ここ南関東ではあっという間に咲き、そしてあっという間に散った今年の桜。
日曜日にはもう緑色に。
そんな最後のチャンスだった金曜にお花見をしてきました。
場所はお江戸日本橋。
あの船に乗ります。
ここ日本橋からあちこちのコースに向かう遊覧船が発着しているのですがその中から「神田川巡りとお花見クルーズ」コースを予約しました。
時間にして100分。
この日本橋クルーズでは最長です。
まぁ小さな船であるけれど階下船内に水洗トイレも備えてあるというし大丈夫でしょう。
小さなカタマランシップだよ! 曜ちゃん!
乗り込むとこんなに視点が低い。
お花見シーズンで満席の船はほどなくして出航。
まず目の前の日本橋をくぐります。
関東大震災の際に燃え盛る船が逸走してしまい衝突した跡だそうです。
日本橋に覆いかぶさっている首都高速道路を醜悪と評されることは多いですがぼくはけっこうこの光景好き。
あのランプは首都高を走っていても一瞬見えますね。
常盤橋はゴジラ凍結のヤシオリ作戦時にダメージを食らったので修復中です。
新たに作り変えるのではなくこうして外した石で組み直すのだそう。
神田橋!
雪の中ラブライブ!東京大会決勝会場に急ぐ穂乃果ちゃんたち2年生を絵里ちたちが迎えてくれた感動的な場所ですね。
とーどーけてーせーつーなさーにはー
江戸城の城壁です。
よく見ると施工した各藩の印が彫り込まれています。
ガシガシとただ積み上げた藩もあればきっちりと計算して組んだ藩もあって面白い。
気象庁舎裏の桜の木。
九段下から水道橋に抜けるあたりは日本橋川にそって桜並木となっていました。
花びらが舞い散り春情ロマンチック。
そして神田川に出ます。
あの水道橋分水路の出口気になる暗渠好き。
でも入りたいとはまったく思わない怖がり。
花筏……にも程があるだろってくらいに川面いっぱいに花びらが。
JR水道橋駅から東京ドームに向かう後楽橋は上面はアスファルトが何度も貼り直され歩いていても気付かないけどこうして下からみると太平洋戦争時の機銃掃射跡が無数に残っています。
お茶ノ水分水路。
ここと首都圏外郭放水路、そして銀座線旧新橋駅ホームはしょっちゅうテレビで取り上げられる地下3点セットですね。
そのたびに「謎の地下空間が!?」って大袈裟な演出もういいよ、みんな知ってるから。
川岸は一気に高度が上がっていきます。
本郷台地を掘割した対岸には総武中央線がへばりついている。
大地震時に崩落するのを食い止めるアンカーが何本も打ち込まれているのも見えますね。
花びらの絨毯を割って進み見慣れた風景に。
御茶ノ水駅です。
現在このあたりは耐震設備や駅のバリアフリー化などで大規模改修中。
そしてお花見そっちのけでぼくにとってはこのクルーズのハイライト。
聖橋をくぐりました。
ぼくが日本の橋梁で一番好きな橋です。
この橋も長い間の改修を終え昨年後半にまたこうして美しい姿が戻りました。
そして地下鉄といいながら本郷台地を走っていた東京メトロ丸の内線が神田川を渡るために一瞬だけ顔をだす場所ではちょうど丸ノ内線車両が来ました。
しかも新宿方面、池袋方面と両方も。
ここは神田川クルーズの見どころのひとつなので船の速度を落とし合わせてくれているようです。
手が届きそう。
丸ノ内線は第三軌条給電なので本当に手が届いちゃったらヤバイですね☆
ただ以前描いたこの絵のようなことは出来ないことが今回で分かった。
とても古そうな一角。
帆場暎一が住んでいそうだよ後藤さん。
パトレイバー劇場版ではバビロンプロジェクトの影で開発から取り残された区域との描写でしたが確かに当時の神田川は汚く異臭もありそんな雰囲気もあったのでしょうね。
今では水質も良くなり整備もされ最近建つマンションは逆にこちら側にベランダを設けリバーサイドの眺望を売りにするらしいですよ。
総武線の神田川橋梁カッコイイ。
穂乃果ちゃんたちの通学路である昌平橋。
でも愛おしいあのコたちの姿はなかった……
にこにーが住んでいたマンションもすっかり姿も無くなり駐車場に。
対岸の元交通博物館も今ではマーチエキュートというシャレオツスポットに。
パセラのハニトーも川から見上げるとすごい迫力。
もちろん画像を弄ってこれで映画のとおり。
秋葉原端の万世橋をくぐり。
新幹線も越えると、
隅田川に合流です。
水上バスの「ヒミコ」が走っていますね。
松本零士さんデザインなのは見た目の通り。
水上バスは隅田川を走る船としてはかなりの大型なので曳波に入ると小さなこちらはザブンザブン揺れます。
首都高速の橋梁は多層構造なために橋脚を最上層につなげて中層は上から吊り下げるという特殊な構造。
技術の粋を感じます。
クレージーイワン!
うん、自艦のスクリュー攪拌にかき消されて死角となる後方から敵艦に追尾されていないか時々360度回頭してソナーを向けなきゃね……ってバッフルクリアをしているわけでなく両舷のお客さんにこの絶景を見せるためのサービス。
隅田川はけっこう往来が多い航路なので細心の注意を払いながらの旋回です。
え・い・た・い・ば・し
大島川水門をくぐり大横川に入ると
桜が咲き乱れていました。
お花見コースのクライマックスです。
小さな運河なので橋をくぐるときもこのとおりです。
お花見シーズンで各便満席大繁盛なのに12時のこの便が最終なのは3時間後に満潮となりこれらの橋の下を通行できなくなるから。
川に垂れ下がった桜の木も目の前に。
隙間なく桜の木が並んでいます。
まぁ写真技術はあれですが……
橋の上からも写真を撮っている人多数。
あの船邪魔だな早くどこか行ってくれないかなって思われてるんだろうな。
ここで反転し復路に着きます。
往路よりもさらに水位があがりもうギリギリな感じ。
大島川水門を抜け、
隅田川に戻りました。
川岸の桜は芝の緑と菜の花の黄色とカラフルコラボ。
ここまで見事にタイミングが重なったのは4年ぶりってガイドさんが言ってました。
隅田川を離れ水路に入り、
亀島川水門をくぐると日本橋川に戻ってきました。
箱崎ジャンクションの迫力は圧巻。
東京証券取引所前の桜を愛でて、
日本橋に戻ってきました。
思っていた以上に楽しく見どころの多い100分でした。
これで3000円は高くはない。
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日曜日にはもう緑色に。
そんな最後のチャンスだった金曜にお花見をしてきました。
場所はお江戸日本橋。
あの船に乗ります。
ここ日本橋からあちこちのコースに向かう遊覧船が発着しているのですがその中から「神田川巡りとお花見クルーズ」コースを予約しました。
時間にして100分。
この日本橋クルーズでは最長です。
まぁ小さな船であるけれど階下船内に水洗トイレも備えてあるというし大丈夫でしょう。
小さなカタマランシップだよ! 曜ちゃん!
乗り込むとこんなに視点が低い。
お花見シーズンで満席の船はほどなくして出航。
まず目の前の日本橋をくぐります。
関東大震災の際に燃え盛る船が逸走してしまい衝突した跡だそうです。
日本橋に覆いかぶさっている首都高速道路を醜悪と評されることは多いですがぼくはけっこうこの光景好き。
あのランプは首都高を走っていても一瞬見えますね。
常盤橋はゴジラ凍結のヤシオリ作戦時にダメージを食らったので修復中です。
新たに作り変えるのではなくこうして外した石で組み直すのだそう。
神田橋!
雪の中ラブライブ!東京大会決勝会場に急ぐ穂乃果ちゃんたち2年生を絵里ちたちが迎えてくれた感動的な場所ですね。
とーどーけてーせーつーなさーにはー
江戸城の城壁です。
よく見ると施工した各藩の印が彫り込まれています。
ガシガシとただ積み上げた藩もあればきっちりと計算して組んだ藩もあって面白い。
気象庁舎裏の桜の木。
九段下から水道橋に抜けるあたりは日本橋川にそって桜並木となっていました。
花びらが舞い散り春情ロマンチック。
そして神田川に出ます。
あの水道橋分水路の出口気になる暗渠好き。
でも入りたいとはまったく思わない怖がり。
花筏……にも程があるだろってくらいに川面いっぱいに花びらが。
JR水道橋駅から東京ドームに向かう後楽橋は上面はアスファルトが何度も貼り直され歩いていても気付かないけどこうして下からみると太平洋戦争時の機銃掃射跡が無数に残っています。
お茶ノ水分水路。
ここと首都圏外郭放水路、そして銀座線旧新橋駅ホームはしょっちゅうテレビで取り上げられる地下3点セットですね。
そのたびに「謎の地下空間が!?」って大袈裟な演出もういいよ、みんな知ってるから。
川岸は一気に高度が上がっていきます。
本郷台地を掘割した対岸には総武中央線がへばりついている。
大地震時に崩落するのを食い止めるアンカーが何本も打ち込まれているのも見えますね。
花びらの絨毯を割って進み見慣れた風景に。
御茶ノ水駅です。
現在このあたりは耐震設備や駅のバリアフリー化などで大規模改修中。
そしてお花見そっちのけでぼくにとってはこのクルーズのハイライト。
聖橋をくぐりました。
ぼくが日本の橋梁で一番好きな橋です。
この橋も長い間の改修を終え昨年後半にまたこうして美しい姿が戻りました。
そして地下鉄といいながら本郷台地を走っていた東京メトロ丸の内線が神田川を渡るために一瞬だけ顔をだす場所ではちょうど丸ノ内線車両が来ました。
しかも新宿方面、池袋方面と両方も。
ここは神田川クルーズの見どころのひとつなので船の速度を落とし合わせてくれているようです。
手が届きそう。
丸ノ内線は第三軌条給電なので本当に手が届いちゃったらヤバイですね☆
ただ以前描いたこの絵のようなことは出来ないことが今回で分かった。
とても古そうな一角。
帆場暎一が住んでいそうだよ後藤さん。
パトレイバー劇場版ではバビロンプロジェクトの影で開発から取り残された区域との描写でしたが確かに当時の神田川は汚く異臭もありそんな雰囲気もあったのでしょうね。
今では水質も良くなり整備もされ最近建つマンションは逆にこちら側にベランダを設けリバーサイドの眺望を売りにするらしいですよ。
総武線の神田川橋梁カッコイイ。
穂乃果ちゃんたちの通学路である昌平橋。
でも愛おしいあのコたちの姿はなかった……
にこにーが住んでいたマンションもすっかり姿も無くなり駐車場に。
対岸の元交通博物館も今ではマーチエキュートというシャレオツスポットに。
パセラのハニトーも川から見上げるとすごい迫力。
もちろん画像を弄ってこれで映画のとおり。
秋葉原端の万世橋をくぐり。
新幹線も越えると、
隅田川に合流です。
水上バスの「ヒミコ」が走っていますね。
松本零士さんデザインなのは見た目の通り。
水上バスは隅田川を走る船としてはかなりの大型なので曳波に入ると小さなこちらはザブンザブン揺れます。
首都高速の橋梁は多層構造なために橋脚を最上層につなげて中層は上から吊り下げるという特殊な構造。
技術の粋を感じます。
クレージーイワン!
うん、自艦のスクリュー攪拌にかき消されて死角となる後方から敵艦に追尾されていないか時々360度回頭してソナーを向けなきゃね……ってバッフルクリアをしているわけでなく両舷のお客さんにこの絶景を見せるためのサービス。
隅田川はけっこう往来が多い航路なので細心の注意を払いながらの旋回です。
え・い・た・い・ば・し
大島川水門をくぐり大横川に入ると
桜が咲き乱れていました。
お花見コースのクライマックスです。
小さな運河なので橋をくぐるときもこのとおりです。
お花見シーズンで各便満席大繁盛なのに12時のこの便が最終なのは3時間後に満潮となりこれらの橋の下を通行できなくなるから。
川に垂れ下がった桜の木も目の前に。
隙間なく桜の木が並んでいます。
まぁ写真技術はあれですが……
橋の上からも写真を撮っている人多数。
あの船邪魔だな早くどこか行ってくれないかなって思われてるんだろうな。
ここで反転し復路に着きます。
往路よりもさらに水位があがりもうギリギリな感じ。
大島川水門を抜け、
隅田川に戻りました。
川岸の桜は芝の緑と菜の花の黄色とカラフルコラボ。
ここまで見事にタイミングが重なったのは4年ぶりってガイドさんが言ってました。
隅田川を離れ水路に入り、
亀島川水門をくぐると日本橋川に戻ってきました。
箱崎ジャンクションの迫力は圧巻。
東京証券取引所前の桜を愛でて、
日本橋に戻ってきました。
思っていた以上に楽しく見どころの多い100分でした。
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