9月13日燃料油脂新聞より
福岡市場 全油種2円浮上
特約店と販売店 思い錯綜 仕切り交渉 し烈さ増す
透明度が高くなった仕切価格だが一方で情報が多岐にわたっていることで
(略)
ある特約店では「卸マージンはリットル1円程度しか確保できない」と語る。
元売が推奨する数値だが、このマージンではさまざまな支援を行うには厳しい。
※
中間卸マージンがたったの1円?
なんて良心的なんでしょう!
こういう特約店もあるんですね?!
元売仕切り改定 見送る
JXTG・出光・昭シェ 全油種据え置き
ガソリン続伸153円10銭(石油情報センター集計の全国平均市況)
※この単価はフルもセルフも合わせての平均です。
今の当店単価は155円
(“ここらへんの市況は”2円上げという風の便りでしたが、こうちゃんは「“うちは今はまだ”1円だけで良い」のだそうです)
系列と業転格差が10円以上あったころの石油情報センター集計の全国平均市況と当店の価格差は10円近くありました。
人手足りず洗車できず「給油と並行」ネック
フルの急所は店頭の給油と並行して作業しなければならないこと
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数年前のことになりますが、「オイル交換は出来なくても洗車は出来る」、と、一人で店番中に注文をお請けした結果、店頭給油が忙しくて、洗車機の中に1時間放置してしまったことがあります。
私はこうちゃんの留守中は給油作業以外お断りすることに決めました。
本当は折角のご注文を無駄にしたくはありません。
出来れば人員を補充して対応できるようにしたいです。
しかし、人を雇えば人件費が発生します。
(リッター5円の粗利では採算割れになる“証拠” より)
業転に手を出さず全量系列仕入れの当店は、正真正銘、数円のマージンでやってきたのです。
大手が次々に新設店をオープンさせ、セルフがまだない時代から水面下で既に価格競争が始まっていた、この商圏の中でーです。
組合と市の担当者との交渉で決まる公用燃料の単価は、“当店の系列仕切りでは” 時には本当に逆ザヤだったこともありました。
公用燃料は夫婦喧嘩のもと
業転玉を仕入れれば、それだけでリッターマージンは10円以上上乗せできた時代のことです。
「お前のとこだけ何でこんなに高いねん?」という給油客からの問いに、
「うちの仕入れ値では、これしか・・」としか答えられなかった時代のことです。
地域で一番の高値店だった当店が、実は、「薄利多売」だったってことですね。
いえ、もちろん大手2者店には負けますけどね(笑)
そして当店の薄利多売は今は昔物語で、薄利少売商売が20年近く続きましたのです(T^T)