ゆうべは寝苦しかった。
きょうも湿気でしんどいかと思ったら、
急に風がびゅーびゅーふきだして、
どうなるかと思ったけど、
しばらくしたらどうもならずに終わった。
なんだったんだろう。
結局、MP3プレイヤーは買うことにした。
安いやつ。
不良品があったり当たりはずれがあるみたいだけど。
はずれだったらどうしよう。
目の手術での入院なので、
退屈しのぎに落語をいっぱい入れてあげよう。
ラジオだったりTVの放送を録音したのが、
いっぱいあるから。
ちょうど「上方落語の四天王」という本を読んだ。
寄席や落語会には行ったことがないので、
放送されるものしかわからない。
三代目春団治さんのは最近わりと聴いたけど、
四天王だとやっぱり米朝さんのものが多いかな。
平成紅梅亭で五代目文枝さんの「悋気の独楽」を見たけれど、
女性のだけど丁稚も印象に残ってたので、
この本に書いてあることはすごくよくわかった。
これを読みながら落語を聴けるといいんだけど、
ちゃんとタイトルとかつけてないから、
さがすのがたいへん。
ほかの五代目文枝さんや六代目松鶴さんの落語も聴きたくなる。
「素人名人会」に出ておられたなあとか、
「突然ガバチョ」に出ておられたなあとか、かすかに覚えてくるくらいだし。
ぎりぎり間に合わなかったのが残念だと思うけれど、
なかなかこどもではわからない世界でもあるし。
あと、古今亭志ん朝さんの章もおもしろかった。
「痛快エブリデイ」に出演された時のエピソードとか、
大阪の町を大阪の人よりも良く知ってた話とか。
東京で大阪弁が聞こえてくるのがいやだ、といったら、
仁鶴さんが文化人やなあっていうのも。
サンボマスターの山口隆さんの対談本、
「叱り叱られ」もおもしろかった。
前から興味はあるんだけど、正直、あんまり知らない。
「電車男」で流行ってたなあとか、
そのころ爆笑問題の田中さんがものまねしてなかったかな、とか、
「海月姫」のエンディングだったかなあ、とかくらい。
尊敬する大先輩と話をするだけで緊張しそうだけど、
けっこうぐいぐいいろんなことを聞いててすごい。
こっちは、話に出てくる曲なんかを、
Youtubeで調べながら聴いてみたり。
便利だけど、こういうのはあんまりよくないな。
話はすごくおもしろいんだけど、
その音楽を聴いてみるとあんまり好みに合わなかったり。
でも、その読んだ話だけを頼りに、
中古屋さんとかレンタル屋で探し回って、
やっと見つけて聴けたのだとしたら、
むりくりにでもたぶん好きになっただろうし、
好きにならずにはいられなかったはず。
ぱっと聞いてぱっと評価してしまったのは失敗だったと思う。
忘れたころに読み返せることがあったら、
そのときはちゃんとCDを探して聴ければいいなと思う。
これ図書館で借りたんだけど、文庫になってないのかな。