10月21日ぜんせきより
SSからお客様へ これが10月ガソリン価格の内訳
※134円は平均です。108円もあれば145円もあります。
全農エネが拡販攻勢 常態化する10~15円差 競争過熱に地場困惑(レギュラー116円)群馬
※
群馬の全農の116円は当市で言えばセルフ改装~数年前までがそのレベルでした。
(116円はほぼ当店の仕入値です)
でも当市の場合、ソレを始めたのは全農系SSではなく2者店(中堅)でした。
20年以上前、まだセルフが無かった頃のことです。
(続く)
10月23日ぜんせきより
「共生」で地域活性化 全農と方向性の一致確認 長崎
「論説」廉売は悪癖でしかない
>各地で廉売による拡販SSが増え、地場SSが苦境に立たされている。
>「PBの拡販姿攻勢で市場が混乱している」
>「全農系SSの安値に追従するSSが増えている」など
(続き)
ニュータウン開発による新規出店が相次いでいたため、既に価格競争は始まっていました。
セルフはまだ無い状況でしたがリッターマージンは10円あるかないかでした。
上記の中堅の2者店の安売りをキッカケに別の2者店(小規模)が「赤字でこれ以上無理」と元売に撤退の意向を示したところ、元売がCAセルフに改装。
その後その中堅2者店も、知らぬ間に大手広域特約店の傘下となっていました。
このようにニュータウン開発に伴い新規出店してきた店の多くが過当競争により運営者を交代させています。
セルフ改装が増える中で、地場の1SS運営店までもがセルフの価格に追随。
当時はそれを可能にする業転玉がありました。
全量正規仕入の当店は「近隣他店より13円高く売ってもリッターマージンは5円しかない」状況で営業を続けることになっていったのです。
そしてこれは当店だけの話ではなく、全国で同じような事が起こっていたのです。
“業転”が公になっていない中でー
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今は市況が好転しセルフでも20円以上のリッターマージンがあります。(30円になった時も)
安値集客によって販売数量を伸ばし確保してきた彼らにとって、この市況好転によるリッターマージン(利幅)は大きな効果をもたらせます。
しかし利幅が増えても販売数量を激減させている小規模店にはそれほどの効果はありません。
廉売は悪癖ではなく戦略です。そして多くの消費者も廉売を好みます。
しかし廉売は灯油難民やガソリンスタンド過疎地を生み出し、
最終的にはインフラ網崩壊により災害時の燃料供給に支障をきたすことが危惧される。
対応できない企業は淘汰されればよい。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/ff101114a8d93b524d52eed0acc44087
10月26日ぜんせきより
10月26日燃料油脂新聞より
オイル安値へ警鐘「適正な販売できなくなる」
※ガソリン安値集客を戦略としている店はオイルでも同じことをします。
オイルだけじゃなくて「オイルエレメント無料」とか、〇〇半額とか。
こういう手法を取る企業はセルフ化を機に小口配達を切り捨てているところが多いです。
本当の意味での供給責任を理解していないのです。
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規制緩和直後、自店の仕入れ値で廉売する業者が出現したとき、
「仕入れが116円なのに116円で売ることなど出来ない」
と声を上げるべきだったのに、
業転が公になっていなかったから、
その業転を使って安値に追随した1SS運営の地場店があったから、
消費者に説明することも出来ず、理解して貰うことも叶わないまま、
20年以上も経ってしまいました。