TBA

(仮)

好奇心

2019-05-09 | 本と雑誌

 

きょうはもう湿気が多かったから、いさぎよく上着なし。

そしたら室内に入ると、まさか寒いという…

ほんとに、なにを着ればいいのか。

中学生の一団とすれ違ったけど、まだまだ冬服のほうが多い感じ。

制服だとまだまだ過渡期なのがわかりやすくておもしろい。

 

 

図書館の本。

休みだと思って調子にのって借りすぎた。

読めないまま返すのはなんか屈辱だけど、寝ないと死ぬし。

 

「絶滅危惧の地味な虫たち」

これはおもしろかった。

「虫の惑星」だったかな。

ずっと昔に買ったまま、読もうとして読んでない本がある。

ハヤカワがグールドさんとかホーキング博士の本なんかを、

白っぽい文庫で出してたころに買ったやつ。

 

たぶんのその本の初めのほうに、

宇宙やら深海やらを調べるまえにまず虫を調べるべきだ、

みたいなことが書いてあって、

たしかにそうかも、とか思ったのを思い出した。

 

意識高いアピールのためやら、攻撃するための誰かを見つけるためやらの、

見映えのいい生きものを利用する”環境保護”ではなく、

開発はしかたないけれど、少しだけ気を遣うことで、

守れるもんなら守ろう、救えるもんなら救おう、っていう、

ささやかだけど現実的な問題提起がすごくいいなあと思った。

 

こどものころならいざしらず、

いまはカブトムシすらさわれないけれど、

食べたアリの死がいを背中に積み重ねていくハリサシガメの幼虫やら、

オケラ専門に狩りをする狩りバチやら、

ここに書かれているような虫たちのふしぎな生態にはすごく興味がある。

 

そういう虫たちの生き様が知られることもなく、

消えていくっていうのはすごくもったいないなあと思う。

理由はわからないけど急激に数が減ってる、っていうのも、

よくあることみたいだけど、それもおそろしい。

 

それが何のためになるのか、とか、税金のむだづかいだ、とか、

いろんな意見があるのかもしれないけど、

一見役に立たないどうでもいいことだからこそ、

税金でも使わないとしょうがないやんと思ってしまう。

 

知らないことがまだまだいっぱいあるのって、わくわくしかない。

コメント
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