議員辞職遅すぎる
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で1月21日東京地裁で懲役1年4カ月、執行猶予5年の判決を受けていた河井案里議員が3日、議員辞職した。
案里議員の選挙戦は、自民党岸田派の溝手顕正前参院議員を落選させようと、当時の安倍晋三前首相(66)と二階俊博幹事長(81)が主導し「保守分裂選挙」として世間の話題を集めた。
案里議員については昨年6月東京地検特捜部に逮捕された以降、国会議員の職責を果たさず多額の給料を受け取っているのはおかしいとブログに載せてきた。
2019年7月の参院選広島選挙区で当選した案里議員は毎月、給与に当たる歳費103万5200円と文書通信交通滞在費100万円を受け取っている。
さらに6月と12月に計約630万円の期末手当が支給された。3人の公設秘書の給与も出ていずれも国費でまかなわれいる。
歳費法は、議員が退職日まで歳費を受けられると規定しており、返還する必要はないというが、議員としての活動もせず、歳費を受け取り続けるのはどう考えてもおかしい。
野党側は説明責任を果たさないまま辞職した河井案里議員や選挙資金1億5千万円を提供した自民党。積極的に河井案里議員を選挙応援した菅義偉首相に、「政治とカネ」について徹底した追及をしてほしい。