「ガールズ&パンツァー」劇場版で特に記憶に残ったシーンのひとつをイメージして絵を描きました。
この幼いころの夏の想い出はウルっと来ましたよ。
ガルパンTVシリーズ放映開始前から公表されていた公式設定にキャラクターそれぞれが好きな戦車というのが明記されていました。
でも、戦車の知識がある生徒は限られている大洗女子の中で沙織ちゃんがM26パーシングだとか桃ちゃんがティーガーIIといった設定はどうにも違和感があり、案の定ストーリー中にそれらが活かされることはほとんどありませんでした。
西住みほ隊長が好きなのはII号E/F型とのことも、ボコのようなぬいぐるみが好きなので小さくてカワイイ戦車が好きなのかな、くらいにしか考えていませんでした。
でも、今回の映画ではその設定が実に上手く活かされることとなりました。
小さな子どもだったころ、家元だとかそんなことはまだどうでもよく、いつもお姉ちゃんと一緒に遊んでいた日々。
そのとき乗っていたのがII号戦車だったんですね。
戦車道から逃げ、家や学校から逃げ、そしてお姉ちゃんからも逃げてしまっていても、やはりそのお姉ちゃんとの想い出はキラキラしたものと残り、そのことから”好きな戦車はII号”となったとのだと思うとなんだか胸や目頭が熱くなってきます。
と、なると欲しくなってくるのがII号戦車F型のプラモです。
護衛艦「いずも」と軽巡洋艦「那珂」ちゃんと2つも作りかけのプラモがありますが、今を逃しては一生II号戦車なんて作る機会が無いでしょうからね。
とても小さな戦車ですからヨドバシ.comで905円という安さでした。
パーツ数もその半分は5人の兵士フィギュアなので戦車自体は100パーツありません。
シリーズ9番目とかなり息の長いキットなので電池ボックスやスイッチ穴などの名残があり微笑ましい。
昔はなんでもモーターで走らせていましたね。
わずか1時間半で組み上がりましたよ。
ワンデープラモを目指すので改造も行わずディテールアップもしません。
せいぜい砲身に穴を開けた程度です。
劇中車はジャッキが後部に設置されているのですが、それを再現させると差し込み穴が残ってしまい、そこを埋めると今度は滑り止めの再建とやることが雪だるま式に増えていってしまうので無視してしまいます。
ライトサンドのスプレーを吹いてちょこちょこっと細部を塗装。
ウェザリングを軽めに施しあっという間に完成。
製作時間はわずか3時間。
こんな気軽なプラモ作りってひさしぶりだなぁ。
iPodと同じくらいの小ささです。
ヤークトティーガーと比べると砲身の長さしかありません。
と、いってもしょぼさは全く無く、むしろディテールがギュッと凝縮されている小気味よさがあるので満足度もかなり高いです。
こうなるとこのII号と同じ1/35スケールで幼い頃のまほ・みほ姉妹フィギュアが欲しくなっちゃうなぁ。
自分で作るスキルは無いので、ワンフェスにでも行って誰かが作って出品していることを期待かな?
……と思ったらまたもやワンフェス開催日は出勤日が被ってるー
ぐぬぬ……
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