maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



今日は会社から帰って、ご飯を食べて速攻で近所のコルトンへ。

楽しみにしていた「シッコ」を観るためでした。

(始まる前のマナーを呼びかける「鷹の爪団」のアニメも新しくなってこれまた面白かった。)


それにしても、本当に日本に生まれてよかったと思える現実。
でも、映画で紹介されてたカナダ、イギリス、フランス、そしてキューバといった国より、日本の方が医療負担が高い・・・
日本の国民皆保険は最高レベルだと思っていたら大間違いなのだ。

と、そんなことより、皆保険のないアメリカの現実は凄すぎる。

民間保険業界と医師の関係や、そこから政治の世界に多額の資金が流れる仕組み。
そして、彼らに有利な法案が決まり、貧しい人が負担増で苦しむ。
というか、貧しくない人でも苦しむ!
そして一部の人だけが儲かる!

病気になって、医者が自由に診療できないなんて、信じられない。
こういう治療をしてもいい?と内部で許可がいるとは。
拒否するほど、保険屋が儲かり、医者としてのランクが上がる仕組みがある。
だから、難癖つけて、それはダメ・・・

真面目に、今年の観るべき一本。
映画としても、いい流れで展開が進み、最後は皮肉にも仮想敵国キューバで締めくくり。

保険に入っていないと大変というだけでなく、保険に入っていてもまともな医療が受けられない。
というところに恐ろしさがある。

対岸の火事ではありません。
日本もそうなる可能性だってあるからです。
子供が病気になっても、お金がなくて治療できない人が、あの世界の覇権国にはいる。その現実は知っておくべきだと思います。
観れば怒りがこみ上げてくるのですが、その怒りが必要かと・・・
事実は知ってる程度だと、他人事で終わるので。

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