筋(主要キャラクターの過去が明らかになったり、人間関係に変化が生じたり)の進行はありますが、エピソードを一つだけ観ても十分に楽しめるのがこのアニメの凄さです。
一話一話が凄く良くできているんですもの。私が初めて見たのは第7話でしたけれど、もうそれだけで十分痺れました。
(※後で知ったところによると、この回はスタッフの皆さんにとっても思い入れの深いエピソードだったようで、珠玉の短編が揃ったこのアニメの中でもとりわけ傑作の一つだったようです)

そうそう、『カウボーイビバップ』はハードボイルドでスタイリッシュなアニメとして紹介されることが多いですが、この作品の味わいはそれだけではありません。
限りなくかっちょいいくせに程よくチカラの抜けた笑いの要素が随所にちりばめられていることも忘れてはいけない魅力であります。

昨日放映されたSession #1は登場人物紹介の巻ってところです。
といっても、現時点で主要メンバーは2人しか出てきません。主人公のスパイク・スピーゲルと、その相棒ジェット・ブラックです。
彼らは「ビバップ号」に乗って宇宙を翔け、賞金稼ぎを生業としています。
あと3人(2人と1匹?)、主要メンバーが加わるのですが、それらは後のエピソードで語られます。
初回はちょっとシリアス要素が濃いめでしょうか。スパイクとジェットがメインに据わると渋い方向に行きがちですね。

そして後半に放映されたSession #2で早速第3のメンバー、ウェルシュ・コーギーの「アイン」が登場します。
ちなみに私は基本猫派ですが、このアインによって犬もだいぶ好きになりました(笑)。
そうとう萌えますこの子。むっちゃくちゃ頭がいいですし。わけあって普通の犬、いや、下手すると人間より賢い頭脳を持っているのだとか。

今後の放映では、まず早速第4のメンバー、フェイ・ヴァレンタインが一行に加わります。
正直いって私は彼女に惚れています。アニメの女性キャラの中ではいっとう好きだ。
なぜって、素晴らしいプロポーションに色っぽい大人の女顔のくせに性格はきわめて乱暴でガサツなとこが最高なんです。

アニメを日常的に見ている方はお気付きのとおり、アニメの女性は体型は良いのになぜか顔だけ童顔の人物が多く、それは私の好むところではありません。
しかしこのフェイ姐さんはそういった男性ファン向けの女性像とは明らかに一線を画しており、声優の林原さんもどうやら中盤からそれを会得したとみえ、声の上でもどんどん男に媚びないイイ女になってゆきます。

もう一人のメンバーが登場するのはそれよりさらに後のことです。
この人物は烏合の衆のビバップクルーの中でもとりわけ異色ですが、なかなかいい味を出してます。よく数えないと彼女の登場回がさほど多くない(一番遅く出てきて、一番早く去ってしまう)ことを忘れがちなくらい、光る個性を発揮しています。

彼らが同じ船で生活し、時には一緒に仕事したりしながらも、一人ひとり適度な距離感を保って好き勝手に生きているところがえらく私の好みに適ってます。
個人が自立しているために、無駄にひっつき合わずカラッと乾いてるんだけど、いざってところではお互いの能力をしっかり信頼している、私の理想の人間関係がそこにはあります。
主要メンバーをこういう関係にしたのも成功の要因といえましょう。
といっても、彼らがそんな人間関係を築くようになったのには各人の過去に理由がありまして、それも次第に明らかになってゆきます。

私がこのアニメにハマったのは中2の時で、当時かなり多くのアニメを見ていましたが、『カウボーイビバップ』を知ってしまったためにほかのアニメでは満足できなくなり、最近銀魂にハマるまでほとんど見なかったくらいです。
あれから10年経った今でも、『ビバップ』を超えるアニメはまだないと断言できます。音楽も映画もどれほど技術が進歩しようと名作は色褪せないけれど、アニメもそうなのですね。

せっかく10年経って私も大人になったのですから、酒など片手に『カウボーイビバップ』のスタイリッシュな映像と洒脱味ある台詞と菅野よう子さんの音楽に酔いしれてみたいものです。
これに煙草が加わればイメージぴったりなのですが(なにしろ登場人物のほとんどがヘビースモーカーなのだ、そして困ったことに吸う仕草が往年の映画スターの如く渋いのだ)、私はあいにく煙草を吸った試しがありませんので、酒だけにとどめておきましょう。
でも劇中のスパイクのように、ひどい宿酔いで目の下にクマ作って卵酒のお世話にならないよう適度にね(笑)。

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