象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

モーパッサンに見る、ビンテージ級の短編集の真髄〜「脂肪の塊/ロンドリ姉妹」編

2020年09月16日 04時35分39秒 | 読書
 モーパッサンは、日本で一番有名なフランス人と言っても言いすぎじゃない。 解説にもある様に、モーパッサンのブームはとても古く、明治30年代に第一波が訪れ、以降今日までおびただしい数の翻訳が刊行された。 特に「女の一生」に関しては、80数点の翻訳が存在するというから驚きだ。 今日紹介する「脂肪の塊/ロンドリ姉妹」という傑作編では、”脂肪の塊”を除く9篇は入手可能な他の文庫では . . . 本文を読む