「籍を置いているのが嫌なら、さっさと辞めれば良いのに」
そう思う方もいるでしょうね(^^;
窓も拭かないゴミも捨てない、
マナーの悪い客は給油拒否もするし、
タバコの火を消してねって言ったら頷いていたのに、清算の時に見たら消してなくて、
「そんなんやったら、もう来ないで」と言ったこともある。
そんな私が店番をしている店。
普通で考えたら潰れてなきゃおかしい。
近所にはまだ新しくて広い店もある。
窓ふきやゴミ捨てもしてくれる、しかもセルフより安値の店もあるのに。
うちの店は狭い敷地に経年劣化、その上値段も高い。
普通で考えたら、うちの店は選んでもらえない。
そんな店なのに、
「我々には業転しか生き延びる術はないのか」っていう状況の中で、
高いといわれる系列仕切りよりまだ更に高い系列玉100%仕入れでも、生き残っている。
>「そんな非常識な人は業界から去って下さい」byこども店長さん
発券店値付けカードのゴミ捨てをお断りしたら、それっきりになった方もいます。
でも「このカードは赤字で困るんです」ってお客さんに言う事が非常識だとは思いません。
>「仕事に対する姿勢が間違っているっておもうんです」by多牌さん
はい、そうですね。
折角オイル交換に来てくれたのに「今主人が居ないので」と謝ったら、「そんなんやったら、もうお前のとこには来てやらん」と怒られたこともあります。
パンクして来られても役立たずのmasumiさんにはどうしようもないのです。
そんな店でも営業を続けられています。
給油拒否した方のお1人はその後再び来店されるようになり、そのうち「奥さん、いい人やね」とこうちゃんに言ってくれるようになり、私の大切なお客様になりました。
ゴミ捨てをお断りした発券店値付けカードのお客さんでも、今は給油するだけでも「ありがとう」と言ってくれます。
だから実は、心の奥底にまだ希望が残っているんですよ。
「へー、そうだったのか」と知って貰うことで、
「これ以上減ったら不便になるよね」と思って貰うことで、
「系列は系列仕入れが当然だよね」と共感して貰えることで、
この業界が変わればイイナ。
なんたってmasumiさんは、“目出度いヤツ”ですからね(笑)
私がそう言うと、こうちゃんはこう言いました。
(標準語で書いてます^^;)
「業界の内に目をやるからだよ。
腐っている中身を見ないで、外に目を向けなければいけないよ。
良いところを。
探してごらん、何かあるだろう」
良いところは、お客さんが「ありがとう」と言ってくれること。
即答できます。
でも、窓すら拭いてあげていないのに「ありがとう」と言ってくれる人がいます。
適正利益が得られたなら、サービスもしてあげられるのに・・・
そう思うとまた気持ちが沈みます。
それに、そういう良いお客さんばかりでもないし、
何よりも、赤字では(汗)
どんな仕事でも辛いことや嫌なことはあります。
そんな毎日の中でも時折訪れる嬉しいことや、自分で見出す やりがい。
そういう良い部分に目を向けて生きていくことはとても大事なことです。
だけど赤字では、
最終的には、先がないということです。
系列100%仕入れでは生存不能であるとして、業界として系列販売店は国に助けを求めました。
その結果は、系列100%の販売店を助けるのではなく、業転玉を混ぜている販売店を助けるものとなりました。
化管法の関係で業転玉を混ぜることが出来ない販売店は、「死ね」と言われたに等しいのです。
どうしてこんな業界に 平気で籍を置いていることができましょうや。