maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



今週はGWでした・・・(7日から仕事でしたが、しょっぱなからハードでした)
GWに聴いた音楽といえば、音楽祭の話になります。




このGWの3日と4日は、有楽町で毎年開催の音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ 「熱狂の日」という音楽祭に行きました。

今年はバッハ・・・
バロック音楽です。簡単な曲は誰が聴いても良いと思うのに、
そこから少し入り込むと、何が良いのか分からなくなる部分です。
いまはやっとマタイ受難曲って凄いなあと関心できるようになりましたが・・・ストーリーというか、曲と内容を把握は一部だけ。聖書ですから・・・
ただし、クラシック音楽の至宝とさえ言われています。



さて、聴いた音楽といえば、
有料公演では、
バッハのブランデンブルグ協奏曲の3番・6番、トッカータとフーガ二単調などのストコフスキー版、
アコーディオンなどを用いた色々な管弦楽の編曲の演奏、そしてヴィヴァルディの四季。
ストコフスキー版とはパイプオルガンをオーケストラ版にアレンジしたもの。
迫力ありました。
嫌いなひとは嫌いみたいですけど・・・
CDで持っている内容なので、細かい部分は始めて聴くのもありましたが、聴きやすい演奏ばかりです。

あとは有楽町の各所に点在のフリーコンサートで色々と。

このフリーは、普通は騒がしい場所でやるんですが、静かなホールのようなビルの通路で聴いた、
武久源造のピアノで聴く交響曲(メンデルスゾーンの交響曲「イタリア」)が良かった。
女性ピアニストとの連弾なんですけど、このピアニストは目が見えません。
だけど、お恥ずかしながら、顔と名前が一致しませんでした。
何かのポスターか演奏会でもらったチラシで、かすかに覚えていました。
(もう一人、目の見えないピアニストの人がいます。)
これは音が凄い響くところで、3mくらいの距離で聴いていたから、そら迫力は凄いものでした。

他には、バイオリン+ピアノ(写真:ここは広いのでマイクとスピーカー使用)、パイプオルガンとバイオリンの演奏に、
声楽のフリー演奏もあり、マタイ受難曲の一部分(憐れみたまえ、我が神よ)が聴けたり、有名なカルメンを目の前で歌ってくれたりと、意外によかったです。
目の前でプロの声を聴いたのは始めてですが、騒がしい外の場所で、さっと気持ちを入れ替えて感情を入れて歌い始めるのは流石でした。

あと、管楽器だけの演奏があり、これは初心者向けで楽器の解説付き。
演奏後、フルートをやっているという子供が来ると、親切に写真を撮ってあげたり、何かお話をしていたり、フレンドリーです。
どの演奏も、聴いて欲しいっていう感じがしてよかったです。

でも一番客の出入りが凄かったのは、これだったりして・・・


間違いなく、クラシックの裾野を広げましたね。この漫画。



私は今年も二日間の観賞でした。フリーはたち聴きなので疲れます。
さて、4日の公演の後、家に帰る途中でCDを買ったのですが、
輸入版のフロアで見つけた、フォルテピアノのベートーヴェンのピアノソナタ「月光」が入ったCDが当たりでした。
演奏者は金子陽子で、インマゼールというオリジナル楽器演奏で有名な指揮者の関連の人でした。
当時の作曲者が頭に思い描いていた音に近い(であろう)音を追求するような演奏です。

インマゼールは、自分にとってクラシックの面白さを実感した演奏者の一人でもあります。
(ブリュッヘンのモーツァルトと、インマゼールのベートーヴェン)
フォルテピアノの音は現代のピアノよりなめらかに聴こえる。
このオリジナル楽器演奏の分野では、日本人の活躍が目立ちますね。


という事で、ものすごい数の人がクラシック音楽を聴きに来る一大イベントWeekでした。

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