秋葉原と神田、神保町の間に……と、まるで廃校の危機に直面しているどこかの女子高の立地みたいですが、この地にテツの聖地がありました。
交通博物館という名が付いてはいましたが中央線高架下という立地もあってかその展示物の9割は鉄道関連が占めており、子どもだったぼくもHOゲージ車輌が走る巨大ジオラマ、自分で動かせるパンタグラフや開閉操作ができ車掌気分が味わえる103系(101系?)モックアップなどが大好きでした。
一番ここに通ったのは世田谷区に1年間だけ住んでいた頃で、放課後友だちと、そしてたまに親に黙って一人で電車に乗ってというほんの少しだけ冒険な気分を味わうにも最適な場所で、それは帰宅が遅くなり黙って行ったこともバレ、母親に怒られることまでも含めての結構ドキドキワクワクする冒険だった思い出があります。
少ないお小遣いの中であっても電車賃と入場料を払い、残金でブルートレインのヘッドマークバッジを買うことができた安価さも更に魅力でした。
2006年にその交通博物館も閉館し、跡地は再開発され現在は洒落た商業施設と高層ビルに姿を変えていますが、今また新たな聖地となっています。
劇場版「ラブライブ!The School Idol Movie」でμ’sが帰国したところ日本国内では事態が急変しており、一躍有名人となった9人が地元秋葉原でもファンから注目され戸惑う場所がここでした。
カラオケパセラのハニトーが描かれた大きな壁面広告も作中では……
こうなっていました。(絵柄はFirst Liveポスターのデザインでした)
知らないうちにこんな大きく自分たちの姿が晒されているとは、さすがにびっくりするのも無理ないですね。
動揺する穂乃果ちゃんたちを落ち着かせる振る舞いを見せ、さすがは3年生と思いきや唐突にサングラスをかけた絵里ちたち3人の面白可笑しいミュージカル調逃走劇でここを離脱。
1期ではギャグでしかなかったにこにー提案の変装がホントに必要となってしまったあたりの対比が素晴らしい。
もちろんこの場で聞く曲は「?←HEARTBEAT」ですね。
”♪ランナウェイだランランナウェイだなんなんなんで突然?♪”
ここで聞くと昌平橋近くどこかのマンションビルに侵入して廊下をクルクル踊りながら走りたくなります。
もうこの曲での絵里ちが可愛くてしかたありません。
”♪おかしいねホントは夢見てるのかな お互いをつねろう 痛いほどつねろう♪”の歌詞なのに、実は絵里ちだけが一方的に希ちゃんやにこにーからつねられっぱなしなところも萌え死にそうになります。
そして珍しい絵里ちのヘン顔。
この神田川とは反対面にあるコンビニ、サークルKサンクス前が
アメリカで出会ったお姉さんシンガーと穂乃果ちゃんが再開した場所になります。
「家すぐそこなんです。 お茶でも飲んでってください」って誘いますが、ホントに近くて穂乃果ちゃんのお家(のモデルとなった和菓子処「竹むら」さん)までわずか1分ですよ。
ライブ当日の朝、海未ちゃん、ことりちゃんと一緒にこちらに向かい家を出ました。
劇中カットで右にお家の穂むら、左にあんこう料理のいせ源(劇中ではいせ原)さんが描かれていましたから。
このまま進めばさっきの交通博物館跡を経て、そして万世橋を渡り秋葉原中央通りまで3分くらいで着いてしまいます。
けれどもこの後のシーンでは万世橋ではなく反対方向にある昌平橋を渡り絵里ちたち6人と合流します。
1年生3人がどのへんに住んでいるのかははっきりわからなのですが、絵里ちと希ちゃんの家は淡路町~駿河台あたりっぽい描写がされていますし、にこにーも昌平橋直近のマンションなのは明らか(ベランダから神田川と中央線が見えます)です。
と、なれば昌平橋で待ち合わせなのが最適なのでしょうが、それを3人で直接中央通りに向かうようなレイアウトで描かれていたのはまぁ、ミスというほどではない間違いポイントなのかな。
そして秋葉原中央通りで聞く曲はもちろん「SUNNY DAY SONG」
踊りたくなるー。
この中央通りを前日の準備も含めて長時間封鎖して自分たちでの手作りライブを行うのは、ドームでのラブライブ!開催よりもよっぽどハードルが高いんじゃないだろうか。
かよちんのお米スムージーやソフトクリームなどを販売っていうのも手作りライブの資金調達なのかもしれませんが、それって事前に保健所等に申請を……なんて見方も実は楽しい。
話は戻り交通博物館跡地に出来た商業施設「mAAch ecute(マーチエキュート)神田万世橋」ではこの地にあった万世橋駅遺構が公開されており、
ホーム跡に行き交う中央線電車たちを間近で見る展望室が設置されてるのでラブライブ!聖地巡礼の際にこの不思議空間を訪れてみるのも楽しいと思いますよ。
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