舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

uluhua wale au

2008-02-23 03:24:48 | ダンス話&スタジオM
「uluhua」は苛立ちや不安、ヤキモキが綯い交ぜになったアンニュイな気持を表すハワイ語です。

私が目下のところ激しくuluhuaなことといえばもちろん、例のスタジオM新ドレスのことでありんす!!

先日ようやくうちに届いたドレスがダメなシルエットだったことを受け、生地のプリントと縫製を再び急ピッチでやってもらっているんですが、やっぱり一朝一夕には縫いあがらないようで。
けっきょく、今週中には間に合いそうもありません。グスン。

しかしなんでうちのドレスは難産なのかなあ。
ほかのクラスの衣装の中には着々と出来上がってくるものもあるのに...。まあ、いろいろなところで作っているわけだから仕事の速い遅いもあるでしょうし、新しいクラスの中には期限内に出来上がってくれないとパーティーに着ていくものがないシンデレラ状態なところもあるので、せめて大丈夫なものだけでも順調に仕上がらなくちゃ困るんですが、こうも難産だとどうしても「なぜこればっかり思いどおりにいかんのよ」とuluhuaにならざるをえません。

とはいえ、原因に思い当たるフシがないかといえば、そうでもござりませぬ。
ご存じの通り、うちはただでさえ衣装デザインへのこだわりが多いです。それはすべてのグループの衣装に共通してます。
だから生徒さん本人からの「どうしてもこの形じゃなきゃダメ」などの希望がない限り、できる限りシルエットが良くなるよう知恵を絞ります。

たぶんそこまでこだわる我々はある種の変態なのだとおもいます(笑)。
その変態的こだわりはもしかすると誰にも気づかれないかもしれないけど、「何故だか分からないのになんだか素敵だなあ」と思ってもらえたら、それが本望です。
うちの目指すことはほんの僅かなスパイスが料理の味を劇的に変えるのに似ています。そのスパイスが何だったかなど、いえスパイスが存在していたかどうかすら、食べた人にわからなくてもよいのです。ただ美味しいと感じてもらえさえすれば。

その従来どおりの変態的こだわりに加え、実はこのドレス、本スタジオの久々の新作フラ衣装なのです。
こないだはタヒチアンを作りましたので、その分ブランクが空いたのです。
でもって、このブランクがさらに思い入れを強めたことは疑いようがありません。

その長いブランクを経て、今回の衣装を着て踊る新曲が始まった当初から、何を隠そう次のドレスの構想は決まっていました。
今までの数カ月間、我々はこのドレスを想定した振りを踊り、このドレスに合わせた踊り方を練習して今に至っているのです。

そしてついに先頃その曲が完成しました。あとは画竜点睛のこのドレスを身にまとうだけなのです!!!
...と書けば、我々の憧憬の気持もお分かりいただけるのではないかと思います。

今度こそほんとに無事ドレスをゲットして、パーティーではお揃いコスチュームにするぞー!!!

ブログランキング参加してみました。クリックして頂けると幸甚の至りです。