今日現在なら、恐らく市内で一番灯油が安い店は当店です。
ですが価格看板を掲出して客寄せすることはしません。
そして市内で一番灯油が安い店も、シーズン入りすれば恐らく終わることになると思います。
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近隣セルフより15円安い当店の灯油@利幅は普通に頂戴しています。 2020年09月15日
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/d2fcf16f5f637b17b9d8f24856ffa569
朗報?悲報?今冬の灯油価格 2020年09月28日
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/be9de373fc77f29d3a685455693c8edc
10月5日燃料油脂新聞より
「灯油を冬季収益源に」シーズンイン本格的に迫る
>灯油を冬季の収益源とすることが年間を通じての経営黒字化に欠かせない
>灯油の販売姿勢はSS間でバラつきがある。そのため現況でセルフSSの高低差は18リットルで612円(リットル34円)の開きが生じている。
入札で仕切り割れ続出 売り上げ確保とリスク回避か
かつて入札は業者の意地とメンツをかけた安値落札が相次いだ。
しかし事後調整なしの仕切り方針に転換してからは「赤字で取ろうとは思わない。最低限、手間賃が取れる価格で入札に臨む」との声が象徴するように、仕切り割れ続出の状況は一変していた。
ところが前哨戦となる9月の県関係の一般競争入札と公募型見積もり合わせ結果は最近数年の状況と異なる。
系列仕切り割れの入札結果が相次ぎ、業転でもかろうじて赤字にならない程度の落札価格が多数を占めている。
コロナ禍で販売量の減少が続き、コロナ不況でインタンク先の回収リスクが高まっているため、回収に心配のない県関係の入札を落とすことで売り上げを確保しようとする動きという見方がある。
急増する灯油の輸入
※
当店より15円高く灯油を売っているセルフも、シーズン入りすれば(消費者が灯油の単価を意識し出せば)安値看板を打ち出すはずです。
「量より質への転換を」なんていう掛け声は上辺だけ。
この業界はいつまでたっても同じことの繰り返し。
何故なら、「薄利多売」が利益に繋がることが既成事実として明らかだから。
そしてそれを可能にするのは「資本力」。
だから中途半端な力量で薄利多売をし続けることは不可能です。
小規模3者店は倒せても大手には敵わない。
大きな負債を抱えて倒産なんていう、「兵どもが夢の跡」にはならないようにしなされよ。
とはいえ、市況を完全に無視することは出来ないものです。
安値を大々的に打ち出す販売店が現れれば、マージンを縮小せざるを得ない。
恐らくシーズン入りすれば、当店は市内で1番の安値店ではなくなる。
それどころか灯油を収益源にすることも困難になると予想しています。
25円マージンでも残る不安
>「業転玉を仕入れていた時代もあったが、そこに逃げることはもうできない。
元売が再編され、商社も締め付けられている。
新しい収益源が見つからなければ撤退も考えざるを得ない。」
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「引き売り業者は家まで持ってきてくれて〇〇円なのに、お前のところはこっちが買いに来てやっているのに〇〇円も取るのか!?」
「ホームセンターやったら〇〇円やったぞ!」
あの頃、ガソリンだけでなく灯油も軽油も全量系列仕入れの当店は、ホームセンターやセルフなど近隣他店の灯油よりリッター10円は高かったので消費者にしてみれば当然の事だったでしょう。
昨日買い物に行ったホームセンターの灯油の価格看板は1,602円(リッター89円)でした。
今日現在の当店の販売価格は1,440円(リッター80円)です。
店の前を荷台にポリ容器をズラリと並べた軽トラが通り過ぎます。
多分セルフかホームセンターに買いに向かわれるのでしょう。
あの頃当店を「暴利」と責め立てた消費者にとって、当店は「高値」と刷り込まれている。
逆に言えば、
セルフやホームセンターは「安値」と刷り込まれている。
20年以上もそうだったのですから、仕方がない。
軽油インタンク大手特約店81円維持に懸命 守勢の9月交渉
安値輸入玉攻勢で カード底上げも難航
>9月の軽油インタンク価格交渉について、
大手特約店筋では「まともな交渉ができる環境ではない。安値の輸入玉に対し系列玉は対抗できない」
業転玉に逃げることは、もう出来ない。
10月7日追記
こうなることは少し考えれば分かったはず。
「業転5割許容を」とか「業転を取らない経営者が無能」とか、
「浅はか」としか言いようがない。
業転玉で打って出る?! 2015年05月21日
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/b13eacf0b168f5dd11bea68445230c0f