つれづれに

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初めて知った鈴木安蔵

2007年09月08日 | Weblog
 関東直撃の大型台風の余波でしょう、風が木々の葉を散らしていた昨日、
知人に勧められて『日本の青い空」という映画を見に行きました。
実行委員会形式で作られた映画らしく、一般の劇場にかかることはないようです。
監督の大沢氏が冒頭で挨拶。
「ラブシーンの一つもない映画ではありますが、
事実だけは丹念に追ってあります。
日本憲法の下敷きになったものを作った日本人グループがいたこと、
だから今の日本憲法をアメリカの押し付けというのは間違っている、
それを知って欲しいのです」と。

僅か数十年前に日本にあった厳しい弾圧、
何もかもが監視下にあった時代。
忘れかけていた時代のこと。

その中で貧困に苦しみながら節を曲げることなく、
憲法について研究し続けていた人物が鈴木安蔵でした。
白洲次郎も出てきました。
女性の参政権を書いたベアテ・ゴートンも。

政府の憲法原案つくりが、なかなか時間におわれた、スリルある展開だったことがわかりました。

憲法制定をめぐる大切なこと、GHQが手本にしたような
民主的な憲法原案を作った日本人グループがいたということを
教った映画でした。