ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

漫画の感想

2005-04-19 23:38:59 | 漫画
まずはお礼。
Web拍手をクリックして下さった方、ありがとうございます。
いきなりブログのリンク集に張り込むって良く考えたら暴挙ですね。
こんな管理人におつき合い頂いて、本当に感謝しています。

ということで本題

その1 眠狂四郎(廉価版)第3集 斬鬼情炎篇

第2集が多少まったり風味だった反動なのか(いや、裏柳生とか幕府隠密集団とか大量に斬ってたけど、なんていうか、雑魚扱いなんです裏柳生)、第3集はのっけから激しいバトルが連続で展開。充実してます。大満足。
唐突に出て来た風魔小太郎がカッコ良過ぎです。色んな意味で。
狂四郎さんの祖父さんも登場。この祖父にしてこの孫有り。
瀬戸内界篇では師匠が登場。でも個人的には、師匠より保坂の爺さんの方がいい男だと思います。心意気に惚れ惚れ。
ていうかこの漫画、意外に爺ちゃんキャラが皆すごくいい味です。好々爺から因業爺までよりどりみどりです。備前屋も渋カッコいいと思います。
で、次に引っ張る終盤の強敵は白鳥主膳。

眠狂四郎より強く
眠狂四郎より美しく
眠狂四郎よりも危険な男!!

……というナイスなキャッチフレーズを背負っていますが、漫画で見た限り、「妖美」っていうより「可愛い」タイプに見えます。女顔かつ童顔で性格も子供っぽいし。ショタ的にはツボかも知れない。文字若の姐御と絡む辺りもいい仕事です白鳥主膳。

***

その2 鋼の錬金術師 第1~6巻

流斗さんからの借り物。
……で、いざ感想を書くとなると実はちょっと困ってます。
なんていうか。

減点法で点を付けると限り無く満点になる漫画なんですよね。ケチを付ける所がない。
あっさりさっぱりして分かりやすい絵柄、
ちょっとベタだけどその分わかりやすい、魅力的なキャラたち、
そして良く練られた設定とストーリー。
チョコチョコ入るギャグにもセンスが感じられます。
……なのにこう、今いちのめり込めないのは、単に私の好みの問題なんでしょうか。
私が好きになるには真っ当過ぎるのか?
いっそ絵柄が由貴香織里なら萌えられるんでしょうか。
ていうか、どうも私はホークアイ中尉が好きなようなんですが、なんかこう、もひとつ出番が地味な気がする。中尉とマスタング大佐の関係って、「天使禁猟区」のバービエルとラファエルに似てると思うんですけどね……。
ラフィーくんも大佐以上に脇役だったけど、存在感はもっと派手濃かったような気がする。その違いがどこから来るのかはよく分かりませんが、真面目に調べて評論したらちょっと面白いかも知れません。

とか色々言ってるけど、面白いし続きは気になるし読みたいと思ってるんですよ。話良く出来てると思うし。
……ただ、錬金術のこととか、作者はちゃんと調べてるっぽいけど……。少年漫画として面白くするために、敢えて間違った描写をしてるんだと思うんだけど……。
元々日本では知られていない分野の話なだけに、この漫画色々誤解を招いているような気がしないでもありません。
ていうか「賢者の石」って「第一質料(プリマ・マテリア)」のことじゃなかったっけ?
この漫画の設定では違うものらしいけど。ていうかそもそも錬金術の使用目的自体全然違うからなあ……。

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