maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 





今週は、ベートーヴェンの弦楽四重奏。
これの15番、16番という後期のもの。
15番は1825年、16番は1826年に完成したとある。ちなみに、1827年に死去です。
よく解説や本なんかでは、ベートーヴェンを知るに、弦楽四重奏は凄い重要だと書いてある。
このCDの解説には、個人的な心情が色濃いと言う。
15番の第3楽章は、作曲中に病気になり、それが癒えて回復したときの、
感謝の意味が込められているという。
やさしく、ああ有難いという感謝の気持ちが伝わってくる優しい音楽。
力強い交響曲のイメージが強い作曲者だけど、室内楽ではかなり違う印象。

で、今日は地元船橋のアマオケの定期演奏会。
ベートーベンのピアノ協奏曲5番皇帝と、マーラー交響曲1番巨人。
凄い豪華な組み合わせで、前売り券が売り切れた。入れなかった人もいたらしい。

ピアノは流石にプロの人。演奏は手作り感はするけど、曲自体がパワフルなのでグイグイきます。
生演奏で聴くのは3度目ですが、N響とニュー千葉フィル。
そういえば、去年の5月末に、皇帝を聴いてます。ほぼ一年経ったのか・・・
あの出だしから、皇帝の名に恥じない迫力。誰が付けたかしらないけど、
ピアノコンチェルト界の皇帝ですね。
他にも好きなピアノ協奏曲・・・モーツァルトやチャイコなどあるけど、別格です。

驚いたのはマーラーで、行くまではピアノ目当てだった気がするけど、
聴いた後ではマーラーメインに気分がなってた程、充実してました。
これで前売り500円・・・超が付くほど格安です。

弦楽器はいつも安定してますが、マーラーではシンバルや大太鼓、ドラ、ティンパニーも
二人に増えて大所帯になるけど、この部分が頑張ってたなあ。
細かいとこでは、やはり生演奏じゃなきゃ分からない部分で、最初のトランペットのファンファーレが
舞台の袖で隠れて鳴ってたり、最後の方でホルン隊が立ち上がって吹くのは、
そういう作曲者の指示なんだと思うけど、意外に知らない・・・
金管も響いてました。

最近はワンポイント解説も付いてる定期演奏会ですが、
第3楽章の葬送曲の主題が、誰もがしってる民謡マルティンさんまだ寝てるのか?
という長調の曲を短調にして、くらーい感じに仕立てたもの・・・
これはCDの解説にもあったことなんだけど、読むだけだとスルーしちゃう。
その曲を一部掛けてくれて、おお、これか!
英語の歌で、Are you sleeping? Are you sleeping?・・・・
って、小学校では違う歌詞で歌った?それとも英語の授業で??
まあ、そのCDの解説とダブルけど、いざこういうときにやってくれると思い出していい。
世の人の、無関心の心を皮肉ったという・・・
コントラバス一人で、重々しく弾いている・・・CDだけだと分からないね。

ためにもなったし、感動もした。来週は久々に、今年初のサントリーホールへ。
今チケットみたら夜のコンサート・・・時間間違えて昼に行くとこだった。

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昨晩は、これを観ました。
ただの戦闘映画ではなく、どうも政治色の濃い映画だったからで、
イラクの大量破壊兵器が無い疑惑がテーマになってたところが見所。
なので、主演がいいから観るという女性には、なんら面白いとこは無いかも。
でも、観てみて、あれ、そういう戦争だったわけ?ってことに繋がればいいな。

よく政治と映画は関係が深いと言われるけど、こういう映画に出資する人がいる訳で、
そういう人というかグループは、今までの海外にちょっかい出して、
イケイケなやり方に反対していると思われますが、
そこからも、米国全てがネオコンみたいな訳じゃないというのが分かります。
基地問題だってそうなんだけどね。

映画は、全世界を巻き込んだ茶番劇の裏側がわかって面白いです。
報道もあてにならない事が分かるでしょう・・・天下のCNNだってそうなのだから。
そういえば、以前大前研一著の「さらばアメリカ」に、
米の報道は偏向が酷すぎるという指摘があったのを思い出しました。
だからアルジャジーラの報道が重宝された。
当時テレビでは、お笑い芸人が、怪しいテレビ局だとか政治的笑いのネタにしてたけどねえ。

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