今日の午後、宇都宮のパルコの向かい側にあるバンバ広場で生バンドによるメレフラのライヴが行われると聞き、レッスンの後に馳せ参じました
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お天気は快晴
…というより晴れ過ぎて酷暑でした(汗)。
まぁ、雨じゃないだけ有難いと思わねば。
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幸い、会場は屋根の下でしたので、激しい直射日光の元に晒されなかったのが有難かったです。
四代目も汗だくでジュース飲んでました。
そして彼女をひたすら扇子で扇ぎ続ける私はさらに滝の汗(笑)。
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本日演奏してくださるのは、鬼怒川のハワイアンバンド「ざざんざ」さんです。
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皆様、暑い中お疲れさまです!
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こういう気温の屋外で演奏するのは大変かと存じますが、どうぞ最後まで頑張ってくださいまし
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演奏は景気よく"Hilo Hula"からスタート。
おっ、マーク様がAHAとして初めてメリモに出場したときのカネのアウアナの曲ですな。
あの時はマーク様もアガってる風だったし、ダンサー達も決して手練揃いというわけではないんだけど、「この大舞台でいっちょぶちかましたる!」という勢いがあって良かったなあ…なんて事に思いを馳せているうちに、積極的にも1曲目から早速どなたかが舞台前に躍り出て、自信たっぷりといった風情で踊っておられました。
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四代目の知っている曲が1曲だけあったので、片隅で踊らせて頂きました。
とは言ってもこの曲は別にきちんと教えたものではなく、四代目が生徒さん達のレッスン風景を見ながら覚えただけですから、マミちゃんは四代目の踊りの完成度がものすごく不満で、ほとんど写真を撮ってくれなかった
四代目を舞台で踊らせることに関しましては、あまり深いこと考えず無邪気にステージ大好きと言っているうちになるべく場数を踏ませておきたい私と、完璧に仕上がったものでなくては舞台で踊らせたくない母との間で意見が分れているのでございます。
そりゃ母の意見の方が正しいのは重々承知なんですけどね。我ながら親のエゴとは醜いものです。
母に止められない限り、私はたしょうみっともない姿でも四代目の好きなように踊らせてやろうと思っておりますので、彼女がまともに踊れるようになるまでの間しばらくはお目汚しを勘弁願います。
その点、お客様の目を気にせず踊れるメレフラの気軽さはホント有難い!
四代目を踊らせて頂いた後も、NHK言うところの「フラダンス愛好家」の方々が実に積極的にメレフラに参加していらっしゃる様子を大変楽しく拝見しました。
メレフラというのは、舞台で発表する時と違い、上手いか下手か、本物か偽物か、上品か下品か、正しい基礎ができているか否かといった事に一切頓着せず、誰もが楽しめる良さがあるとつくづく思いました。
だからメレフラの魅力は、言ってみればカラオケと同じですね。
皆様が楽しんでいらっしゃったのは大変結構………なんですが。
私にはどうしてもスルー出来ない事が一つだけありました。
それは、実に多くの名も顔も存じ上げぬ方々が、う ち の 振 付 を堂々と踊っておられた事です。
ちょっと待って。それってパクリじゃね。
この件に関しては色々ツッコミたい所がありまして、そこらへん書いてったらそらもうとんでもない猛毒が発生して来てしまったので、そっくり裏部屋に隔離します(笑)。
まあ表立って主張したい事は、「あれ、あの真っ黒いデブのおばはんが踊ってるパーリーシェルズ、ウチのと同じじゃん」と思った方に、「違うよ逆だよ。元ネタはこっちだよ」と声を大にしてお伝えしたい、ただそれだけです。
あー、あともう一つ思った事としては。
ざざんざさんがMCで「今の日本のフラ人口は40万人」とおっしゃっていましたが、それだけ人数が増えた今、一口にフラ・ダンサーあるいはフラダンス愛好家と言っても実に多様です。
多様になったのは必ずしも人口の多さのせいだけではなく、元々狭いコミュニティであるハワイでもその伝承方法の特異性ゆえに多様性が生まれたのだと私は思っていますが、そのあたり詳しく喋り出したらまた長くなっちゃったんで、こっちも覚え書きに残しといて後で別記事にします(風呂敷広げまくって大丈夫か私)。
とにかくね。
大切なのは、その多様化したフラ人口の中で、じゃあ自分のフラはどんなフラなのか」って事を客観的に理解し、自分の立ち位置を弁える事だと思うんですよ。
つまり、自分がどういうフラ・ダンサーあるいはフラダンス愛好家であるかによって、その人(お教室)に相応しい舞台というのがまるで違ってくるのです。
これは技術的な上手下手とはまったく関係のない事です。
喩えを出すならアレだ。着物だ。
私は成人式でも着物を着なかったくらいなので恥ずかしいほど知識がないんですが、どうもクルーズ船での服装の手引書とかを読むと、着物の種類によって厳密に「格」が決められており、それは値段の高低とはまったく関係ないらしいじゃないですか。
だからどれほど高級品であろうと、フォーマルの席に合わない格の着物を着ていくのは恥ずかしい事だし、逆にくだけた場面で格の高すぎる着物を着るのも空気が読めない感じになるわけですね。
フラの多様性もこれに近いものがあるんじゃないかと私は考えるのです。
まあ着物のように「格」と言うと上下が生まれてしまうので「種類」と言った方が良いかもしれませんが、とにかく着物の種類ごとに相応しい場面があるのと同じく、フラもそのスタイルの種類によって、相応しい舞台が変わってくると思います。
そういった垣根を越えて、誰もが等しく楽しめるのがメレフラの醍醐味ではありますが、そういう平等な舞台だからこそ教室ごとの、ひいてはダンサーひとりひとりの特性がハッキリ浮き彫りになるのは、とても面白い現象でした。
その面白い現象を眺めつつ、「ではこの中の何人の人が自分のフラの特性を正しく把握しているのだろうか」という事に考えを巡らせずにはいられませんでした。
自分のフラや自分の先生のフラを客観的に見つめる事は、実はものすごく難しい事です。
自信たっぷりで自分は上手いと信じて疑わない人ほど、本当のところを理解出来ていなかったりさえします。
もちろんメレフラならいい。楽しきゃそれでいい。
しかしながら、舞台の種類によっては、フラ・ダンサーとしての自分(先生や教室全体も)を客観的に見つめることが出来ないまま立ってしまうと、ものすごくイタい事になる場合があります。
たとえば我々がいつもの衣装とメイクでいつもの曲でいつもの踊りを踊ったら、地元のスーパーとか福祉施設のボランティアとかじゃ絶対浮くよね(笑)。
装いや選曲を変える程度で対応出来る違和感もあるけれど、それだけではどうにもならないキャラの違いとか種類の違いもありますから、その辺を冷静に見極めるのってマジで大切です。
そもそもフラを見る目を養うのは意外と難しい事ですが、その中でも特に自分自身を見る目はなかなか養えないものです。
あと「頭のどこかでは分ってても絶対に認めたくないこと」「気づかないフリをしていた方が色々楽なこと」ってのもあるから厄介ですよね。
ただ、「フラそのものが好き」なのと「フラを踊っている自分が好き」なのは、同じようでいてまったく違うことです。
これはどんなに見る目の未熟な入門段階でも肝に銘じられることですので、もう是非手帳なりフラノートの表紙にでも書いて肝に銘じまくっていただきたい!!!(笑)
正しく見る目を養い、確実に上達して行く為には、あくまでもフラそのものが好きである必要があります。
「もちろん私はフラを愛している」と言う方も、一度冷静に自問していただきたい。
あなたは「人の踊りを見る」より「自分の踊りを見せる」方が好きではありませんか?
人の踊りを見る場合でも、「自分より上手い人を観るように心掛ける」よりも「自分より下手な人を見て安心する」事が多くありませんか?
どちらか一方でも当てはまるなら、あなたの愛はフラ愛ではなく自己愛です。
そういう事を考えながら観てたもんで、頭が熱にやられてすっかり熱中症になってしまいましたとさ。
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あ~水饅頭食べたい。冷たくてあっさりしたものが欲しい。
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お天気は快晴
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…というより晴れ過ぎて酷暑でした(汗)。
まぁ、雨じゃないだけ有難いと思わねば。
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幸い、会場は屋根の下でしたので、激しい直射日光の元に晒されなかったのが有難かったです。
四代目も汗だくでジュース飲んでました。
そして彼女をひたすら扇子で扇ぎ続ける私はさらに滝の汗(笑)。
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本日演奏してくださるのは、鬼怒川のハワイアンバンド「ざざんざ」さんです。
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皆様、暑い中お疲れさまです!
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こういう気温の屋外で演奏するのは大変かと存じますが、どうぞ最後まで頑張ってくださいまし
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演奏は景気よく"Hilo Hula"からスタート。
おっ、マーク様がAHAとして初めてメリモに出場したときのカネのアウアナの曲ですな。
あの時はマーク様もアガってる風だったし、ダンサー達も決して手練揃いというわけではないんだけど、「この大舞台でいっちょぶちかましたる!」という勢いがあって良かったなあ…なんて事に思いを馳せているうちに、積極的にも1曲目から早速どなたかが舞台前に躍り出て、自信たっぷりといった風情で踊っておられました。
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四代目の知っている曲が1曲だけあったので、片隅で踊らせて頂きました。
とは言ってもこの曲は別にきちんと教えたものではなく、四代目が生徒さん達のレッスン風景を見ながら覚えただけですから、マミちゃんは四代目の踊りの完成度がものすごく不満で、ほとんど写真を撮ってくれなかった
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四代目を舞台で踊らせることに関しましては、あまり深いこと考えず無邪気にステージ大好きと言っているうちになるべく場数を踏ませておきたい私と、完璧に仕上がったものでなくては舞台で踊らせたくない母との間で意見が分れているのでございます。
そりゃ母の意見の方が正しいのは重々承知なんですけどね。我ながら親のエゴとは醜いものです。
母に止められない限り、私はたしょうみっともない姿でも四代目の好きなように踊らせてやろうと思っておりますので、彼女がまともに踊れるようになるまでの間しばらくはお目汚しを勘弁願います。
その点、お客様の目を気にせず踊れるメレフラの気軽さはホント有難い!
四代目を踊らせて頂いた後も、NHK言うところの「フラダンス愛好家」の方々が実に積極的にメレフラに参加していらっしゃる様子を大変楽しく拝見しました。
メレフラというのは、舞台で発表する時と違い、上手いか下手か、本物か偽物か、上品か下品か、正しい基礎ができているか否かといった事に一切頓着せず、誰もが楽しめる良さがあるとつくづく思いました。
だからメレフラの魅力は、言ってみればカラオケと同じですね。
皆様が楽しんでいらっしゃったのは大変結構………なんですが。
私にはどうしてもスルー出来ない事が一つだけありました。
それは、実に多くの名も顔も存じ上げぬ方々が、う ち の 振 付 を堂々と踊っておられた事です。
ちょっと待って。それってパクリじゃね。
この件に関しては色々ツッコミたい所がありまして、そこらへん書いてったらそらもうとんでもない猛毒が発生して来てしまったので、そっくり裏部屋に隔離します(笑)。
まあ表立って主張したい事は、「あれ、あの真っ黒いデブのおばはんが踊ってるパーリーシェルズ、ウチのと同じじゃん」と思った方に、「違うよ逆だよ。元ネタはこっちだよ」と声を大にしてお伝えしたい、ただそれだけです。
あー、あともう一つ思った事としては。
ざざんざさんがMCで「今の日本のフラ人口は40万人」とおっしゃっていましたが、それだけ人数が増えた今、一口にフラ・ダンサーあるいはフラダンス愛好家と言っても実に多様です。
多様になったのは必ずしも人口の多さのせいだけではなく、元々狭いコミュニティであるハワイでもその伝承方法の特異性ゆえに多様性が生まれたのだと私は思っていますが、そのあたり詳しく喋り出したらまた長くなっちゃったんで、こっちも覚え書きに残しといて後で別記事にします(風呂敷広げまくって大丈夫か私)。
とにかくね。
大切なのは、その多様化したフラ人口の中で、じゃあ自分のフラはどんなフラなのか」って事を客観的に理解し、自分の立ち位置を弁える事だと思うんですよ。
つまり、自分がどういうフラ・ダンサーあるいはフラダンス愛好家であるかによって、その人(お教室)に相応しい舞台というのがまるで違ってくるのです。
これは技術的な上手下手とはまったく関係のない事です。
喩えを出すならアレだ。着物だ。
私は成人式でも着物を着なかったくらいなので恥ずかしいほど知識がないんですが、どうもクルーズ船での服装の手引書とかを読むと、着物の種類によって厳密に「格」が決められており、それは値段の高低とはまったく関係ないらしいじゃないですか。
だからどれほど高級品であろうと、フォーマルの席に合わない格の着物を着ていくのは恥ずかしい事だし、逆にくだけた場面で格の高すぎる着物を着るのも空気が読めない感じになるわけですね。
フラの多様性もこれに近いものがあるんじゃないかと私は考えるのです。
まあ着物のように「格」と言うと上下が生まれてしまうので「種類」と言った方が良いかもしれませんが、とにかく着物の種類ごとに相応しい場面があるのと同じく、フラもそのスタイルの種類によって、相応しい舞台が変わってくると思います。
そういった垣根を越えて、誰もが等しく楽しめるのがメレフラの醍醐味ではありますが、そういう平等な舞台だからこそ教室ごとの、ひいてはダンサーひとりひとりの特性がハッキリ浮き彫りになるのは、とても面白い現象でした。
その面白い現象を眺めつつ、「ではこの中の何人の人が自分のフラの特性を正しく把握しているのだろうか」という事に考えを巡らせずにはいられませんでした。
自分のフラや自分の先生のフラを客観的に見つめる事は、実はものすごく難しい事です。
自信たっぷりで自分は上手いと信じて疑わない人ほど、本当のところを理解出来ていなかったりさえします。
もちろんメレフラならいい。楽しきゃそれでいい。
しかしながら、舞台の種類によっては、フラ・ダンサーとしての自分(先生や教室全体も)を客観的に見つめることが出来ないまま立ってしまうと、ものすごくイタい事になる場合があります。
たとえば我々がいつもの衣装とメイクでいつもの曲でいつもの踊りを踊ったら、地元のスーパーとか福祉施設のボランティアとかじゃ絶対浮くよね(笑)。
装いや選曲を変える程度で対応出来る違和感もあるけれど、それだけではどうにもならないキャラの違いとか種類の違いもありますから、その辺を冷静に見極めるのってマジで大切です。
そもそもフラを見る目を養うのは意外と難しい事ですが、その中でも特に自分自身を見る目はなかなか養えないものです。
あと「頭のどこかでは分ってても絶対に認めたくないこと」「気づかないフリをしていた方が色々楽なこと」ってのもあるから厄介ですよね。
ただ、「フラそのものが好き」なのと「フラを踊っている自分が好き」なのは、同じようでいてまったく違うことです。
これはどんなに見る目の未熟な入門段階でも肝に銘じられることですので、もう是非手帳なりフラノートの表紙にでも書いて肝に銘じまくっていただきたい!!!(笑)
正しく見る目を養い、確実に上達して行く為には、あくまでもフラそのものが好きである必要があります。
「もちろん私はフラを愛している」と言う方も、一度冷静に自問していただきたい。
あなたは「人の踊りを見る」より「自分の踊りを見せる」方が好きではありませんか?
人の踊りを見る場合でも、「自分より上手い人を観るように心掛ける」よりも「自分より下手な人を見て安心する」事が多くありませんか?
どちらか一方でも当てはまるなら、あなたの愛はフラ愛ではなく自己愛です。
そういう事を考えながら観てたもんで、頭が熱にやられてすっかり熱中症になってしまいましたとさ。
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