MOIの記事も書こうかと思ってたんですが、こっちの方が気になったので先に。
「ニュー・イヤー・フィギュア2007 ジャパン・スーパー・チャレンジ」
丁度テレビでやってる時、岡山→神戸に帰る所だったので、「この人ら(スケーター)よう働くなー」という弟の声を背に実家を出まして、こっちに帰って来てから録画を見ました。
実はちょっと気にはなってました。
エキシビションを採点して、「表現力」を競うという試み自体は面白いんですが……そういう趣旨だったら審査員にはもっと文芸畑の人を呼んだ方が良くないですか?審査する人の美的センスが信用できないと、この手の審査は信用できないし。スケートの元選手に加え、余所から呼んだ審査員も結局スポーツ畑の人っていうのはその点どうだろう。シンクロ井村さんはセンスのある人だとは思うし、荻原兄弟もなんとなく好きですが(でもどっちが何やってるのか段々わからない)。結局は「芸術」ではなく「スポーツ」としての採点になってるような気がしないでもないです。
そして同時に、EXくらい順位付けずに自由に見させてよ、とも思ってみたり。
日本人て特にブランド指向が強いから、権威のある人に点数を付けられると「点数が高いものが良いものなんだ」と思い込んでしまう傾向がある気がします。
他人がどう評価しようが、自分が良いと思えるものを好きだと言える。そんな感性を大事にしたいです。(その上で、自分が良いと思ったものを、他の人にも「良いね」と言って貰えるのは嬉しいですけどね)
思わず笑っちゃったのは、EXなのにキス&クライがあって、アナウンサーが「アグレッシブ性」だとか「会場との一体感」だとかの妙な審査基準を大真面目に取り沙汰してる事でした。お遊び大会なのか真剣勝負なのかよく分かりません。
という訳で、エントリータイトルは私の妙な笑い声です。
男子の部で大ちゃんが優勝したのはおめでとうだけど、大体の順位は最初から決まってたような気がしなくもありません。「表現力」で勝負って言うと大ちゃんに有利なようですが、ルールでわざわざ「衣装や音楽の制限なし、小道具使用OK」なんて書かれると、面白衣装や小道具に凝らなきゃいけないような気がしてその点では不利かもと思ってみたり。
私の元々の好みから言えば、面白衣装も小道具も大好きです。新しい発想で変わったことをやるのは大好き。そういうネタを考えるのも楽しいし。
でも大ちゃんは例外なんです。元々私がファンになったきっかけが「ノクターン」ですから。最初はEXなのに衣装も曲も随分地味だなーと思って。それが見ている間に「?!?!?!」となって来ました。
何この人。これなら面白衣装も小道具も要らない。変化球投げなくても直球ど真ん中で勝負できる、こんな人がいたなんて!、と。
元々この人は、競技用のプログラムでショーのように魅せることのできる人だと思います。
「滑る」ことと「踊る」ことが一体となって調和した、スケートならではの、スケートでしかできない表現で魅せてくれるのが彼のステップ。そこに何かを加えれば、却ってその魅力を削いでしまうような気がする訳です。それにお客さんが彼の演技の中で一番見たがっているのも、小道具や小芝居ではなくて、今や彼の看板ともなった「世界一のステップ」ではないでしょうか。
そうして考えると、彼の選択肢は結局いつもの「ロクサーヌ」しかないんですよね。「ノクターン」よりは派手でインパクトもあるし、見せ場のステップもてんこ盛り。これを本気で滑るのが彼のショー。彼の見せる、最高のエンターテイメントだと思います。
でももしこれがもっとヒマな時期だったら、また大ちゃんの自作のEXも見てみたいなーと思います。モロゾフさんのプログラムもいいけど、「ノクターン」も大好きなので、いつかは次回作を是非。
今回は時期的にも無理ですね。アマチュア選手に取っては競技が本分ですから。
どうか疲れを溜めないように。世界選手権の前にユニバーシアードもありますが、上手く調整して良い演技を見せてくれたらと思いました。
***
今回の見所:キメポーズの最中に本田くんと目が合って思わずテレるとこ。
今回の驚き:男子大学生と大阪のカラオケで年越しするモロゾフさん。想像できない。
「ニュー・イヤー・フィギュア2007 ジャパン・スーパー・チャレンジ」
丁度テレビでやってる時、岡山→神戸に帰る所だったので、「この人ら(スケーター)よう働くなー」という弟の声を背に実家を出まして、こっちに帰って来てから録画を見ました。
実はちょっと気にはなってました。
エキシビションを採点して、「表現力」を競うという試み自体は面白いんですが……そういう趣旨だったら審査員にはもっと文芸畑の人を呼んだ方が良くないですか?審査する人の美的センスが信用できないと、この手の審査は信用できないし。スケートの元選手に加え、余所から呼んだ審査員も結局スポーツ畑の人っていうのはその点どうだろう。シンクロ井村さんはセンスのある人だとは思うし、荻原兄弟もなんとなく好きですが(でもどっちが何やってるのか段々わからない)。結局は「芸術」ではなく「スポーツ」としての採点になってるような気がしないでもないです。
そして同時に、EXくらい順位付けずに自由に見させてよ、とも思ってみたり。
日本人て特にブランド指向が強いから、権威のある人に点数を付けられると「点数が高いものが良いものなんだ」と思い込んでしまう傾向がある気がします。
他人がどう評価しようが、自分が良いと思えるものを好きだと言える。そんな感性を大事にしたいです。(その上で、自分が良いと思ったものを、他の人にも「良いね」と言って貰えるのは嬉しいですけどね)
思わず笑っちゃったのは、EXなのにキス&クライがあって、アナウンサーが「アグレッシブ性」だとか「会場との一体感」だとかの妙な審査基準を大真面目に取り沙汰してる事でした。お遊び大会なのか真剣勝負なのかよく分かりません。
という訳で、エントリータイトルは私の妙な笑い声です。
男子の部で大ちゃんが優勝したのはおめでとうだけど、大体の順位は最初から決まってたような気がしなくもありません。「表現力」で勝負って言うと大ちゃんに有利なようですが、ルールでわざわざ「衣装や音楽の制限なし、小道具使用OK」なんて書かれると、面白衣装や小道具に凝らなきゃいけないような気がしてその点では不利かもと思ってみたり。
私の元々の好みから言えば、面白衣装も小道具も大好きです。新しい発想で変わったことをやるのは大好き。そういうネタを考えるのも楽しいし。
でも大ちゃんは例外なんです。元々私がファンになったきっかけが「ノクターン」ですから。最初はEXなのに衣装も曲も随分地味だなーと思って。それが見ている間に「?!?!?!」となって来ました。
何この人。これなら面白衣装も小道具も要らない。変化球投げなくても直球ど真ん中で勝負できる、こんな人がいたなんて!、と。
元々この人は、競技用のプログラムでショーのように魅せることのできる人だと思います。
「滑る」ことと「踊る」ことが一体となって調和した、スケートならではの、スケートでしかできない表現で魅せてくれるのが彼のステップ。そこに何かを加えれば、却ってその魅力を削いでしまうような気がする訳です。それにお客さんが彼の演技の中で一番見たがっているのも、小道具や小芝居ではなくて、今や彼の看板ともなった「世界一のステップ」ではないでしょうか。
そうして考えると、彼の選択肢は結局いつもの「ロクサーヌ」しかないんですよね。「ノクターン」よりは派手でインパクトもあるし、見せ場のステップもてんこ盛り。これを本気で滑るのが彼のショー。彼の見せる、最高のエンターテイメントだと思います。
でももしこれがもっとヒマな時期だったら、また大ちゃんの自作のEXも見てみたいなーと思います。モロゾフさんのプログラムもいいけど、「ノクターン」も大好きなので、いつかは次回作を是非。
今回は時期的にも無理ですね。アマチュア選手に取っては競技が本分ですから。
どうか疲れを溜めないように。世界選手権の前にユニバーシアードもありますが、上手く調整して良い演技を見せてくれたらと思いました。
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今回の見所:キメポーズの最中に本田くんと目が合って思わずテレるとこ。
今回の驚き:男子大学生と大阪のカラオケで年越しするモロゾフさん。想像できない。
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