"Falling"（追悼 Pete Carr）

今回の同名異曲は、"Falling"です。

これは、たくさんありまして、
現在も、Trevor Danielのナンバーが、
ロングヒット中でありますが、
今回は、この2曲です。

まずは、Melba Mooreの、
1986年のR&Bヒット"Falling"です。



同年リリースの15枚目のアルバム
"A Lot Of Love"からの3rdシングルで、
Hot100には顔を出しませんでしたが、
R&Bチャートでは、堂々No.1になりました。

同じアルバムからは、
Freddie Jacksonとのデュエット
"A Little Bit More"というナンバーが、
キャリア初のNo.1を記録しましたので、
そちらに続く、2曲目の1位獲得曲で、
ソロでは、唯一のNo.1シングル
ということになるようです。

つうか、このビデオ、初めて見ました。
曲は大好きで、よく聴いていて、
どこまでも伸びる声に
毎度シビレていたのですが、
こんなドラマ仕立ての
ビデオクリップがあったとは。

そして、もう1曲の"Falling"は、
77年から78年にかけてヒットした、
こちらのポップナンバーであります。



Hot100では、13位まで上がった、
LeBlanc & Carrの"Falling"ですね。
リアルタイムでは聴けておりませんが、
イントロから引き込まれる、
日本のAORファンからの
支持も高い名曲ですよね。

LeBlanc & Carrは、SSWで、
このあと、ソロでも活動をした
Lenny LeBlancと、
Muscle Shoals Rhythm Sectionの
名ギタリストとして知られた
Pete Carrが組んでいたデュエットで、
同年リリースのアルバム
"Midnight Light"の2ndカット。

Top40に入ったのは、
この曲だけだったようですが、
1stシングルの"Something About You"と
アルバムタイトル曲のMidnight Light"が、
それぞれ、48位と91位に、
ランクインしていたみたいです。

Pete Carrさんは、先月の27日に、
70才で、この世を去ってしまわれましたが、
セッションギタリストとして、
たいへん多くのアーティストの
バックでプレイをしていて、
80's洋楽ファンとしては、
Barbra Streisandの"Woman In Love"や
"What Kind Of FooI"、
Bob Seger & The Silver Bullet Band"の
"American Storm"などのヒット曲で、
ギターを弾いていた人として、
記憶しておきたい方であります。

R.I.P.