風はあるけれど少し蒸し暑い一日となった5月末の午後、
一日限りの「新旧茶会」を自宅サロンで開催いたしました。
先週台北で購入した春茶と自宅に眠っていた陳年茶を取り混ぜて茶譜を作りました。
一回分しか残っていなかった茶葉は茶淹れもぶっつけ本番。
茶席の雰囲気よりもお茶を堪能していただきたかったので、
久しぶりに茶盤を使い、お茶に合わせて淹れ方も今はやりの乾泡法ではなく、
湿泡法でダイナミックにしてみました。
前半は台北で今回出会ったちょっとスペシャルなお茶二種。
石碇烏龍茶は石碇でも少し標高が高い場所で有機で作っている球形烏龍です。
ワイルドな第一印象と後で甘さと渋みが複雑に広がってくるのが特徴です。
凍頂春茶は今回ある方のご紹介で初めてお会いした茶人の自信作。
皆さんの感想は「エネルギーが高い」「浄化される感じ」「香りだけで鳥肌が」。
後半はサロンに大切に(?)保管されていた陳年茶たちです。
鳳凰単そうは2010年の兄弟単そう。
サロンには2007年~2012年の烏東山の単そうが何種類かストックされていますが、
その中でも今最も香りが高そうな茶葉を選びました。
最後は2007年の武夷岩茶、大紅袍。
慢亭謹製の箱に一袋だけ残っていたもの。
麗茶10周年記念として。
お菓子は台湾の日出や微熱山丘の新作スイーツを中心に。
今回はヒロエさんが水屋で助っ人に来てくれて、お持ち帰り用のフルーツケーキも携えてきてくださり、お土産も豪華でした。
台湾のヌガーセットと杉林溪烏龍茶の軽焙煎もお持ち帰りいただきました。
まさしく一期一会のひと時。
ご参加の皆さま、そしてヒロエさん、ありがとうございました。
■茶譜■
ウェルカムティー 文山包種茶 冷茶
石碇有機烏龍茶 2017春
凍頂烏龍茶 伝統 2017春
兄弟単そう 2010
武夷岩茶 大紅袍 2007
■お茶菓子■
蝴蝶酥 (日出)
エリンギチップ
きなこねじり
土鳳梨餅 (日出)
蜜豐糖蛋糕 老梅 (微熱山丘)