TBA

(仮)

読書愛好家

2018-02-02 | 本と雑誌

車に乗ってると、

きょうはなんかあぶないな、っていう日が、

ときどきあるんだけど、

まさにきょうがその日。


いつも混まない道が渋滞してたり、

その渋滞してる道を、自転車が横切ろうと、

ななめ後ろから突然現れたり、

で、そこに救急車がきたり。


なんかもう、ガレージを出たときから、

きょうはこわいなあ、っていういやな予感があって、

いつもより安全運転なつもりだったんだけど、

それ以上に予想外なことがたくさん起きた感じ。


こういうことがあると、

初もうで行ってなかったなあ、とか、

お墓まいりも最近行ってないなあ、とか、

ネガティブなことばかり考えるようになりがちだから、

あしたは巻きずし食べて、

ちゃんと豆まきしよう。




栗本薫さんの未発表作配信、とか。

なんだろう、と思ったら、

「ぼくらシリーズ」


むかし通ってたところ、

別にふつうの町だったんだけど、

歩いていける範囲に古本屋さんが何軒もあった。

まだ大手のチェーンができるまえで、

ほんとにこじんまりとした小さな店ばっかり。


そのうちの一軒、

だがし屋さんの一角に古本がおいてあるようなお店で、

こどもむけらしく、平日の昼休みなんてだれもいない中、

お昼ごはんを急いで食べてはよく通ってた。


あるとき、「ぼくらの時代」「ぼくらの気持」

「ぼくらの世界」と、ちょうど3冊並んでた。


ブックガイドなんかで興味があっても、

そのころはAmazonとかもまだなかったし、本を探すのもたいへん。

このへんの本も、絶版だったのか品切れだったのか、

本屋さんではなかなか見つけられなかったころだったので、

ちょっとうれしくなって、

ろくに中も見ずに買ってあとで読もうとしたら、

カバーと中身がちがってた。


「ぼくらの時代」だったかが、2冊だぶったんだけど、

結局、どうしたんだっけかな。

まあ、読んだ記憶もあんまりないんだけど。


そこのお店は、あまり品ぞろえが変わることもなかったから、

たまーに行くくらいだったけど、

藤沢周平さんの「義民が駆ける」がずっとあって、

買おうか買わないかずっと悩んでたことは覚えてる。

これもどうしたんだっけ。

あと、ソフィアの「黒いブーツ」がかかってて、

えらい曲だなあと思ったのもすごく覚えてる。




『読書愛好家は読み終わった本を古本屋に売らない…その理由は?』

みたいな記事があった。


そのときのベストセラーしか読まないんなら、

それでいいんだろうけど、

読みたい本が全部本屋で買えるわけでもない。


それに「いま」はいくらでも本屋にあったとしても、

いちど手放してしまって、

何年後、何十年後かに読みたくなっても、

新品でその本が買えるとはかぎらない。


なら、絶対おいておかないといけないし、

古本で作者にお金が入らなかろうが、

捨ててしまわれたらもう誰にも読まれることはない。

作者にとっても本自体がなくなって、

読まれなくなってしまうよりはましなんじゃないのかな。


電子書籍はサービスが終わってしまえば読めなくなるし、

「少女終末旅行」みたいに、文明が滅んでも終わり。


まあ「読書愛好家」の人が、本そのものを好きだとはかぎらないし、

いろんな考え方があっていいと思うけど、

やっぱり本を「捨てる」っていうのはすごく抵抗があるなあ。
コメント
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