ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

今週のゾイドジェネシス

2005-10-02 17:02:59 | アニメ
土曜日はレミー。日曜日はレ・ミィ。それはともかく。

ラ・カンの作戦行動をザイリンが完全に読んでいたことと、烏合の衆の先走りで戦況はディガルド側が優勢に。→ルージの起死回生の一手&一騎討ちでザイリンに勝利したことで、結果両者痛み分けに。
それにしても、ラ・カンからは湖の存在を示唆されていただけなのに、ちゃんとその意図を理解して咄嗟の時に行動に移せるルージくんはかなり優秀ですね。
レ・ミィがランスタッグ部隊(多分ダ・ジン配下)を指揮してるのは「姫様」だからだろうし。こりゃダ・ジンさんじゃなくてもルージをレ・ミィの婿に迎えてラ・カンの後継者に、と言いたくもなるなあ……。キダ藩って戦国時代っぽいし。あの時代なら、十二~三才の政略結婚なんてザラだろうし。
ザイリンさん(ムラサメの大刀がコックピットを貫通しているのに、パイロットは直撃を免れているのがはっきり描写されてるのでこれは死んでないですね)の敗因はハヤテ対策を取ってなかったことだと思うんですが……報告してなかったのか、フェルミ。
コトナと師匠がバイオプテラに襲われたのは、ザイリンの差し金に間違いないと思うんですが、上官→部下の指示はあっても、部下→上官への報告はないのか。ていうかザイリンさん、前線に出て来ずに裏で作戦指揮だけ取ってればもしかしてものすごく優秀なんじゃ? ……とかいいつつ、新メカで登場するのを期待してる私。バイオメガラプトルは、ぱっと見バイオラプターと区別が付きにくいんですよね。並んでたら大きさで分かるんだけど、画面ではメガラプは単独行動が多いので。

それにしても、あの金髪の人(セイバータイガー?)の死に方がエグかったですね。気合でなんとか一機倒したと思ったら、後にたくさん控えてて集中砲火って恐すぎる……驕りの代償は、重かった。
高い勉強代を払って、ようやく結束が高まるということなのでしょう。

あと、ティゼもかっこいいですね。ていうか、ティゼとラ・カンは主従燃え。

今週のスーパーヒーロータイム

2005-10-02 17:00:10 | 特撮
……と言いたい所ですが、朝目が覚めたら8:00でした。涙。

という訳で。

■今週の響鬼
内容自体に関しては、とりあえず勝手にやってくれという感じです。

で。

今回個人的に一番のポイントだと思えたのは、「ヒビキには『弱さ』がない」ということが、どちらかと言うと否定的なニュアンスで語られているという点です。
プロデューサーが交代して、最も大きく変わったのは、実はこの部分だと思います。
鰹のウインクなど、所詮枝葉に過ぎません。惑わされてはいけませんよ。

本来、どんな人間にも弱さや欠点はあるもの。むしろそれが「人間味」であり、その人それぞれの魅力となっている。
人は自分の弱さを知るからこそ、反省したり、克服しようとしたり、気を付けたりできるものです。また、そうやって、自分の弱さを受け容れることが出来るからこそ、他者の弱さや欠点にも寛容になれるというものです。

しかし、ヒビキは前任Pのメアリ・スー。
だから、欠点がない。完璧……ということに、作品の中ではなっていた(過去形)。
お話なので、周囲の人間もこぞって褒めそやしてくれる。或いは、引き立て役になってくれる。楯突く者には制裁が加えられる。自分には全く非がないことになっている。
あくまで、お話の中ではね。

しかし現実にはこういう人は、「自分には欠点がない」と自分で思い込んでいるだけなので、他者から見れば「欠点があるのに自分で気付いていないため無神経。反省もしないし治そうともしないのでいくつになっても成長しない。自分は悪くないと思っているので何でも他人のせいにする。他人のささいな欠点を許さない」という大変痛いことになってしまいます。
恐ろしいですね。

しかしPが交代したことで、ヒビキは最早メアリ・スーではなくなり、一人のキャラクターとして描かれるようになったと思うのです。

「俺、強いもん」
と自分で断言してしまうヒビキさん。
しかし、本当に彼には弱さがないのか? 自分の弱さに気付いていないだけじゃないのか? そもそも「弱さ」はあってはいけないものなのか?
……次回がちょっと楽しみですね。