ゆうべはぎりぎり夕立ちは来なかったみたい。
わりと夜はすずしかったけど、
きょうは暑い。
雨も降りそうにないし。
本屋さんでムック本もおいてあったし、
TVでもなんで寅さん放送してるのかなあと思ったら、
渥美清さんがなくなって20年になるのか。
ちょっと前にBSで48作全部放送、みたいなので、
半分くらい見た。
なんで半分かっていうと、
BSを見てたビデオデッキがこわれて修理に出したら、
そのまま帰って来なくて、
それがHDDレコーダーになって帰ってくるまで、
BSを見られなかったから。
ちなみにビデオデッキは今も帰ってこないままだけど、
どうなってるんだか。
そのころから小林信彦さんの本もけっこう読んでた。
手に入りにくいものも古本屋で探して読んだ。
昭和の芸人さん、映画、おもしろい小説。
いろんなものを小林さんの本から学んだような。
あと「定点観測」
週刊文春の連載もそこだけ立ち読みしたり。
最近はもう読まなくなったけど。
で、「おかしな男~寅さん夜明け前」
楽しみにしてたんだけど…
メイキングとして別に流してくれたら、
ロケの部分もそれなりに興味を持って見られたかもしれないけど、
なんかドラマの部分と俳優さんのロケの部分とが、
ごちゃごちゃになってて、入りこめなかった。
なんか残念。
小林信彦さん本人が出てきたのもびっくりしたけど、
羽仁進さんもひさしぶりに見てびっくりした。
小林さんと渥美さんの関係って、
仲がいいのかどうなのか、
友達って言っていいのか、
わかるようでわからない感じがする。
渥美さんは絶対に人前で誰かの陰口は言わない人だったらしいけど、
小林さんには話してたみたいだし、
信頼できる鏡のような存在だったのかも。
だいぶ違うけど、ある友人がいて、
小・中・高と同じ学校だったんだけど、
そんなに仲がよかったわけでもないし、
同じクラスになったこともあまりなかった。
(まあ、中学のクラブはいっしょだったけど)
学校では別のグループだったから、
そんなに一緒にいることもなかったんだけど、
登下校で出会った時とか、
ほんとに「このあと時間ある?ちょっと話しようか」とか。
で、何時間も立ち話をしたりした。
あるときは約束の時間に現れなくて、
すっぽかされたかなあ、って、
ちょっとぷりぷりしながら、
別の用事を済ませて家に帰ってきたら、
何時間も家の前で待ってたり。
いつもわりと一方的に話をされてたような。
将来なにがしたい、とか。
話してるうちになにやら話が大きくなるのもいつものこと。
卒業してからもたまに会った。
車の中だったりもしたけど、やっぱり立ち話もした。
自分が大学で法学部にいるって言うと、
弁護士になるって言い出したり、
薬局でアルバイトをしていたら、
ドラッグストアの店長をしてるって言ってたり、
建築関係の仕事をしているといったら、
リフォーム会社で働いてると言ったり。
あるとき、車で迎えに来てくれたことがあった。
古いマニュアルの国産車。
BMに乗ってたけど事故を起こして代車に乗ってる、と。
同級生にはウソつき呼ばわりされてたこともあったって、
あとで知ったけど、
自分はそんなことを思ったことはないし、
ただおもしろいなあと思って聞いていた。
母親の命日だって言って、
お墓参りに連れて行かれたこともあった。
おかあさんにはなんどか会ったこともあったし、
お通夜にもいかせてもらったからかもしれないけど。
誘われて断ったことは1回もなかったはず。
最後に連絡があったのは、
仕事のことで悩んでいるとき。
「いまはちょっと、また連絡する」って言って、
そのまま連絡しないまま。
今、なにをしてるんだろうかな。
ときどき思う。