masumiノート

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規制緩和

2009年07月17日 | ひとり言
規制緩和って、消費者の立場から見たら良いように思えるけど
企業の立場から見たらどうなんだろう?

競争が激しくなったことで、流れとして経費(人件費)削減となり
工場も国内から人件費の安い国外へと拠点を移さざるを得なかったり、企業間での統合など

・・・
昨年には派遣切りが問題になったし、正社員であっても安穏としては居られない世情。

消費者は労働者でもあるわけで・・・

そう考えると、「規制緩和」って良策だったとは言えないような気がする。



「行政改革」
「規制緩和」

聞き始めは、とても素晴らしい良いことのように思えたけど・・

言葉に踊らされていたように思うのは私だけ?




今は「地方分権」

これは、どうなんだろうね?

センターからの回答

2009年07月17日 | ガソリンスタンド
音沙汰が無かったので、こちらから電話をしました。

手紙での問い掛けに対しての回答は


「業転や新仕切りについて全く知りませんでした。」

「国?から依頼された項目について(表面的に)価格を調査発表しているだけで、業界内の問題については、当センターとしてノーコメント、ノータッチです。」

との事でした。

多少予想していた通りとはいえ、少々がっかりでした。

違う視点での消費者の立場からの相談なら、また違った答えになったのかな~(~~;?

消費生活センターへの手紙

2009年07月17日 | ガソリンスタンド
毎月、消費者センターが価格調査をされています。


数ヶ月前に消費生活センターへ手紙を送りました。


石油業界の事情「業転玉(品確法)や新仕切り方式(一物多価)」について知っているのかどうか、又、ガソリンスタンド過疎地問題も浮上してきている中、そういう事を抜きにして、ただ単に表面的な「売価」だけに意識を向けている事は“片手落ち”では無いですか?と・・・。

以下、抜粋します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ところで、消費生活センター様では石油業界の事情をどの程度ご理解されているのでしょうか?

「業転」「新仕切り方式」などはご存知でしょうか? (別紙参照ください)

「業転」
業者間転売というひとつの流通ルートで、本来はノーブランドGSやプライベートブランドGS向けのルートのことです。(別紙2参照)
別紙3にありますように系列向けと商社向けへの卸価格には歴然とした差があり、昨年の暫定税率騒動後5月から9月には10円~20円もの価格差がありました。

規制緩和以前は「業転もの(以下、業転玉)を仕入れる」という系列GS(販売店)はごく少数であり、又、その行為はタブー視されているものでした。
しかし、別紙 にありますように、規制緩和により元売自らが出資子会社等を通じて小売分野に進出、その一方で地場の中小販売業者は市場からの淘汰・撤退を余儀なくされています。

差別対価による価格競争に対抗する為に、「安い業転玉を仕入れるのは、経営努力だ」という意識に変わってきた系列GS(販売店)も増えつつあるようです。
しかし、「元売マークの看板を掲げている以上、正規ルート以外からの仕入れをすることは、消費者への裏切り行為になる」と考え、業転玉に手を出さずに営業を続けている販売店も業界紙によると全国で4割程あるようです。

業界内でもこの “業転玉”に対しては、昨今世間を賑わせている偽装問題に絡め
「元売マークを掲げていながら業転玉を仕入れるのは“偽装”に当たるのではないか」という意見や、それに対して元売各社のバーター取引を挙げ、「同一の油槽所から出るのだから偽装には当たらない」「業転玉を偽装というのなら、元売こそ゛詐称で訴えられることになるのでは」という意見、さらには「偽装になるかならないかは消費者が騒ぐかどうかだ」という意見など様々です。

私が個人的に疑問に思うのは、
「揮発油等の品質の確保等に関する法律」(品確法)により、揮発油販売事業者が自ら(委託分析)10日に1回行うように義務付けられている品質分析ですが、必用な条件を満たせば、年に1回の品質分析だけで有効となる「軽減認定制度」があり、必要な条件とは、(精製元売などから供給されるガソリンが、品質の変更なしに消費者へ販売されることが確実な場合に限るなど)で、「元売マークを掲げている」=「100%正規ルートでの仕入れ」という前提でこの「軽減認定制度」が適用されているはずです。
一方、業者間転売市場であるプライベートブランドGSやノーブランドGSは自己責任で10日に1回品質分析を行う必要があるわけで、違反すれば罰せられます。
では、正規ルートで全量を仕入れずに3割程は業転ものという系列GS(販売店)はどうなるのか?ということです。
元売マークを掲げている以上100%正規ルート仕入れだという前提で軽減措置を受けている筈ですが・・・?
(※品質的には恐らく業転玉でも現代では問題はないと思いますが・・・)

業界紙によると、業転玉を仕入れたことがあるという販売店は6割程あるようですが、仕入れにおける割合までは分かりません。
元売の対応も、半分以上業転玉を仕入れるなど目に余る場合は看板剥奪などの交渉をされるようですが、1割2割程度なら目を瞑っているようですし、詳しいことは分かりません。

自民党内に「ガソリンスタンドを考える議員の会」というのがあり、石油販売業界の抱える諸問題について政治的及び法律的な検討を行い、根本的解決を図っていくことを前提に活動をされている中で、「独禁法改正PT」を設置し、
『元売に一方的に有利な片務条項については、公正取引委員会が独禁法による排除措置命令を発動して、特約販売契約における片務条項を排除させるとともに、業転玉購入に係る商標権の不適切な行使を是正するよう求めたい。』など、商標権等の片務契約と独占禁止法上の課題について取り組まれており、その流れで「新仕切り方式」が始まったとも言えます。

「業転玉購入に係る商標権の不適切な行使を是正するよう求めたい」
平たく言うと、
「系列GSが業転玉を購入しても看板を剥奪するなどの商標権の不適切な行使をやめさせたい」

今、農業の方でも“減反の見直し論”がありますが、これも時代の流れなのでしょうか?そういうことになれば、「それまで決まりを守っていた方が馬鹿を見る」ということになるように思えます。

弊社の販売店としての考えは「道義上、元売マークを掲げている以上は正規ルートで仕入れをするべき」との考えで、それを実行しております。
又、納入先企業様の中には、灯油にさえMSDSや品質分析表を求められる所もあり、そういった観点からも“ルール”は遵守されるべきであり、業転玉が混ざっているにも関わらず、元売が発行する品質分析表等を提示することは、明らかに“偽装”に当たると考えます。

しかし、消費者の多くは、「元売マークなんか気にしていない、業転玉でも別に構わない、安い方がいい」と思われると推測されます。(一消費者としての私もそう思います)



「新仕切り方式」
昨年10月から、先ずENEOSと出光が始めた“値決め方式”です。
従来のコスト連動型から東京工業品取引所や業転市況等の価格指標を基準とした市場連動型に移行しました。当初、中小販売業者からは「経営努力が及ばない小売価格差を生む元凶の卸価格解消が進む」として歓迎の声が上がっていましたが、8ヶ月経過した今、弊社としては「効果を感じられない」というのが実感です。

市場連動型と言っても、数種類あり(TOCOM・RIM・CIF連動など)特約店がどの方式にするかを選択して元売と契約するという形になっており、その結果“一物多価”という首を傾げるような状態が起こっており、販売店はただ甘受するしかないというのが実情です。※この新仕切り方式については、過渡期でもありまだ課題も多いと感じますが、よく分からないと言うのが正直なところです。

発券店値付けカード問題などもあり、ここに記したことはあくまで部分的なことでしかなく、また実際はもっと複雑ですが、私にはこれ以上の説明は出来ません。



この業界は大きな矛盾を抱えていると感じますが、これらを問題にすることはあまりにも大きく途方も無いことであり、一販売店では全くもってどうしようもない事です。

消費生活センター様が、売価を調べて発表されるのは結構なことですが、こういった業界内の諸問題を抜きにして、ただ単純に「売価」にばかり意識を向けられているとすれば、それは片手落ちではないでしょうか?

もちろん消費者にとっては価格が安い方が良いに決まっていますし、時代の流れで、ある程度の淘汰は仕方の無いことだとは思いますが、全国的にみて市町村によってはガソリンスタンド過疎地が発生していることを考えると、過剰な価格競争は見直されるべきではないでしょうか? 由って、単純に「売価を取り上げるだけ」という行為には釈然としないものを感じます。



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あ、お断りしておきますが

私は自民党を支持しているわけではアリマセン。


それから、元売マークを掲げて、正規ルートでの仕入れに業転玉を混ぜている販売店のことを業界では「浮気組」と呼ばれているようです。


文中にあります「別紙」資料は後日アップさせていただきます。

(誰も興味ないかも知れませんが・・・)

過去最大

2009年07月17日 | ガソリンスタンド


昨年1年間でのSS数が過去最大の

1967ヶ所減!

平成7年度以降の最大を記録したそうです。


平成6年度末には6万421ヶ所だったのが

平成21年3月末では、4万2090ヶ所だそうです。


あなたのお近くでも閉鎖されているGSありませんか?


うちの店も、断崖絶壁にへばりついているような状態で営業を続けています。

お客様には「やめんとってや」と言われますけど・・・




規制緩和でセルフが解禁になりました。
「それはイイ」と思うんですよ。

でも、元売が販社や子会社を作って小売に進出したこと。
これがGS業界を混乱させた一番の原因だと思っています。