mamataro's eyes

浅草暮らしの日々や雑感をアップして18年目。姉妹ブログ「mamataroおでかけ日記」もよろしく☺

いちご狩り&白鳥観察 in多々良(たたら) 090111

2009年01月11日 23時12分38秒 | 【千葉・埼玉・群馬・栃木】
3連休中日。よいお天気に恵まれました。浅草から東武線特急「りょうもう」で約1時間。栃木県の館林(たてばやし)駅に到着です。去年2月に訪れた多々良フレッシュファームとすぐ近くにある白鳥飛来地の多々良沼(今回はガバ沼も)を再訪します。「かかあ天下と空(から)っ風」という諺通り、去年は上毛地方特有の強風のおかげで電車は遅れるし、多々良駅から1㎞ほどの道のりがとにかく寒かった。なので、今回は防寒対策を万全にし、1つ前の館林駅で電車を下車してタクシーで向かうという念の入れようだったのですが、そんな心配をよそにとても暖かでした…

この後のレポートはコチラからどうぞ http://blog.livedoor.jp/mamataro911/archives/1115676.html
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伝法院通りの盗人・『白浪五人男』

2009年01月08日 18時59分59秒 | 【浅草】ぶらり散歩
夕暮れどきの仲見世柳通り。なにやら怪しい人影…。そこにいるのは誰かと問えば…。



▼問われて名乗るもおこがましいが、生まれは遠州浜松在、十四の年から親に放れ、身の生業も白波の沖を越えたる夜働き、盗みはすれども非道はせず、人に情を掛川から金谷をかけて宿々で義賊と噂 高札にまわる配布の盥越し、危ねぇその身の境界ももはや四十に人間の定めはわずか五十年、六十余州に隠れのねぇ 賊徒の首領 日本駄右衛門



▼さてその次は江ノ島の岩本院の稚児あがり、ふだん着慣れし振袖から髷も島田に由比ヶ浜、打ち込む浪にしっぽりと女に化けた美人局、油断のならぬ小娘も小袋坂に身の破れ、悪い浮名も竜の口 土の牢へも二度三度、だんだん越える鳥居数、八幡様の氏子にて鎌倉無宿と肩書きも島に育ってその名さえ、弁天小僧菊之助



▼続いて次に控えしは月の武蔵の江戸育ち、幼児の折から手癖が悪く、抜参りからぐれだして旅をかせぎに西国まわって首尾も吉野山、まぶな仕事も大峰に足をとめたる奈良の京、碁打ちと言って寺々や豪家へ入り込み盗んだる金が御嶽の罪科は蹴抜の塔の二重三重、重なる悪事に高飛びなし、後を隠せし、判官の御名前騙りの忠信利平



▼またその次に列なるは、以前は武家の中小姓、故主のために切取りも、鈍き刃の腰越や砥上ヶ原に身の錆を磨ぎなおしても抜き兼ねる、盗み心の深翠り、柳の都谷七郷、花水橋の切取りから、今牛若と名も高く、忍ぶ姿も人の目に月影ヶ谷、神輿ヶ嶽、今日ぞ命の明け方に消ゆる間近き星月夜、その名も赤星十三郎



▼さてどんじりに控えしは、潮風荒き小ゆるぎの磯馴れの松の曲りなり、人となったる浜育ち、仁義の道も白川の夜船へ乗り込む船盗人、波にきらめく稲妻の白刃に脅す人殺し背負って立たれぬ罪科は、その身に重き虎ヶ石、悪事千里というからはどうで終いは木の空と覚悟はかねて鴫立沢、しかし哀れは身に知らぬ念仏嫌えな南郷力丸



この有名な『白浪五人男』の作者・河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)は、江戸時代幕末から明治にかけて大活躍した歌舞伎作家。黙阿弥は当時、この通りの一角に住んで作家活動をしていました(この近くにある居宅跡に石碑が立っています。)主に白波物(盗賊が主役の歌舞伎)を中心に生世話物(江戸の町人社会を描いた歌舞伎)を得意とした人気作家です。
生涯に約360編もの作品を残し、現在でも多くの作品が演じられており、青砥稿花紅彩画(愛称:『白浪五人男』)も有名な作品のひとつです。

「白浪五人男」、わたしも大好き。今月、新橋演舞場で演ってますよね。年末だったかな、『堂本剛の正直しんどい』のゲストに市川海老蔵さんが招かれ、「(役柄で)獅童さんとオレが強請りに行くっていう(あんまり見たくない絵柄、みたいなこといってた)…。」と笑いながら説明してましたが、なかなかオモロい絵だろうなぁ~。月曜日(1/5)の『ラジかるっ!』の1コーナーでは、中村獅童さんがゲスト出演して宣伝してました。ちょっとびっくりしたけど、新橋演舞場から汐留のスタジオまではチョイだった。

話元に戻して、六区に行く途中には「ねずみ小僧次郎吉」がいるし伝法院通りってば、盗賊だらけになっちゃったね~







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初春歌舞伎公演 in 国立劇場

2009年01月07日 23時08分36秒 | 【歌舞伎鑑賞と関連事項】
半蔵門駅最寄、国立劇場に来ています。1982(昭和57)年以来、27年ぶりの「歌舞伎十八番の内『象引(ぞうひき)』」の上演、そして、去年7月に造血幹細胞移植を行った團十郎さん半年ぶりの舞台を拝見したかったのでチケット予約しました。



▼お囃子が響き渡るエントランスに何重もの人垣。



▼獅子舞。みんな頭をかんでもらってました。いいにゃあ~



一幕目の『象引(豊島館の場)』、諸事情があるのでしょうが、なぜ27年間も上演されなかったのか不思議なくらい面白かったです。おとなしくなった象を引いて花道をのっしのっし去っていく猛(たける)<團十郎さん初役>がなんとも可愛い。象クンもいい味出してました。マイフェイバリット登録~これからもたくさん上演してほしいなぁ。わたしは単純明快な<荒事>が最も好きです。衣装の色彩感覚も楽しいし。プログラム(800円也)に載っていた團十郎さんの「出演者のことば」によれば、象引のような「引合事(ひきあいごと)」は、吉兆を占う神事に多く見られ縁起がいいので復帰の舞台に選んだそうです。ただ単に復帰への意欲を表すために復活上演に挑戦したのではなかったのですね。“暫(しばらく)”ベースで、二代目松緑さんが復活した場割を変えて一幕にする、象の顔を錦絵に倣って少し怖くするetc…趣向が凝らされ、めちゃ楽しくお正月らしい舞台で大満足でした。権十郎さんのおっしゃるように「日本人であれば是非みんな、歌舞伎の生の舞台を観たことがあるように…」という『国民総歌舞伎』いいですね。最後に團十郎さん、張りのあるお声でとてもお元気そうに見えました。今後のご健康とご活躍を心からお祈りします。
続く二幕目の『十返(とかえ)りの松』は、天皇陛下ご即位二十年記念の舞踊。最も目を引いたのは、「松の童」役のひとり、橋之助さんの三男・宜生(よしお)ちゃん(7歳)でした。2004(平成16)年9月の初舞台(当時3歳)以来だったので、あまりの成長ぶりにびっくり、まだ幼いのに日々精進されてるんだ、と感じ入りました。一番小さいながらお兄ちゃんたちと揃って健気に踊るさまが可愛いらしいので、客席からはいとおしさ混じりの笑い声が漏れていました。未来の踊りの名手。何か光るものを感じたんだけど…。
三幕目『競艶仲町(いきじくらべはでななかちょう)』は、残念ながら体調不良で中座してしまったので…(語れません)。(こちらも復活上演だったんですよね。)持病のせいもあって、頚から肩にかけて張りがひどく長時間座っているのがつらい…。貼るカイロ当てたりしてるんですが…。この三連休は遊びまくらず、15日(木)に備えて少し緩和させておかなければ~。

夜、『ザ・ベストハウス』を観てて、鼻で自画像を描く象の映像に唖然。しかも“奥行”まで理解していて手前の足に半分隠れた向こう側の足までちゃんと描いているんですわ。これって人間でも9歳ぐらいにならないと備わらない認識…ということは、この象クンはそのくらいの知能を持ってるってこと

なんとも象な1日でした。

象つながりでもう1ついいですか、今日の歌舞伎のプログラムに「幕間のひととき2」<ゾウの話>っていう記事。冒頭に去年ブレイクした『夢をかなえるゾウ』にも出てきた身体が人間で頭がゾウの姿をしたヒンドゥー教の神様「ガネーシャ」に関する記述があったのです。そこで「ガネーシャは後に仏教の世界にも進出して聖天(しょうでん)と名前を変えました。ですから、浅草の待乳山聖天(まつちやましょうでん)はガネーシャのお寺なのです。」という一節が。えー、知らなかった。そうなのかぁ。ちょっとびっくり。それはいいとして、待乳山聖天をずっと神社だと思っていたんだけどお寺なのかな、単純に鳥居があるから神社だと思っていたのでつが…。





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浅草寺初詣

2009年01月04日 23時59分01秒 | 【浅草】イベント
銀座の帰りに浅草寺へ初詣に行きました。仲見世と浅草寺幼稚園付近でよく見かけるネコちゃん。今年もよろしく~





明日が仕事始め、ということでかなり人出は抑えられており、ようやくスムースにお参りできました。おみくじを引きましたが、今度は旦が“凶”を引き当ててしまいました。そそくさと折って結びましょう…今年から“凶”以外は結んではいけなくなってました。わたしはさすがに2日連続で“凶”は出ませんでしたが微妙な“末吉”。やっぱりいいことは一個も書いてないんですわ。「(神仏を)信心して、身を堅固にもてば(しっかりした心を抱けば)、末 安堵すべしとなり(末に安泰となるでしょう)」と、若干アドバイス的表現がありましたが…。“末吉”も結びたや~
さて、どのような一年になりますことやら…。お気楽バブルっ子の試練はまだまだ続くやもしれません。新年の誓いはいまのところ内緒にしときま~す
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歌舞伎座さよなら公演 『壽 初春大歌舞伎』 090104

2009年01月04日 23時55分45秒 | 【歌舞伎鑑賞と関連事項】
2日目・昼の部行ってきました。
詳細レポートはコチラからどうぞ http://blog.livedoor.jp/mamataro911/archives/1106292.html

来年〔2010(平成22)年〕四月公演を最後に取り壊されることになった歌舞伎座。記念撮影する人多数、水彩画にその姿を残す人も…。それぞれに歌舞伎座の思い出を残していました。



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「味香美」の黒豚焼売

2009年01月03日 23時59分28秒 | 👄プチ美食録(^~^)ψ
浅草寺での初詣をあきらめ、松屋のデパチカへ。こちらもけっこうな人出。

試食したらめっちゃおいしかったので買い。
「味香美」特製の黒豚焼売(くろぶたしゅうまい)

鹿児島県・南州黒豚使用
脂の甘み、味、コクが違います

1個157円で6個入~パッキングされていた。バラ売りもだった気がする。
ちょっと高価ですが、一食の価値あり。★★★。
「南州黒豚」覚えたで~
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待乳山聖天初詣と浅草寺本堂前

2009年01月03日 23時48分26秒 | 【浅草】イベント
夕方になって近所の待乳山聖天(まつちやましょうでん)へ初詣に出かけました。浅草寺の子院。浅草寺から歩いて10分ほどで行かれ、参拝者もそう多くなくゆっくりお参りできるお宮です。いつ訪れても清々しい空気が漂っています。作家の遠藤周作さんも生前中はこちらで初詣されてました。現在は存在しませんが、故・池波正太郎さんの生家があったのもこのすぐ近く(記念碑※が左手にあるのでご確認ください。※人力車が見てるとこ)です。



ハクモクレンの間にちっちゃな三日月…



▼ふっさふさや~。美しい花の開花が待たれます。



▼清らかな気持とは裏腹に、聖天さまの御神託は“凶”
この頃おまいりに来ていなかったからかな…。



凶って、ホントに1個もいいこと書いてないんだ~。
この1年、おみくじに書いてある通りだったらヤバすぎです
今年こそ変わらなあかんのに…。

そのまま浅草寺へ行ってみれば…





例年通りの賑わい。もう5時近くなのにすごい人でした。
毎年、初詣の参拝者数・全国ベスト10入り(2008年は8位)してます。








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