うちのいなかは、
愛媛県の先っぽで海がすぐ近く。
ずいぶん前だけど、
夏におじさんがなくなって、
いなかに帰ったときに、
毎食毎食、魚のお刺身と冷やしそうめんばっかりで、
うんざりしたことがあった。
人が多かったから、そういう食事のほうが、
手間がかからなくていいんだろうけど、
そのころはお刺身も食べられなかったし、
冷やしそうめんもニガテだからたいへんだった。
ひとりだけ、わがままを言える状況でもないから、
こそこそカップラーメン食べたり、
インスタントみそ汁に入れたり。
それ以来、夏にいなかに帰ることになると、
ちょっといやーな気持ちになる。
子どものときから冷やしそうめんはニガテで、
いまでも食べられない。
ざるそばもざるうどんもだいじょうぶだし、
きしめんとか冷や麦でも食べられる。
にゅうめんとか、
みそしるに入れると食べられるし、
焼きそうめんも平気だけど、
冷やしそうめんはダメ。
なんでかはわからないけど。
ただただあったかければそれでいいです。
もう見ないで早く寝ようって思ってたけど、
最後ってなるともったいない気がして、
結局、ゆうべもレスリングを見てた。
やっぱり、日本人選手が絡まないと、
すごく気楽に見られる。
息苦しくもならない。
どっちが勝っても平気だし。
客観的に見てると、
国によってスタイルが違うのもおもしろいし。
タックルを狙いに行く国もあれば、
組み合って投げようとする国もある。
緊迫したやり取りを見てるだけで楽しかった。
モンゴルの選手とウズベキスタンの選手の試合も、
最後までとてもいい試合でおもしろかった。
ところが残り10秒ほどになって、
リードしているモンゴルの選手が、
相手に向かってガッツポーズをしながら逃げ回り始めて、
そのまま試合終了。
スポーツマンシップのかけらもない感じで、
ものすごく後味悪かった。
NFLならトーンティング、
剣道でも一本取り消しよね、と思って見てたら、
案の定、反則をとられて、
銅メダルは相手のものに。
そこからもっと見苦しい抗議のパフォーマンス。
元横綱もつぶやいてたみたいだけど、
なんか…こう…そういうとこよねって感じがした。
ウズベキスタンの選手にあらためて勝ちがつげられたときに、
ブーイングが起きたように聞こえたから、
勝ちさえすればなにをしてもいい、っていうほうが、
世界的にはやっぱり多数派なのかもしれないけど。
閉会式も、なんかよくわからないけど、
見ておかないといけないような気がして、
こそこそ見てたら、
東京のアトラクションでびっくりした。
テクノロジーとサブカルチャー。
和の要素は小池知事にまかせた感じだけど、
ほんとに前知事じゃなくてよかったし、
椎名林檎さんとか中田ヤスタカさんとかも、
ほんとによかった。
誰が考えたのか知らないけど、
遅刻しそうな安倍さんマリオにドラえもんが土管を出したら、
それが地球の真裏のブラジルに届いちゃうっのてすごい。
で、それが世界の人にわかってもらえてしまうのが、
もっとすごい。
まあ、それにはあっけにとられた感じだったけど、
パセリみたいな人たちとかが走り回るのとか、
雨の中、聖火が消えていくところとか、
ブラジルの人たちのパフォーマンスもよかった。
あの聖火のまわりでくるくる回るモビールみたいなのは、
ちょっとほしいと思ってたくらいだし。
最後はサンバ。
東京だと盆踊りとかやったらよさそう。
けっこう世界中に広まってるみたいだし。
わりとだれでも簡単に踊れるし、
いまふうにアレンジしてもおもしろそう。
あと個人的に好きだったのは、
一生懸命スピーチしてたブラジルのえらい人と、
どっかの国みたいな一糸乱れぬ行進じゃなくて、
あわせるつもりもなさそうなのんびりした感じで、
オリンピックの旗を運んでた兵隊さん(?)
こういう兵隊さんばかりだと戦争も起きない気がするし。
始まる前にはいろいろ言われてたけど、
最終的にはすごく悪いこともなくて、
いいオリンピックだったような気がする。
松岡修造さんが言ってたけど、
「英語話せる人なんかほとんどいなかったけど、気持ちで通じた」
っていうのが印象的だった。
それだけブラジルの人におもてなしの気持ちがあったってことなんだろうな。
東京は期待値高くてハードルバンバン上がりそうだから、
がんばらないと。
制服の女子高生が…とか、
なにを言ってるのかと思ったら、
他人が喜んでるのを見たらけなさないと気がすまない、
っていうタイプの人たちのしわざなのか。
それと、政府批判してる自分=かっこいい、
みたいな感じって、なんか…