民との感覚にズレ
国会は言論の府で、ある意味で政治家が自らの考えや思いを国民に知ってもらう貴重な機会でもある。
それが、安倍政権以降の国会は不祥事を政局にしようとする野党に対し政権与党は法案を通すだけの合議体に堕した感が深い。政治家が言葉を軽んじて久しい。
衆院予算委員会の菅首相「コメントする立場にない」「個別の案件にはお答えできない」「仮定の質問には答えを差し控える」「ご指摘は当たらない」と相変わらず。
これでは首相として自らの、あるいは政府の考えや思いは民には伝わらない。安倍内閣の官房長官時代と変わりがない。首相としての自らの言葉を聞きたい。
菅首相の判断や言動に世論との乖離が目立つ。コロナ対策にしても、いまの長男の総務省幹部接待は別人格にしても首相自身の強固姿勢や感覚には民とのズレがあり、助言する首相補佐官もズレている。