系列外(業転)仕入れ増加
(高知県では)140円台前半の市況が保たれているが、系列仕入れ1本ならマージンは実売ベースで15円に満たない。
業転を3割入れれば20円近くになり、50キロ売れば月に100万円弱の利益が出る。
10円強でも十分に商売は出来るが、安売りがいつ始まるか予測が付かない状況で1円でも安い玉を仕入れたいのが本音。
仕切り通知をFAXで送るだけの元売(特約店)よりも、頻繁に足を運んで情報を教えてくれる業転業者の方が信頼出来るので取引を始めた。
しばらくは玉が余っているので(業転でも)安定仕入れができているが、来年の「エネルギー供給高度化法」で玉が引き締められた場合、商品がいつストップするかわからない。
複数の業者から仕入れて、玉を切らさないよう安定仕入れに努めている。
7/17 燃料油脂新聞より
※>マージンは実売ベースで15円に満たない。
うちは系列100%仕入れです。
市況に合わせていたら10円に満たないので数円高く売って何とか13円をキープしている。
15円に満たない・・・うちからしたら「15円もあってイイな~」なんだけど商圏(市況)によって感覚が違う。
安定供給の為にうちは系列100%を選択しているけど、商社の海外モノは元売は関係ないわけで、この販売店のように複数の業者と取引をして保険をかけておくのも一つの選択肢ではあると思う。
・・・・が、しかーし!
それはあくまで『系列マークを下ろした上で!』のコトなんじゃないでしょうか!?
発券店値付けカード禍が深刻化 平日4割が代行給油(粗利益大幅減に苦悩)
抱えていた大口顧客が軒並み発券店値付けカードに切り替わり、ガソリン収益は5円になった。
(この元売では7円ではなく5円しかないようです)
150キロのうち4割の60キロが代行手数料になると粗利益は78万円から30万円に激減する。
本来なら残りの90キロの粗利益と合わせて195万円あった筈のものが147万円。
逸失利益は月間48万円、年では約600万円にもなる。
これでは健全な経営は不可能。
発券店値付けカードは当然、元売の許諾のうえに成り立っている。
元売はエネ庁のヒアリングに対し「自粛したい」「積極的に推進しない」などと回答しているが、現実にはカード被害はどんどん広がっている。
同カードが拡散すれば、系列店は一段と苦境に陥り、SS閉鎖や撤退も加速する。
だが、系列店が減っても元売カード客そのものは減少しない。
系列店が減っても元売子会社SSが供給すればいいことになる。
「カード発券を肥大化させることで、最終的には子会社にガソリン販売を移管していく元売戦略が透けてみえる」という。
このまま系列店のカード被害を放置するなら、元売は系列店の信頼を完全に損ねてしまうことになりかねない。
今後、元売は系列店との信頼関係を深耕するのか、崩壊させるのか。
生き残りをかけた系列店が真剣に見つめている。
7/18 燃料油脂新聞より
※同じ仕事をして、粗利益は半分以下。
逸失利益年間600万円・・・
そりゃあ赤字になるし、人件費も出なくなります。
元売は本当に嘘つきでズルイ。
エネ庁のヒアリングでは「自粛したい」「積極的に推進しない」と答えるのは、「悪い」と思っているから。
そして「発券店値付けカードの給油を受け入れるかどうかの選択肢は販売店に委ねてある」、と、さも自分は悪くないかのような言い訳をする。
4割もシェアを奪われたら、例え5円にしかならなくてもそれを受け入れなければ代行手数料すら手に入らなくなるという、
苦しい立場の販売店の足元を見た卑劣な行為です。
元売は系列店が元売に愛想をつかして、さっさとマークを下ろしてくれることを望んでいるのだろうから、信頼関係を結び直す気はサラサラないでしょう。
そのためにJXもフリート系の一光を手中に収めた。
だけど元売は分かっていない。
その行為は系列販売店だけでなく、そこを利用してくれている消費者をも愚弄する行為だという事を。