職場で隣にいた女性社員がTVに映るヒグマの映像を見て「かわいー」と目尻を下げながら呟いたのを聞きおもわず「ヒグマは決して可愛くなんかない! ”三毛別羆事件”をググってみ? ”羆嵐”を読んでみ?」とあまりに無粋な事を言ってしまいました。
娘が学校に持っていく水筒に冷麦茶を詰めてあげることがあるのですが、どうしても満タンにすることができません。
いっぱいいっぱいにしてしまうよりも8分目くらいにしておいたほうが歩くたびに水筒内で詰められたお茶がチャプチャプと揺れ続け凍ってしまわないからです。
氷点下になることがほとんど無い千葉で、しかもそれはたとえ真夏であっても満タンにしてしまうことを躊躇ってしまうんだよね。
よっぽどつまらなく、即ブックオフ行きに整理されてしまうような駄作を除き幾度と無く読み返されるコミックス単行本に対して、やはり読むのにある程度時間がかかる小説類は購入したすべてが読み返されることもなく本棚に長年仕舞われてしまうものが多い中この2作は何度も何度もある程度定期的に読み返したくなります。
「八甲田山死の彷徨」と「羆嵐(くまあらし)」です。
「八甲田山死の彷徨」のはいまさら説明する必要も無いほどに有名な八甲田雪中行軍遭難事件を題材とした小説で映画「八甲田山」の原作となった作品です。
これを何度も読み返しているうちに自然と先ほどのように水筒を満タンにすることが出来なくなり、そして会社でも複数の指示系統が出来てしまうことを避けるようになりました。
そして今読み返しているのが「羆嵐」です。
こちらも実際にあった三毛別羆事件を扱った小説でその恐ろしさはウィキペデイアでも詳しく記されています。
2作品に共通して言えるのは人間の大自然に立ち向かう逞しさと、そしてその自然が一度牙を向けば翻弄蹂躙されるしかなくなってしまう人間のか弱さ。
そして当時の政策、あるいは軍部がどれだけ無知で無策だったかを改めて思い知らされます。
別にこういった悲惨な事故事件ジャンルが好きなわけでもなんでもないのですが、この2作品だけはなぜか何度も読み返してしまうんです。
暑いのがキライなのでこの北日本を舞台にし、そして背筋が凍るほどの恐怖を疑似体験したい……というわけではないとは思うのですが。
娘が学校に持っていく水筒に冷麦茶を詰めてあげることがあるのですが、どうしても満タンにすることができません。
いっぱいいっぱいにしてしまうよりも8分目くらいにしておいたほうが歩くたびに水筒内で詰められたお茶がチャプチャプと揺れ続け凍ってしまわないからです。
氷点下になることがほとんど無い千葉で、しかもそれはたとえ真夏であっても満タンにしてしまうことを躊躇ってしまうんだよね。
よっぽどつまらなく、即ブックオフ行きに整理されてしまうような駄作を除き幾度と無く読み返されるコミックス単行本に対して、やはり読むのにある程度時間がかかる小説類は購入したすべてが読み返されることもなく本棚に長年仕舞われてしまうものが多い中この2作は何度も何度もある程度定期的に読み返したくなります。
「八甲田山死の彷徨」と「羆嵐(くまあらし)」です。
「八甲田山死の彷徨」のはいまさら説明する必要も無いほどに有名な八甲田雪中行軍遭難事件を題材とした小説で映画「八甲田山」の原作となった作品です。
これを何度も読み返しているうちに自然と先ほどのように水筒を満タンにすることが出来なくなり、そして会社でも複数の指示系統が出来てしまうことを避けるようになりました。
そして今読み返しているのが「羆嵐」です。
こちらも実際にあった三毛別羆事件を扱った小説でその恐ろしさはウィキペデイアでも詳しく記されています。
2作品に共通して言えるのは人間の大自然に立ち向かう逞しさと、そしてその自然が一度牙を向けば翻弄蹂躙されるしかなくなってしまう人間のか弱さ。
そして当時の政策、あるいは軍部がどれだけ無知で無策だったかを改めて思い知らされます。
別にこういった悲惨な事故事件ジャンルが好きなわけでもなんでもないのですが、この2作品だけはなぜか何度も読み返してしまうんです。
暑いのがキライなのでこの北日本を舞台にし、そして背筋が凍るほどの恐怖を疑似体験したい……というわけではないとは思うのですが。