ああもうミカ、ミカ、ミカったら(いまだに動揺中)。
ハッキネン クルマは昔とそれほど違わない
どういうタイミングでF1に帰って来るんですかあなたは。NHK杯が開幕して、私が大ちゃんのことでいっぱいいっぱいになってるていうこの大事な時に。
嬉しいけどびっくりするじゃないですか。
しかし改めてミカのことを考えるにつけ、私の中でびっくりするくらいミカと高橋大ちゃんのイメージは重なります(でも何度も言うように、芸術的センスはミカにはない。ていうかミカは多分あのダサいところが魅力なので)。
コースの一番外側のギリギリのラインにタイヤを乗せ、微妙なバランスをとりながら繊細にかつ豪快にコーナーをクリアしていくミカのエッジ走行のイメージが、大ちゃんのディープエッジにダブるんですよー。
その他にも色々重なる部分は多くて、何ていうかこう、私の好みのど真ん中に来るのってこういう人なんだなあ、と。
そしてそうなると、悩むところもまた同じだったりします。
試合での浮き沈みが激しいのはいいんです、別に。
ミカが引退してからよく分かりました。試合の度に、いちいちバカみたいに舞い上がったり落ち込んだりできるのは、寧ろ幸せなことだったんだって。
「誰が勝っても、それなりに面白いからまあいいや」なんて思いながらレースを見るのは、ストレスは溜まらないけどちょっと寂しい。時にはくやしさに歯軋りするくらい熱くなれるのって結構貴重な経験ですよ。
それに多分、私は先の予想がつかない人が好きなんだと思います。自分の予想の範囲内に収まってしまうものって何か物足りないので。いつも(色んな意味で)驚かせてくれる人って見てて飽きない(笑)。
問題は、タイトルの通りです。
『精神的に弱い』――そう言われてしまうことに対するストレス。そういえば、ミカもよくそう言われてたっけ。特にライバル・シューマッハとの対比で。
これに関しては、ミカが走ってた当時からすごく違和感がありました。私が思う精神的な強さ、弱さの基準が世間とは違うのか?なんて悩んだこともあります。
私にはミカはすごく強い人に見えるんだけど、私だけ?……と思って調べた所、ようやく同じ考えの方を見つけました。
さよなら、ミカ・ハッキネン〈前〉〈後〉
ミカは確かに人一倍ナイーブでプレッシャーを感じやすい人なのかも知れない。その上、それがとってもわかりやすい。でもだからこそ、そのプレッシャーを跳ね除けて走る精神力は生半可なものではないはず。実際彼は、大きなプレッシャーのかかる重要な局面を何度も乗り切って2度のタイトルを取った。私は彼を、とても強い人だと思います。
大ちゃんにしても同じで、彼の演技を見れば、彼がとても感受性の強い、繊細な人なのはわかります。そしてやっぱり、それがすぐ表に出てしまう。
当然と言えば当然なんですよね。鈍くて感情を表に出さない人に、あんな表現ができる訳がない。
でもそんな、やたらナーバスで感受性の鋭い男の子が、世界の舞台で戦い続けて来たのってすごいことじゃないですか?
体育会系的に言えば、勝ってなんぼ、結果出してなんぼかも知れないけど(いや結果も出して来たからこそ今のポジションにいる訳だけど)、何せ私は文系なので。試合結果云々よりも、どんな結果になっても他のせいにしたり言い訳をしないこと、そっちの方に『強さ』を感じてしまうのです(何度も言うように、最初はそこに惹かれたんですよね。演技見る前に)。
そう言えばミカも昔、シュー兄に言われてましたっけ。「彼は悪魔のように速いのに、時々素人でもやらないようなポカをする」って。
なんでか分からないけどポカをやる。無能ではないのに。才能はあるのに、何故?っていうそんな時。『彼は精神的に弱い』と言ってしまうと何か分かったような気がして安心できるんですよね。
でも本当はそんな言葉では、問題の本質は捉えられないような気がする。じゃあ何?って言われても困るんですが(笑)。パワーの強いエンジン程コントロールするのにも力がいるように、感情の強い人の方が自分をコントロールするのが困難なのかも知れません。わかりませんけど。
ともかくNHK杯。後悔のない演技を祈ってます。
結果の方は……私はあんまり神様とか運命とかは信じていないけど、それでも人間にはコントロールできない「何か」があって、その何か(中国思想で言う所の「天」かな)が何らかの方向に導くんじゃないかと、今ちょっとそんな気になっています。所謂、「人事を尽くして天命を待つ」ってヤツですね。
その内ミカについてもじっくり語ってみたいです。やっぱり好きだ。
ハッキネン クルマは昔とそれほど違わない
どういうタイミングでF1に帰って来るんですかあなたは。NHK杯が開幕して、私が大ちゃんのことでいっぱいいっぱいになってるていうこの大事な時に。
嬉しいけどびっくりするじゃないですか。
しかし改めてミカのことを考えるにつけ、私の中でびっくりするくらいミカと高橋大ちゃんのイメージは重なります(でも何度も言うように、芸術的センスはミカにはない。ていうかミカは多分あのダサいところが魅力なので)。
コースの一番外側のギリギリのラインにタイヤを乗せ、微妙なバランスをとりながら繊細にかつ豪快にコーナーをクリアしていくミカのエッジ走行のイメージが、大ちゃんのディープエッジにダブるんですよー。
その他にも色々重なる部分は多くて、何ていうかこう、私の好みのど真ん中に来るのってこういう人なんだなあ、と。
そしてそうなると、悩むところもまた同じだったりします。
試合での浮き沈みが激しいのはいいんです、別に。
ミカが引退してからよく分かりました。試合の度に、いちいちバカみたいに舞い上がったり落ち込んだりできるのは、寧ろ幸せなことだったんだって。
「誰が勝っても、それなりに面白いからまあいいや」なんて思いながらレースを見るのは、ストレスは溜まらないけどちょっと寂しい。時にはくやしさに歯軋りするくらい熱くなれるのって結構貴重な経験ですよ。
それに多分、私は先の予想がつかない人が好きなんだと思います。自分の予想の範囲内に収まってしまうものって何か物足りないので。いつも(色んな意味で)驚かせてくれる人って見てて飽きない(笑)。
問題は、タイトルの通りです。
『精神的に弱い』――そう言われてしまうことに対するストレス。そういえば、ミカもよくそう言われてたっけ。特にライバル・シューマッハとの対比で。
これに関しては、ミカが走ってた当時からすごく違和感がありました。私が思う精神的な強さ、弱さの基準が世間とは違うのか?なんて悩んだこともあります。
私にはミカはすごく強い人に見えるんだけど、私だけ?……と思って調べた所、ようやく同じ考えの方を見つけました。
さよなら、ミカ・ハッキネン〈前〉〈後〉
ミカは確かに人一倍ナイーブでプレッシャーを感じやすい人なのかも知れない。その上、それがとってもわかりやすい。でもだからこそ、そのプレッシャーを跳ね除けて走る精神力は生半可なものではないはず。実際彼は、大きなプレッシャーのかかる重要な局面を何度も乗り切って2度のタイトルを取った。私は彼を、とても強い人だと思います。
大ちゃんにしても同じで、彼の演技を見れば、彼がとても感受性の強い、繊細な人なのはわかります。そしてやっぱり、それがすぐ表に出てしまう。
当然と言えば当然なんですよね。鈍くて感情を表に出さない人に、あんな表現ができる訳がない。
でもそんな、やたらナーバスで感受性の鋭い男の子が、世界の舞台で戦い続けて来たのってすごいことじゃないですか?
体育会系的に言えば、勝ってなんぼ、結果出してなんぼかも知れないけど(いや結果も出して来たからこそ今のポジションにいる訳だけど)、何せ私は文系なので。試合結果云々よりも、どんな結果になっても他のせいにしたり言い訳をしないこと、そっちの方に『強さ』を感じてしまうのです(何度も言うように、最初はそこに惹かれたんですよね。演技見る前に)。
そう言えばミカも昔、シュー兄に言われてましたっけ。「彼は悪魔のように速いのに、時々素人でもやらないようなポカをする」って。
なんでか分からないけどポカをやる。無能ではないのに。才能はあるのに、何故?っていうそんな時。『彼は精神的に弱い』と言ってしまうと何か分かったような気がして安心できるんですよね。
でも本当はそんな言葉では、問題の本質は捉えられないような気がする。じゃあ何?って言われても困るんですが(笑)。パワーの強いエンジン程コントロールするのにも力がいるように、感情の強い人の方が自分をコントロールするのが困難なのかも知れません。わかりませんけど。
ともかくNHK杯。後悔のない演技を祈ってます。
結果の方は……私はあんまり神様とか運命とかは信じていないけど、それでも人間にはコントロールできない「何か」があって、その何か(中国思想で言う所の「天」かな)が何らかの方向に導くんじゃないかと、今ちょっとそんな気になっています。所謂、「人事を尽くして天命を待つ」ってヤツですね。
その内ミカについてもじっくり語ってみたいです。やっぱり好きだ。
私も、大ちゃんは、すごく心が強いと思うんです。自分の弱いところを(開き直りじゃなく)認めるって、なかなかできないです。スケカナのときも、「練習が足りなかった」ってコメントしてて、言い訳しない。彼はしゃべり方がアレだから(私はすき)よわっちぃ印象があるかもしれないけど、本当はけっこう負けん気も強いんだろうなとも思います。 NHK杯はテレビの前から、気を送りますよ~!いい演技ができますように。
そういえば友達がジャンクで大ちゃんを見て一言、「こりゃあ、女に泣かされるカオだね」。うぅ、泣かすぐらいじゃないと!!
はじめまして。コメントありがとうございます。
リンク先も読んでいただいたんですね。
シェイクスピア先生曰く、「運命とは性格である」そうなので、きっと私はこういう人が好きな性格なんでしょう(笑)。全然ジャンルの違うスポーツだし、出身地も片やすごく遠い国・片やほとんどご近所感覚(笑)なのに、本質の部分が似てるんですよね。不思議です。
そうですね、印象として、口調やコメントが強気だと強く思われる傾向があるみたいですが、私は自分の弱さと向き合える人、無理に強がらない人の方が本当に強いんじゃないかと思います。
大ちゃんも、多分人一倍他人の気持ちが分かってしまうが故に攻撃的になれない所があるんでしょうけど、芯の部分では向こう気の強さも持ってると思います。
明日は私は、出先で密かに祈ってます……。
>「こりゃあ、女に泣かされるカオだね」
あれで意外とオク手っぽいですからね……。
私もミカハッキネンは名前しか知りませんでした。他の方は別の人になぞらえてましたが、それぞれに思いを投影できる人物がいるものですねー。
自分のことに置き換えたって、そんなにプレッシャーに強くも無いのに、ついつい大ちゃんにそれを求めがちだナーと猛省です。(それをツッコミともいう)
そんなプレッシャーを、今回のNHK杯では見事に跳ね返してくれました!私もライブで初めて彼が4回転を跳んでるのを観ました。何故か若いときのほうが跳んでるのは、あの当時はイチカバチ的なものだったのでしょうか?
筋トレで足が太くなった分(笑)今度こそ、実力で跳べたのですね。
ところで
>あれで以外とおくてっぽいですからね...。
に、爆笑しました!確かにそうですね。織田君が既に彼女いるのとも比べてしまいます。ことごとく対称的ですね、二人は。
こんばんは、お久しぶりです。
少し変わったというか、F1ドライバーとスケーターを同列に語るなんて、明らかに変だと自分でも思います。
でもホントに昨日の大ちゃんは、何かひとつ大きな壁を乗り越えたように見えましたね。演技自体もすごかったけど、何よりそれが多くの人に感じられて、見る人に感動を与えたようにも見えました。
>4回転
2年近く成功しなかったと知って、逆にそれだけ失敗しているにも関わらず、失敗を恐れずにずっと挑戦し続けて来たのかと、その勇敢さに逆に感動してしまいました(JOやキャンベルみたいな非公式戦では抜いてましたが)。その積み重ねが結実したのかなと。
なにはともあれ良かったですねー!
>おくて
大阪ではかっこいい男よりおもろい男がモテるって本当なんでしょうか。
彼らのキャラの差には、生まれ育ったお国柄の差も多少あるような気がします。岡山出身関西在住のおのぼりさんとしましては、織田くんを見て「大阪の子やなあ……」と思うことがしばしばあります。