秋の味覚として知られる丹波マツタケが、大豊作になる可能性が高まっている。適度な雨と猛暑からの気温の低下で、生育条件が一気に整ったらしい。だが今シーズンはシカによる食害に加え、クマの出没が相次ぐ。遭遇を避けようと、住民らは爆竹を鳴らしたり、鈴やラジオ、おのを身に付けたりして、山に向かっている。
兵庫県丹波市春日町の男性はここ数日、昨シーズンの3倍近い数のマツタケを収穫した。「木の周り3メートルくらいに70~80本。シメジのように何本もくっついている株もあった。山に入って30年、こんな豊作は初めて」と驚く。
1963年に約161トンあった収穫は、里山の荒廃などで2008年には約1・1トンに激減。例年は9月下旬から出荷されるが、今季は猛暑の影響で10月初旬にも姿を見せず、記録的な不作を心配する声もあった。
キノコに詳しい兵庫県立人と自然の博物館の秋山弘之主任研究員は「9月下旬から10月初めの降雨と気温の低下で、地面の温度が下がり、菌糸の成長に最適な条件が整った」と分析する。
丹波市に隣接する京都府福知山市の卸売市場では18~19日、昨年のピーク時の2倍、1日約20キロが取引された。丹波市内の料亭にも連日、大量に入荷している。
ただ、関係者が頭を痛めるのが、シカによる食害とクマの出没。今年はドングリが凶作で、丹波のクマの目撃件数は37件に達し、昨年1年間(11件)の3倍を超える。
「今シーズンのマツタケ採りは命がけ」と丹波市市島町の男性。マツタケが採れる場所は親子でも教え合わないとされる“秘中の秘”だが、採取歴40年で初めて妻を伴って山に入った。別の男性は「少々怖くても、シカに食べさせるわけにはいかない」と、クマよけにラジオや鈴を鳴らしながら山通いを続ける。
毎年約200キロを出荷するJA丹波ささやま多紀営農経済支店によると当初の出遅れが響き、取り扱いはまだ100キロ前後。丹波産は不作だった昨年より1割ほど安い程度といい、高根の花に変わりはなさそうだ。
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これを読んだこうちゃんが言ったひとこと。
「熊が出たら嫁さんを熊にやっといて、自分はマツタケを持って逃げるんやな」
ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ
それ、私らの間のコトやったら・・・
命イタダキマス ( --)o-( *゜ロ゜)- プス…!!